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交渉人真下正義/犯人は誰?正体や動機が明かされない理由を考察

踊る大捜査線

「交渉人真下正義」を見ていて一番気になったのは、結局のところ犯人は誰だったのかということ。

捜査によって犯人につながる人物は浮かび上がりますが、最後まで正体がはっきりすることはありません。

それだけでなく、こんな疑問も残ります。

  • なぜ事件を起こしたのか
  • なぜ真下を交渉相手に選んだのか

特に不可解なのが、犯人と声紋が一致した羽田裕一の存在。

すでに死亡している人物の声と犯人の声がなぜ一致したのか。

この記事では、「交渉人 真下正義」の犯人は結局誰なのか、映画の中で分かっていることもとに整理します。

さらに、犯人の動機や真下を選んだ理由を考察し、なぜ最後まで正体が明かされなかったのかについても考えていきます。

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映画「交渉人 真下正義」犯人の正体は誰?

結論:犯人の正体は最後まで明かされない

最初に結論からいうと、「交渉人 真下正義」では犯人の正体は最後まで明らかになりません。

犯人は「弾丸ライナー」と名乗り、東京の地下鉄を舞台に事件を起こします。

警察との交渉相手として指名したのが真下正義。

捜査は犯人につながるところまで進みますが、氏名や顔が判明し、逮捕されるという一般的な刑事映画の結末にはなりません。

犯人と思われる人物が乗っている車を真下が追い詰めるものの、その車は目の前で爆発。

犯人が本当に車内にいたのか、爆発によって死亡したのかについても、はっきりとは描かれません。

つまり「犯人は誰だったのか」という最大の疑問そのものは残されたまま映画は終わります。

羽田裕一は犯人なのか?

捜査で犯人に最も近づいたと思われるのが羽田裕一という人物。

犯人はボイスチェンジャーを使って真下と話していましたが、交渉課が元の声を分析。その声紋が、過去に警察へ電話をかけてきた羽田裕一のものと一致します。

さらに羽田は地下鉄のシステム構築に関わった会社に勤務していた人物でした。

これだけを見ると、羽田が犯人だったと考えたくなります。

羽田は死亡していた

ところが調べてみると、羽田裕一はすでに交通事故で死亡していました。

ここで捜査は大きな謎にぶつかります。

死亡している羽田と、現在真下と話している犯人の声紋がなぜ一致したのでしょうか。

羽田が実は生きていたのか、別の人物が羽田の声を利用したのか。

それとも別の事情があったのか。

映画では答えが示されていないため、羽田裕一を犯人と断定することはできません。

ラストで爆発した車に犯人は乗っていた?

もう一つ気になるのが、ラストで爆発する車です。

真下は犯人が使用していると思われる車を発見して追いかけます。しかし、あと少しというところで車は爆発してしまいます。

この場面だけを見ると、「犯人が自爆した」と受け取ることもできます。

ただし、犯人が車に乗っている姿は確認できません。

もし犯人が乗って死亡したのであれば、その後に遺体の身元を調べることになるはずです。しかし映画では、そこまで描かれていません。

反対に無人だったとすれば、犯人はどこかで車から降りていたことになります。

結局、爆発した車に犯人が乗っていたのかどうかも不明です。

犯人の生死まで分からないことが、正体をさらに謎めいたものにしています。

 

「交渉人 真下正義」犯人の動機は?

事件を起こした目的は最後まで不明

個人的に最も気になったのは、犯人の正体以上に「なぜ事件を起こしたのか」という点。

現実の事件でも小説や映画でも、犯人がなぜ事件を起こしたのかという動機は重要な部分です。

ところが「交渉人 真下正義」では、犯人の具体的な動機も明らかになりません。

金銭を要求するわけでもなく、政治的な目的が示されるわけでもありません。特定の人物に対する復讐だったとも説明されていません。

地下鉄を混乱させ、多くの人を危険にさらしながら、真下とのやり取りを楽しんでいるようにも見えます。

そのため、愉快犯だったと考えることもできます。

ただ、かなり以前から準備していたと思われる事件だけに、単に騒ぎを起こしたかっただけなのかという疑問も残ります。

なぜ真下正義を交渉相手に選んだのか

犯人は警察なら誰でもよかったわけではありません。

交渉相手として真下正義を指名しています。

犯人は、以前の事件後に真下が「警視庁初の交渉人」としてテレビの取材を受けた映像を見ていました。

この映像が、犯人が真下に興味を持ったきっかけだったと考えられます。

自分が仕掛けた事件を真下が解決できるのか試してみたい。

そんな知恵比べの相手として真下を選んだようにも見えました。

ただし、「なぜそこまで真下に執着したのか」という理由までは明かされません。

真下に恨みがあったわけでもなく、過去に接点があったことも示されていません。

犯人にとって事件そのものが目的というより、真下とのゲームを楽しむことが目的だったのでしょうか。

雪乃とコンサートの予定をなぜ知っていた?

