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タイ・モン民族陶芸文化を未来へ伝えるクラウドファンディングをご紹介

雑記

タイのバンコク郊外のクレット島に残る少数民族の陶芸文化が危機に瀕しています。

気候変動による水害や都市化の影響を受けているためです。

少数民族の陶芸文化の知恵と技を未来に残すため、文化研究者・森谷峻介さんが文化紹介書籍を制作中。

クラウドファンディングを立ち上げ、資金を集めています。

クラファンの期限は2025年11月12日。

現地職人や郷土史家の声を記録し、次世代へ伝えるこの挑戦。

皆様の温かい支援をお待ちしています。

>>>タイ・モン民族陶芸文化を守るクラファンページに行く

 

クラウドファンディング運営者・森谷峻介のプロフィール

運営者のプロフィール

  • 1993年生まれ、和光大学芸術学科卒(芸術学学士)
  • 文化人類学・博物館学分野で研究・執筆経験
  • タイ・ノンタブリー県クレット島の陶芸職人との共同制作・現地取材
  • 出版企画・翻訳・映像記録など多角的な文化活動を継続中

森谷峻介さん(1993年生まれ)は、和光大学で芸術学を専攻。

文化人類学・博物館学の分野で研究・執筆を行ってきました。

タイ旅行をきっかけに、バンコク郊外のクレット島に残る少数民族の陶芸文化に興味を持つようになります。

現在も現地で取材するかたわら、伝統工芸の記録や出版活動を続けています。

貴重な陶芸文化が失われるという危機感がクラファンのきっかけ

森谷さんがクラウドファンディングを始めようと思ったきっかけは、タイのバンコク近郊、クレット島のMon民族による貴重な陶芸文化とその景観が、都市化や気候変動の影響で失われつつある現状に強い危機感を覚えたこと。

森谷さんは、この島が単なる陶芸の村ではなく、自然と人の営みが融合した独自の文化的景観としての価値を持つ場所だと気づきます。

特に、日本の失われた窯業地帯と似た風景を見て、クレット島の伝統がいかに貴重かを痛感。

使命のバトンが託された

現地で恩師から陶芸技術や伝統の重みを学びましたが、帰国直後に恩師の訃報に接し、「使命のバトンが託された」と感じました。

水害による窯の被害や職人の高齢化など、文化が消滅する危機に直面している現状を変えるため、Mon民族の歴史と陶芸の価値、直面する危機を記録し、世界へ発信するための「本」を制作することを決意。

この本の制作費用と、現地への還元を目的として今回のクラウドファンディングを立ち上げました。

クレット島に息づくMon民族の陶芸文化

タイの首都バンコク近郊、チャオプラヤー川に浮かぶクレット島は、都市の喧騒から隔絶された場所で、少数民族であるMon民族が何世代にもわたり土と向き合い、独自の陶芸文化を守り続けています。

