映画逃亡者の黒幕ニコルズと真犯人の本当の目的を考察!最後どうなるかネタバレについても

映画

たまには古い映画でも見ようかなと思い、口コミがよかった1993年公開「逃亡者」をレンタル。
ストーリー、キャスト、映像の迫力などどれをとってもよかったです!
後半に入り徐々に真相が明らかになっていくところにも引き込まれました。

さてここでは「逃亡者」の黒幕チャールズ・ニコルズと、リチャード・キンブルの妻を殺害した真犯人フレデリック・サイクスの本当の目的について考察します。

ネット上には犯人たちの目的は「リチャード・キンブルを貶めようとしてその妻を殺害し、いかにもキンブルが殺害したように見せかけた」だという書き込みがありました。

たしかにリチャード・キンブルは妻殺害の容疑で逮捕され、死刑判決を受けましたね。
でもそれが黒幕と妻殺人の犯人の本当の目的だったのでしょうか?考察します。

 

映画「逃亡者」黒幕ニコルズと真犯人(殺害犯)の本当の目的は?

 

黒幕ニコルズと真犯人の本当の目的

映画「逃亡者」の黒幕チャールズ・ニコルズと、リチャード・キンブルの妻ヘレンを殺害したフレデリック・サイクスの本当の目的は、キンブルの妻ではなくキンブル本人を殺害することでした。

つまり「リチャード・キンブルを貶めようとしてその妻を殺害し、いかにもキンブルが殺害したように見せかけた」というネットの書き込みは違うということです。

映画を見ればわかるように、レンツやニコルズはニコルズが製薬会社が開発した新薬が承認されるよう、副作用を隠ぺいする偽装をしていました。しかしキンブルはその偽装に気が付きます。

偽装に気付いたキンブルの存在が邪魔になった黒幕ニコルズは、片腕が義手のサイクスを使いキンブルを消そうとします。

「妻殺害の濡れ衣をキンブルに着せるため」は間違い!

しかしチャリティパーティーから帰る途中、キンブルに病院から呼び出しがかかったため、妻だけが先に家に帰ります。

そのときサイクスは、ニコルズがキンブルから借りた鍵を使いキンブルの家に侵入し、クローゼットに隠れていました。

そしてまず妻ヘレンを殺害。そしてキンブルが帰ってくるのを待ちます。

しかしサイクスは妻を介抱するキンブルを殺そうとするも、もみ合った末殺害に失敗して逃走します。

キンブルは義手の男(サイクス)を捕まえるよう警察に訴えるも、キンブル自身が妻殺害の容疑をかけられ逮捕、死刑判決を受けます。

結果だけを見るとキンブルが死刑判決を受けるので黒幕ニコルズにとっては好都合です。

しかしこうなるのが黒幕チャールズ・ニコルズやキンブルの妻の殺害犯サイクスの狙いではありませんでした。
ニコルズはサイクスにキンブルを殺させるのが目的だったのです。

だから妻殺害の濡れ衣をキンブルに着せて、犯罪者に仕立てようとしたという解釈はまちがっています。

リチャード・キンブル死刑判決は偶然の積み重ね?

  • 拳銃や弾丸にキンブルの指紋がついていたこと
  • 家の押し入った形跡がないこと
  • キンブルを受取人にして、妻に生命保険がかけられたいたこと
  • ヘレンが死ぬ間際警察に電話し、キンブルの名前を口にしたこと
  • ヘレンの爪にキンブルの皮膚組織が残っていたこと

