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「かくしごと」未来編のあらすじネタバレ!最終回・結末で可久士は死亡するかについても

かくしごと

「かくしごと」はマンガ単行本もアニメも

  • 姫ちゃん18歳編(ここでは未来編と呼びます)
  • 姫ちゃん小学4年生編

この2つのストーリーが同時に進んでいきます。

姫が小学4年の話は、ほどよいギャグ、キャラクターの魅力、そして未来編への伏線が絶妙にが織り交ぜられ、思わず「クスッ」とさせられる内容になっています。

一方の未来編は

  • 姫が18歳になるまでに姫や可久士に何があったのか?
  • 姫の母親はどうなったのか?

など、謎や疑問を残す展開になっています。

ここでは単行本11巻までの内容をもとに「かくしごと」未来編のあらすじを1巻から順にネタバレします!

なおアニメの未来編も原作マンガの未来編と同じ流れで進んでいきます。

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「かくしごと」単行本は何巻で終了する?

2020年5月現在「かくしごと」の単行本は11巻まで刊行され、同時にアニメが放送中です。

ここで気になるのは以下の2点。

  • 「かくしごと」の単行本は何巻で終了するのか?
  • 「かくしごと」アニメ1期は単行本の何巻まで放送するのか?

この疑問に対するヒントは単行本10巻にありました。

作者の久米田康治さんが

おそらく12巻が最終巻になると思います。

アニメも漫画も久米田康治も全て2020年に終了です。

引用元:「かくしごと」10巻

と書いています。

「久米田康治が終了」というのはもちろんジョークで、「久米田先生の次回作に、ご期待ください」と続いています(笑。

「かくしごと」の最終巻になるであろう12巻が6月または7月に発売され、その後アニメも2020年中にエンディングを迎えると思われます。

そのためここでは単行本11巻までの内容をもとに、未来編のあらすじを1巻から順に書いていきます。

 

