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大正銀座ウソつき推理録文豪探偵・兎田谷朔と架空の事件簿レビュー!口コミも合わせて

雑記

先日、友人から勧められて、「大正銀座ウソつき推理録文豪探偵・兎田谷朔と架空の事件簿」という本を読みました。

2022年7月にアルファポリス文庫から発売された小説です。

大正時代の銀座を舞台にした探偵ものとのことですが、個人的には現在を舞台にした小説が好み。

楽しめるだろうか?という危惧もありましたが、サクサクっと読めて、あっという間に読み終えてしまいました。

今回は「大正銀座ウソつき推理録文豪探偵・兎田谷朔と架空の事件簿」のレビューをお届けします。

読者の感想や口コミを合わせてご紹介します。

「大正銀座ウソつき推理録文豪探偵・兎田谷朔と架空の事件簿」の基本情報

作者は芥生夢子(あざみゆめこ)

本作品の作者は芥生夢子(あざみゆめこ)さん。

愛知県在住で、3匹の猫と暮らしているとのこと。

2021年2月に投稿開始した本作がアルファポリス第4回ホラー・ミステリー小説大賞「大賞」を受賞し、改題・改稿を経て2022年7月に書籍化・出版デビューしました。

アルファポリス第4回ホラー・ミステリー小説大賞大賞受賞作

「大正銀座ウソつき推理録文豪探偵・兎田谷朔と架空の事件簿」は、アルファポリス第4回ホラー・ミステリー小説大賞大賞受賞作品。

2025年7月には重版が決定しました。

書籍化から3年越しの重版ですから、地道に売れ続けてきたということでしょう。

さらにファンが増えるのではないでしょうか。

大正時代の銀座が舞台

本作品の舞台は大正時代の東京銀座。

個人的には現代を舞台にした小説が好きで、明治・大正時代を舞台にした作品はあまり読まない方ですが、「大正銀座ウソつき推理録文豪探偵・兎田谷朔と架空の事件簿」は抵抗なく読むことができました。

会話のテンポやノリが現代的だったり、英単語がところどころに登場することが理由かもしれません。

歴史的背景を知らなくても読めるところも魅力と言えるでしょう。

「大正銀座ウソつき推理録文豪探偵・兎田谷朔と架空の事件簿」レビュー

魅力的な主人公

「大正銀座ウソつき推理録文豪探偵・兎田谷朔と架空の事件簿」の魅力は、何といっても主人公の兎田谷朔(うさいだや はじめ)のキャラに尽きるといってもいいでしょう!

軽薄でだらしなく、頼りなさそうに見える兎田谷ですが、実は洞察力が鋭く、頼りがいがあり、情に厚いキャラクター。

本来は小説家ですが、探偵としての能力の方がむしろ高く、受けた仕事を見事にこなしていきます。

 

弟子の烏丸や千歳ら、脇を固める登場人物も生き生きと描かれており、心に傷を持つキャラも登場します。

主人公を中心に、生き生きと描かれた登場人物が物語を盛り上げてくれます。

各パートごとにそれぞれの登場人物の視点から描かれている

物語は、各パートごとにそれぞれの登場人物の視点から描かれています。

つまり、一人称が各パートごとに変わるんですね。

これが個人的には好きでした。

1つの出来事も、見る人によって見方や捉え方が変わりますからね。

サクサクと読めた理由の一つかもしれません。

ストーリーに奥行きがありいい意味で期待を裏切られる

いい意味で期待を裏切られたところも本作品の魅力でした。

漫画でもアニメでも、事件が解決すると、探偵が謎解きを解説するのが一般的。

ですが「大正銀座ウソつき推理録文豪探偵・兎田谷朔と架空の事件簿」は、事件が解決したと思ったら、さらに裏に隠された真相が明かされます。

ここで読者はいい意味で期待を裏切られますが、これが本作品の大きな魅力と言えるでしょう。

「大正銀座ウソつき推理録文豪探偵・兎田谷朔と架空の事件簿」口コミまとめ

読書メーターから「大正銀座ウソつき推理録文豪探偵・兎田谷朔と架空の事件簿」の感想・口コミをご紹介します。

続きが気になって久々の一気読み!読んでいくうちに自分の推理がことごとく外れて確かに先生に裏切られた。

 1つの章のなかに依頼人が満足する大団円解決と裏に隠された真相の2種類が描かれていてめちゃくちゃ面白かったです。

表の大団円解決と裏の真相の絡みがどれも面白かったです。裏はアレかなと予想した事より一歩先があり、程よく騙されて楽しめました。わざとインチキ推理をしていながら、依頼自体は達成しているという流れにも感心します。いい加減なようで、裏で暗躍している探偵も、コワモテ書生もいいキャラです。全体的に嫌な人が出てこないのも良い所だと思います。これは続編を期待したいです。

 練られたストーリーとコミカルなキャラクターたちがとてもいい!! 事件の二面性も面白く斬新なミステリーでした

「事件の二面性」「表の大団円解決と裏の真相」というのが、私が感じた「ストーリーに奥行きがある」ということですね。

続編を期待、という感想がありましたが、個人的にはアニメ化を期待したいです!

1クール12話のアニメにはピッタリでしょうし、裏に隠された真相には視聴者も驚くのではないでしょうか。

まとめ

芥生夢子さん作「大正銀座ウソつき推理録文豪探偵・兎田谷朔と架空の事件簿」のレビューと口コミをご紹介しました。

1つの事件に表の大団円解決と裏の真相がある本作品。

読みやすさと読みごたえを両立させた作品で、私は2日ほどで読破。

さっそく2周目を読んで、事件の伏線や登場人物の心理描写など、細かいところを楽しんでいます。

普段はあまり読まないジャンルの作品でしたが、かなり楽しめました。

あなたもぜひ手に取って、謎を解かない名探偵の世界を楽しんでみてくださいね!

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