これらの状況証拠によりキンブルは死刑判決を受けます。

しかしそれはあくまで偶然が積み重なっただけこと。
事件の黒幕にとってキンブルが死刑判決を受けたことは都合はいいですが、本当の目的はキンブルを殺すことでした。

物語の最後・ラストシーンについて

キンブルがこの事件の黒幕がニコルズであることに気付きます。

キンブルは製薬会社のパーティに出席していたニコルズのもとを訪れます。
そしてニコルズがこの事件の首謀者だと非難します。

2人はパーティ会場を離れ、ホテルの部屋や屋上でもみあいになります。
ニコルズは銃まで使い応戦しますが、最後はキンブルに鉄パイプで殴られ倒れます。

そしてニコルズは警察の車に乗せられシーンがラストにありました。

おそらくこれからレンツ殺害や研究結果の偽装、キンブルの妻殺害についてきびしい取り調べを受けるはずです。

キンブルは再審が認められ、罪がなかったことが認められるでしょう。

キンブルにとってハッピーエンドですね。

映画「逃亡者」の感想

ずい分古い映画で評価も高かったのに、これまで観なかったことを後悔しました。傑作でした!

ストーリーが秀逸

この映画のいい点としてまずストーリーのよさが挙げられます。

主人公が濡れ衣を着せられ、それを晴らすために逃亡するという映画やドラマはいくつもあります。
この映画もよくあるえん罪の話ですが、実に複雑でよく練られているため見るものを飽きさせることがありません。
主人公が逃げながらも少しずつ真相に近づき、その中で話が二転三転するのですからそれもそのはずです。

最後は主人公キンブルに協力的であったニコルズが黒幕で、製薬会社や薬の副作用の隠ぺいまで関わっているというオチにはかなり驚かされました。

セリフが印象的

I didn’t kill my wife.「俺は妻を殺していない」ーI don’t care.「知ったことか」

このセリフのやり取り、最高です!逃走したキンブルがジェラードに追い詰められた時の会話です。

妻を殺していないキンブルの心の叫びと、キンブルにどんな事情があろうと、自分の仕事として狙った獲物は逃がさないジェラードの気持ちがよく表れたセリフです。

またエンディングの車の中でキンブルとジェラードの「優しいんだな」「まあね。皆には内緒だぞ」というのもよかったですね。

キンブルのえん罪が晴れて、ジェラードの仕事もひと段落してのやり取り。逃亡者と追跡者の心が通った一瞬でした。

映像の迫力も

映画序盤に囚人を乗せたバスが事故を起こし、そこに電車が突っ込む場面。

また主人公キンブルがダムにダイブするシーン。すごい迫力でした!

ダムに飛び込んだらさすがに死ぬだろう、と思うけど映画ですからね。

そして警察官や保安官による発砲シーン。
特に映画終盤、ヘリコプターからビル屋上にいるキンブルへの発砲は大迫力、臨場感たっぷりでした!

まとめ

  • 「逃亡者」のチャールズ・ニコルズとフレデリック・サイクスの本当の目的はキンブルを殺害すること
  • 妻殺害の濡れ衣をキンブルに着せようとしたというのは間違い

「逃亡者」の人気を受けてスピンオフ「追跡者」も作られましたが、こちらもよくできた映画です。合わせてご覧ください。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

追跡者(映画)でジョンロイスが情報漏洩でどんな役割を果たした?ネタバレや感想についても
1998年公開の映画「追跡者」。 冤罪を晴らすために逃げる元CIA特殊工作員と、それを追う連邦保安官代理を中心に話が進んでいきます。 さてこの映画ではジョン・ロイスが悪役、つまり情報漏洩に関わっていました。 唐突に現れたので、なんとな...
映画フェイクシティの感想と批評!キアヌ・リーブスの演技力や評価レビューについても
キアヌ・リーブス主演の「フェイクシティある男のルール」を見ました。2008年公開のサスペンスアクションです。 派手なアクションばかりの内容かなと思ったら、汚職や内部対立を取り扱ったストーリー重視の映画でした。 もちろん派手なドンパチもあ...
ハードソルジャー炎の奪還の感想とネタバレ!ベッキーの小指や結末・ラストがどうなったか
2012年公開のアメリカ映画「ハードソルジャー炎の奪還」を見ました。 私はヴァンダム作品はそれほど見たことがありません。 おそらくB級アクション映画だろうと軽い気持ちで見ましたが、予想に反して楽しむことができました! 頭を空っぽにして...
タイトルとURLをコピーしました