2月3日放送のアニメ「pet」(ペット)5話のあらすじとポイントの解説をまとめました!
内容についても考察もしています。
私は原作マンガをすでに読んでいますが、林と司が対峙する場面は何度見ても緊迫感がありますね。
なお「pet」の主要登場人物について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
この記事にはネタバレが含まれるのでご注意ください。
目次
アニメpet(ペット)5話のあらすじ
林が桂木から盗んだ車を発進させると、司が車の前に現れます。
司は車に乗り込むと、12年ぶりに林に会えたことを喜びます。
それに対して林は突然司が現れたことにすこし当惑の表情を浮かべます。
林は司に悟やメイリンのことを質問します。
司は林が自分のことより、悟やメイリンのことを心配したことにショックを受けます。
司は「林さんは悟のことは心配するくせに、俺のことはどうだっていいんだな」と言い、涙を流します。
また司は、林が情にまかせて人にヤマを分けてきたことや、自分が林の言いつけを守り会社のために働きてきたのに、林が自分のことを理解してくれないことを批判します。
さらに司は悟を潰されたくなかったら、今ここで自分を潰してみろと林に言います。
そのころホテルのバーにいた悟に、会社のジンが声をかけてきます。
ジンは「あなたのことは林から聞きている」と言い、悟との距離を一気に縮めます。
ジンは林のことや記憶操作の仕事の話、会社にまつわる昔話などをしますが、悟はその真意を図りかねます。
ジンのことを警戒していた悟でしたが、ジンは悟に社員(中国系マフィア)になってもらえないか、探りに来ていたのです。
かんたんですが以上が第5話のあらすじでした!
次に3話のポイントになるところを詳しく解説していきます。
アニメpet(ペット)5話ポイント解説
12年ぶりの再会
ヤマ親の林とヤマを分けてもらった司が12年ぶりに再会!
最初は顔が紅潮していたことから司の喜びがわかりますね。
司は臓器提供用の子どもだったので、もし林にヤマを分けてもらえなかったら廃人同然の人生を送っていたはずです。
それだけにヤマをくれた林は司にとって特別な存在です。
だからこそ司はこの再会を喜んだんですね。
でも嬉しそうな司に対して、林の表情は硬かったですね。
なぜ林の表情は硬かったのか?
林は司と分かれるとき、会社のために働くよう司に言い残してきました。
林はいずれ司を中国系マフィアの会社から救い出したいと思っていましたし、司と会うこともできると思っていました。
でも会社はそれを許しませんでした。
林はこの12年の間に司が会社側にとりこまれていないか、洗脳されていないかを心配していたのではないでしょうか?
12年前、記憶操作の仕事をする前の司しか林は知りません。
もしその間に司が会社側に取り込まれていたら、悟たちを助け出そうとしている林の敵です。
司が自分の敵か味方かを見極めたかったので、林の表情は自然と硬くなってしまったと考えられます。
すれ違う林と司の思い
林は司の話を聞いて、司はかなり会社に取り込まれていると感じたようです。
林はメイリンを鍵のない子にしてしまったことを深く後悔しています。
でも司は「メイリンは林の傑作だ。絶対反抗しないペットだ」と言い、続けてどんどん鍵のない子を作ればいいとさえ言います。
林は会っていない間に司が大きく変わってしまったことを感じ、またそれは自分の責任だと感じたはずです。
逆に司は、自分ではなく悟のことを心配した林に失望したようです。
また林が自分を迎えに来てくれると思っていたのに、逃げてしまったことにも不満を抱いていました。
林は司や悟を救い出すために姿を消したのですが、司にはその思いは届かなかったようです。
林と司の気持ちはすれ違い、これが後に大きな出来事へと繋がります。
ジンからの接触を警戒する悟
ジンに声をかけられた悟はジンに催眠をかけますが、潰し屋であるジンには催眠は効きません。
ジンは悟と話に来ただけと言いますが、悟の警戒は解けません。
ジンは悟のヤマ親である林の名前を出したり、会社の昔話をするなどして悟の警戒を解こうとします。