この首都圏に近い地域で、彼らは自然と共生しながら文化を継承し、その営みが島の湿地の生成・維持にも一役買っています。

日本の失われた窯業地帯と似た貴重な文化的景観を持つこの島は、日帰り観光だけでは知り得ない深い文化的価値に満ちています。

豊かな自然との共生が生んだ陶芸文化

かつて広大な水田地帯だったクレット島では、生活に不可欠な土器の需要から陶芸文化が根付きました。

水害と共生するため、自ら水路を掘り、高床式住居に住む彼らの暮らしは、自然と折り合いをつけながら文化を守り続けた歴史の結晶です。

島全体が、自然と人の営みが融合した独自の文化的景観を形成しています。

繊細な粘土と独自の技術

島の粘土は粒子が細かく、砂の含有量が少ないのが特徴。

繊細な加工が必要ですが、その特性を活かしてじっくり焼成すると、備前焼のような重厚な仕上がりの器が生まれるポテンシャルを秘めています。

伝統的な技で形作られた作品には、素朴さと力強さ、そして長年にわたり守られてきた知恵と誇りが込められています。

緻密な模様と歴史的意義

モン民族は、生乾きの器に緻密な模様を施します。

この模様は、命と宇宙のつながりを感じてきた人々の世界観「三界」に関わるものが多く、一つひとつに深い意味が込められています。

このタイの無釉の陶器は「南蛮焼き締め」と呼ばれ、沖縄の泡盛の伝来とともに日本の陶芸文化に大きく寄与した歴史があります。

危機に直面する伝統

現在、クレット島のMon民族の陶芸文化は深刻な危機に直面しています。

気候変動による大規模な水害が窯にダメージを与え、修復が追いつかない現状や、良質な土の採取の困難、宅地化による景観の変化、職人の高齢化による後継者不足が深刻化しています。

貴重な技術や文化が消滅する恐れが高まっており、その継承のための支援が今、求められています。

クラウドファンディングの目的:消えゆくモン陶芸文化の継承

貴重な伝統と文化的景観の記録・発信

タイ・クレット島のMon民族による陶芸文化は、都市化や気候変動(水害)により消滅の危機に瀕しています。

この島は、自然と共生し、何世代も受け継がれた技術と文化、独自の文化的景観を持つ極めて貴重な場所です。

本クラファンの第一の目的は、このかけがえのない文化を記録し、未来へ伝えることです。

具体的には、Mon民族の歴史、陶芸の価値、職人の声、そして直面する現実を詳細に捉えた一冊の「本」を制作します。

島の粘土の特性や、三界の思想が込められた模様、「南蛮焼き締め」としての歴史的意義など、深い魅力を世界に発信します。

この記録を通じて多くの人にMon陶芸を知ってもらい、文化継承への関心と支援のきっかけを作りたいと考えています。

支援金の使い道

今回のクラウドファンディングで集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 設備費
  • 人件費
  • 広報/宣伝費
  • リターン仕入れ費

リターンについて

今回のクラウドファンディングでは、5,000円から300,000円の幅広い価格帯でのリターンを用意。

デジタル・書籍・グッズ・体験・名誉・スポンサーなどのカテゴリに分類されています。

デジタル・書籍系リターン(5,000円〜15,000円)

5,000円では電子書籍(PDF版)と陶芸制作のメイキング動画を提供。

10,000円のメインリターンは、紙版の完成書籍1冊と心を込めたお礼状です。

15,000円では書籍に加え、制作過程の定期報告(メール)やデジタル写真集が付帯します。

モノ・グッズ系リターン(30,000円〜50,000円)

30,000円の「手にとる文化遺産プラン」では、クレット島の陶芸家による一点もののオリジナル陶芸作品と書籍を提供。

50,000円ではサイン入り陶器レプリカや少数民族陶器サンプル、特装版書籍など、コレクター向けのセットを用意しています。

体験・参加型リターン(100,000円〜150,000円)

100,000円で現地クレット島での陶芸制作体験イベントへの招待と特装版書籍を提供。

150,000円では工房訪問ツアーや伝統陶芸ライブデモ体験、島内ガイドツアーなど、よりディープな体験が可能です。

名誉・感謝系リターン(20,000円〜50,000円〜)

書籍へのお名前掲載や、陶芸作品カタログへの名前掲載、ウェブサイトでの支援者一覧掲載など、支援の証を未来に残すリターンを設定しています。

スポンサー・法人向けリターン(100,000円〜300,000円〜)

企業ロゴの出版物や展示会での掲示、協賛イベントの特別出展権など、企業の社会貢献活動をPRできるオプションを提供しています。

リターンの詳しい内容については、クラファン募集のページをご覧ください。

クラファンの期限は2025年11月12日

今回のクラウドファンディングプロジェクトの期限は2025年11月12日(水)。

All-In方式で行われ、目標金額に到達しなくても、期間内に集まった支援金の全額を受け取れます。

皆様の支援をお待ちしております。

まとめ

タイ・モン民族の陶芸文化を未来に残すために、皆様の温かいご支援を心よりお待ちしています。

最後までご覧いただきありがとうございました!

 

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