真下を狙っていたと考えると、もう一つ疑問が出てきます。

犯人は真下の仕事だけでなく、柏木雪乃の存在やコンサートに関係する情報まで把握していたように見えるからです。

雪乃はクリスマスイブに真下とコンサートへ行く予定でした。

しかし事件が発生したため、真下は仕事へ向かい、雪乃は一人でコンサート会場へ行くことになります。

そのコンサート会場も事件に巻き込まれます。

犯人が真下を精神的に追い込むために意図して会場を狙ったのであれば、真下と雪乃の関係だけでなく、その日の予定まで事前に調べていたことになります。

では犯人はどのようにしてそこまで詳しい情報を入手したのか?

この点についても明確な説明はありません。

真下を単にテレビで知っただけでは説明しにくく、犯人が以前から真下についてかなり調べていた可能性も考えられます。

「交渉人 真下正義」犯人の正体や動機が明かされない理由を考察

犯人との知恵比べを描くことが目的だった?

犯人の正体をあえて見せなかった理由として考えられるのが、この映画では犯人探しよりも、真下と犯人の知恵比べを描くことを重視したということです。

公式の作品紹介でも、真下と姿の見えない犯人による「知能戦」が作品の軸として紹介されています。

犯人は次々と問題を出し、真下たちがそれを解いていく。

誰が犯人なのかというミステリーよりも、「次に何が起きるのか」「真下は犯人の狙いを見抜けるのか」という展開を楽しむ作品だったのでしょう。

そう考えると、犯人が最後まで姿を見せないことにも一定の意味はあります。

姿が見えないからこそ、犯人の不気味さを最後まで残すことができます。

あえて謎を残すラストにした可能性

犯人を逮捕してすべてを説明するのではなく、あえて謎を残して終わらせたとも考えられます。

羽田裕一との声紋の一致、犯人の動機、最後の車の爆発など、答えが出ない要素は一つだけではありません。

そのため、単純な説明不足というより、犯人を「正体の分からない存在」のまま残すことを狙った結末だった可能性があります。

実際、映画公開後から「結局犯人は誰だったのか」という疑問は長く語られてきました。

答えを提示しないことで、見た人それぞれが犯人について考えられる余地を残したともいえるでしょう。

犯人がわからない結末について感じたこと

ただ、個人的には少し物足りなさが残りました。

「踊る大捜査線」シリーズは好きですが、事件ものを見るときは「誰がやったのか」だけでなく、「なぜやったのか」も重要だと思っています。

特に今回の事件は大掛かりです。

地下鉄を混乱させ、爆発物を用意し、警察を翻弄するほどの計画を立てています。

そこまでして犯人は何をしたかったのでしょうか。

真下と知恵比べをしたかっただけなのか。それとも真下自身を試したかったのか。

さらに、雪乃との関係やコンサートの予定まで調べていたとすれば、犯人が真下にこだわった理由がもう少し描かれていてもよかったように感じます。

正体を明かさない終わり方はありだと思います。

ただ、正体だけでなく動機まで分からないため、事件の核心部分が抜けたまま終わってしまった印象も残りました。

 

まとめ

  • 「交渉人 真下正義」の犯人の正体は最後まで明らかにならない
  • 犯人の声紋は羽田裕一と一致するが、羽田はすでに死亡していた
  • ラストで爆発した車に犯人が乗っていたのかも不明
  • 事件を起こした具体的な動機も明かされていない
  • 犯人はテレビで真下を知り、交渉相手として指名したと考えられる
  • 真下と雪乃の関係やコンサートの予定をどこまで調べていたのかも謎が残る

「交渉人 真下正義」は、犯人を捕まえてすべての謎が解決するタイプの作品ではありません。

姿の見えない犯人との知恵比べを楽しむ作品だからこそ、正体を明かさない結末にしたのでしょう。

ただ犯人の動機や真下に執着した理由まで分からない点については、やはり少し物足りなさを感じました。

最後までご覧いただきありがとうございました!

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