結局ジンは会社(中国系マフィア)の社員(社長の姪)で、悟を社員にしようと接近してきたことがわかります。
会社は悟を社員にして、便利に使える道具にしたいと考えたのではないでしょうか。
社員にしてしまえば前より会社の言うことを聞くでしょうし、もし会社の言うことを聞かなければ司に潰させる、と暗に脅しをかけることもできます。
中国系マフィアの会社ですから、アメとムチを使い分けて悟を利用できるだけ利用しようと考えたと思われます。
届かない林の想い
林は本当は司と分かれたくなかったはずです。
でも会社がそれを許さなかったため、仕方なく司を分かれ悟と暮らすようにないます。
12年間も放っておかれた司はそれに納得していませんでした。
親しみや敬愛の気持ちと同時に、林に対して憎しみや怒りなど感情も持っていたと考えられます。
司は林と暮らすことになった悟にも嫉妬心もあったでしょう。
林は会っていない12年の間に司がずいぶん変わってしまったと思ったに違いありません。
すれ違ったままの2人は対立し、能力による対決をすることになってしまいます。
「鍵」の解説
「pet」における記憶操作を理解する上で大事な「鍵」という用語はすでに3話で出てきましたが、5話でも解説する場面が出てきました。
ここでもう一度「鍵」について確認します。
林や司ら記憶操作能力者は、他人の感情を自分のことのように感じ取ってしまう強い力を持っています。
この力を感応性と呼びます。
彼らは人と感応しすぎ、他人の記憶を自分の記憶のように受け取ってしまい、自分自身の記憶を作ることができません。
そこでヤマ親からもらった「ヤマ」を「タニ」で囲み、感応性を鈍くする必要があります。
こうすることで自分のことと外の世界を区別しています。
このことを「鍵」といいます。
この「鍵」が弱いと勝手に他人に自分のヤマに入られて、記憶をいじられたり潰されたりしてしまいます。
だから彼らは「鍵」を強くして、自分のヤマに他人を入れないようにしています。
強い鍵を持つ能力者こそ優秀な記憶操作能力者といっていいでしょう。
第6話では林と司の「鍵」をめぐる攻防が見られるはずです!
アニメpet(ペット)5話感想および6話の見どころ
第5話では林と司の緊迫したやり取りに注目が集まりました!
林は司を忘れたわけではありませんし、中国マフィアの会社から救い出そうと思っていました。
ただ司と離れていた12年の間に、司が会社側の人間になっていないか、警戒する気持ちがあったようですね。
「(メイリンのような)ベビーくらいいくらでも作ってやればいい」と司が言ったので、会っていない期間に司はかなり変わってしまったという印象を林は持ったはずです。
司は林が自分ではなく、まず最初に悟の心配をしたことがショックのようでしたね。
もし林が最初に「元気だったか?」「会えずに申し訳なかった」など司を気遣う言葉を発していたら、別の流れになっていたかもしれません。
ちょっとしたすれ違いが大きな人間関係の亀裂につながることはありますが、林と司の場合もそうでしたね。
さて次回第6話ですが林と司の直接対決です!
私はマンガを読んでいるので決着は知っていますが、意外な形で終わります。
司は自分で言っていたように、能力にバリエーションが増えていましたね!
どんな決着になるか、楽しみにしていてくださいね。
まとめ
アニメ「pet」第5話の大まかなあらすじは
- 司は林との久しぶりの再会に喜ぶ
- 林は司を警戒しつつ、悟の様子を尋ねる
- 司は林が自分より悟を心配したことに不満を持つ
- 林と司の気持ちはすれ違いを見せる
- 悟は会社のジンから話しかけられ、社員にならないかとスカウトされる
第6話はいよいよ林vs司の能力者対決です!
司は林からヤマを分けてもらいましたが、それから時間が経過し記憶操作の能力はずいぶん高くなっています。
かなり際どい勝負になることが予想されます。
楽しみですね!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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