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小市民シリーズ/誘拐事件の黒幕は?夏期限定トロピカルパフェ事件の結末についても

小市民シリーズ

「小市民シリーズ」第二弾の「夏期限定トロピカルパフェ事件」。

船戸高校1年の小佐内ゆきが誘拐されるという事件が起きます。

小佐内さんの自宅に、身代金を要求する電話がかかってきたのです。

事件は石和馳美(いさわはせみ)を中心とするグループによるものでした。

ところが誘拐事件には黒幕と言える存在がいたのです。

今回は「夏期限定トロピカルパフェ事件」の小佐内ゆき誘拐事件の黒幕を解説します。

事件の結末についてもまとめました。

なお、この記事にはネタバレがあります。

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「小市民シリーズ」小佐内ゆき誘拐事件の黒幕は誰?

小佐内ゆき誘拐事件の黒幕は小佐内ゆき

さっそく結論ですが、「小市民シリーズ」第二弾の「夏期限定トロピカルパフェ事件」の誘拐事件の黒幕は小佐内ゆきです。

小佐内さんを誘拐したのは、非行グループのリーダーである石和馳美(いさわはせみ)。

ですが、事件の裏で暗躍していたのが小佐内さん自身。

誘拐事件は小佐内さんにより誘導されたものだったのです。

小佐内さん・石和馳美・川俣さなえの関係

ここで小佐内さん・石和馳美・川俣さなえの関係を整理します。

3人は鷹羽中学出身の同級生。

このうち、石和馳美は中学3年の時に、合法ドラッグ使用で補導されたことがありました。

川俣さなえも石和らと薬遊びをしていましたが、小佐内さんの手助けにより、石和のグループから抜け出すことができました。

 

ところが保護観察機関が終わると、石和は密告者探しを開始。

石和に疑われることを恐れた川俣さなえは、「もう一度、抜ける手助けをしろ。そうしなければお前を石和に引き渡す」と小佐内さんを脅したのです。

中学時代にさなえを助けたのが小佐内さんであることを知った石和は、小佐内さんを憎むように。

こうして誘拐事件につながっていくのです。

小佐内さんは石和馳美に誘拐されることを知っていた

小佐内さんは、石和馳美が自分を捕まえて、どこかに連れていき、痛い目に合わせるだろうということを、夏休み前から知っていました。

川俣さなえが教えてくれたからです。

実は、川俣さなえが内通者だったのです。

小佐内さんは川俣さなえから、いつどこで石和のグループが小佐内さんを誘拐するかについて情報を聞いていました。

決行日は8月19日でした。

自分を助けてもらうために小佐内さんは小鳩くんを教育

石和に誘拐されることを知った小佐内さんは、”小佐内スイーツセレクション・夏”を使い、小鳩くんを教育(言葉は悪いですが)。

夏休み中、”小佐内スイーツセレクション・夏”に基づいて、小島くんは小佐内さんと一緒に市内のスイーツ店巡りに。

小佐内さんに付き合わされた小鳩くんは、どこにどんな店があり、どんなスイーツを売っているか、すっかり覚えてしまいました。

「夏期限定トロピカルパフェ事件」の第二章「シャルロットはぼくのもの」で、小鳩くんがシャルロットを食べてしまったことも、小佐内さんが小鳩くんを連れまわすのに役立ちましたね。

 

事件当日、「りんごあめを四つとカヌレを一つ買ってきてください」という小佐内さんからのメールが小鳩くんのケータイに。

”小佐内スイーツセレクション・夏”の地図を完全に覚えていた小鳩くんは、小佐内さんが拉致(らち)されているだろう場所を特定し、救助へ。

知らず知らずのうちに、小鳩くんは小佐内さんの計画に利用されていたのです。

小佐内さんは身代金要求の濡れ衣を石和に着せた

「夏期限定トロピカルパフェ事件」の第四章「おいで、キャンディーをあげる」で、小鳩くんは小佐内さんのマンションを訪問。

8月19日の午後1時のことでしたが、小佐内さんは不在でした。

このとき小佐内さん宅に、500万円の身代金を要求する電話がかかってきます。

実は、電話は小佐内さんが川俣さなえにかけさせたもので、石和馳美は身代金要求には一切かかわっていませんでした。

小佐内さんは身代金要求の濡れ衣を石和に着せようとしたのです。

 

本来であれば、拉致監禁の罪に問われるだけでしたが、小佐内さんは身代金目的略取という、やってもいない罪を石和馳美にかぶせたのです

こうして、小佐内さんは見事に石和馳美への復讐を果たしたのでした。

 

「夏期限定トロピカルパフェ事件」の結末を解説

石和馳美は少年院へ

小佐内ゆき誘拐事件は、新聞の地方版に少し掲載されたとのこと。

警察に逮捕された石和馳美は少年院に送られますが、罪状は小鳩くんのもとには伝わった来なかったようです。

そのため推測するしかありませんが、拉致監禁のほかに、堂島健吾への傷害、身代金目的略取も加わり、少年院送りになったのではないでしょうか。

小佐内さんと小鳩くんの互恵関係は解消

「夏期限定トロピカルパフェ事件」の終章「スイート・メモリー」で、小佐内さんと小鳩くんは互恵関係を解消。

2人がいっしょにいる限り、小市民を目指すと言いつつも、実際に小市民になりきることはできないと考えたからです。

小佐内さんの「小鳩くんとのスイーツめぐり・・・楽しい気持ちもなくはなかった」という言葉が、何とも印象的。

小鳩くんも同じように考えていたようです。

 

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まとめ

  • 「夏期限定トロピカルパフェ事件」の誘拐事件の黒幕は小佐内ゆき
  • 中学時代、小佐内ゆきは川俣さなえが石和馳美のグループから抜け出すのを手伝った
  • 石和馳美は小佐内ゆきを憎んでいたため、誘拐して痛い目に合わせるつもりでいた
  • 内通者である川俣さなえから誘拐の計画を知った小佐内ゆきは、小鳩常悟朗をスイーツめぐりに付き合わせて、助けてもらえるように準備をした
  • 石和馳美は逮捕され少年院へ
  • 小佐内と小鳩の互恵関係は解消

読後に切ない思いが残った「夏期限定トロピカルパフェ事件」でした。

最後までご覧いただきありがとうございました!

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