「かくしごと」未来編1巻~12巻のあらすじネタバレ!過去編についても

1巻:パンドラの箱

18歳の誕生日、姫は「パンドラの箱」の鍵を手に入れます。

「パンドラの箱」とは、メジャーな観光地・鎌倉の七里ヶ浜駅の裏手の階段を100段登ったところにある1軒の古びた家でした。

鍵を開け、家の中に入ると、姫は父親がマンガを描く仕事をしていたことを初めて知ります。

父親の「隠し事」とは「描く仕事」だったことを知りますが、姫は「何も隠すことないのに・・・」と思います。

家の中を見渡すと、姫は家の間取りが中目黒のお家と全くいっしょであることに気が付きます。

このころこの近くで、かつて可久士の元アシスタント・墨田羅砂と元編集担当の十丸院五月が話をしていました。

羅砂は「ついに知っちゃたか」とつぶやきます。

2巻:知るのが怖かった・・・

鎌倉の家は中目黒に家と全くいっしょの作りになっていることを姫は確信します。

羅砂は「自分は世界一読者に嫌われている」と可久士が思っていたと回想しますが、姫も父親は読者から嫌われていたから隠し事をしていた?と疑問に思います。

しかし「後藤先生がんばってください」「下ネタサイコー」などと書かれたファンレターを見つけると、姫は「(可久士は)案外愛されていたんじゃん」と思います。

姫は父親の仕事を知ろうとしなかったのです。

なぜなら知るのが怖かったから。

父親の仕事を知ることで、他の知らなくてもいいことまで知ってしまい、2人の幸せな生活が壊れてしまう気がしたからです。

そんなことを思いながら姫が家の押し入れを開けると、17才から20才までの4つの箱がありました。

それは中目黒の家にあった箱の続きでした。

このころ家の近くには、こっそり姫の後をつけてきた小学校時代の友達らが「姫ちゃん、大丈夫かな」と心配していました。

3巻:箱の続きは・・・

中目黒の家の押し入れにあった箱は姫の母親が残してくれたものでした。

それぞれの箱には「9才」「10才」などの歳が書いてあり、姫がその年齢になったら必要になるであろうものが入っていました。

衣類、本、DVD、文具、雑貨・・・どれもありふれた品々ばかり。

中には時間が経過し、流行から遅れた衣類もありましたが、姫はその品々を見て、母親と過ごした時間を愛おしく感じていました。

しかし鎌倉の家にある続きの箱に姫は違和感を感じます。

よく見ると箱に書かれた字は父親の字でした。

「続きの箱はお父さんが置いたんだ」と姫は気づきます。

4巻:日常こそが一番の・・・

姫が箱を開けると、そこにはとてもつまらないマンガが入っていました。

剣も魔法も出てこない、何のハプニングもおきない、ただ父・母・娘の3人が平凡な日々を暮らす内容でした。

でもそのつまらない日常こそが一番の夢物語でした。

そのころ可久士の元アシスタント・志治仰が書店で働いていると、「消えた漫画家」という本を買うお客がいました。

表紙に「後藤可久士」の名があることを認めると、志治仰は店から出る客の背中に向けて「それ、うそですよ」とひとこと言います。

鎌倉の家の外で待っている姫の友だちのところに一子先生がやってきます。

良いニュースと悪いニュースが一つずつあるようです。

5巻:なんで辞めちゃったんだろう・・・

どうして鎌倉と中目黒の家が同じ作りなのか、姫は不思議に感じながら欄間を見上げると、そこには自分たち家族3人をモチーフにした絵がありました。

この家は姫たち家族3人が暮らすはずの家でした。

羅砂と十丸院の会話から、可久士は鎌倉の家に住みたかったが、男で一人で連載マンガを描き、子育てもするのはムリだったので、鎌倉の家と同じ間取りの家を中目黒に建てたことがわかります。

 

姫は可久士が「描く仕事」を辞めた日のことを思い出していました。

嫌なこと、不安なことがあると可久士は縁側から家の入る癖がありましたが、その日も縁側から帰ってきました。

そして姫に心配させないため、「ヘッドハンティング(された)」「スキルアップ」などの言葉を並べ、いい条件の転職先が決まったと姫に言います。

でも姫には可久士が仕事をやめたことに気づいていました。

「なんで辞めちゃったんだろう?」「売れなくなったから?」

そうではありませんでした。

可久士は「もう何を書いても笑ってもらえない」と思い、マンガを描けなくなったのです。

自分の悲惨なプレイベートを世間に知られることは、ギャグ漫画家が仕事を続けている上で大きな障害になる、と可久士は感じたようです。

6巻:だれか頻繁に出入りしている?

姫は鎌倉の家が自分たちの家であることに気がつくと、さっそく掃除を始めます。

一通り家の中を掃除すると「何年も放置していたのにキレイすぎる。だれか頻繁に出入りしている?」と姫は疑問に思います。

羅砂と十丸院は、可久士が幼い姫を育てていくにはマンガを書いて稼ぐしかなかった。

でもあんな状況で下ネタのマンガを描いていたんだから、不謹慎と思われても仕方がない、と回想します。

 

そのころ姫の同級生と一子先生の脇をかっこいい若者が登っていきます。

姫が家の鍵を送ってくれた人について想像していると、その若者が「はじめまして。姉さん」とあいっさつ。

姫が「お父さんの隠し子?」と言うと、その若者は「違ーよ」と返します。

7巻:安心した

姫の前に現れた若者は有名な歌舞伎役者・石川斎蔵の息子で、すでに襲名披露も行っていました。

若者は姫に「可久士は石川斎蔵と斎蔵の妾(めかけ)の間に産まれた子」であることを伝えます。

石川斎蔵は可久士を認知していませんでしたが。

それでも可久士と若者の母親は腹違いの兄妹の関係で、姫と若者は関係上はいとこのようです。

姫はその話を聞いて「安心した」と一言。

なぜなら可久士は姫にやさしすぎたから。

 

羅砂は可久士が歌舞伎役者の子であることを知っていました。

ひとつ間違えば可久士はマンガ家ではなく、歌舞伎役者になっていたかもしれません。

一方、可久士の妻であり姫の母親である女性の父親は日本画の巨匠・戒潟魁吏。

姫は歌舞伎役者と画家という芸術家の血を引き継いでいるのです。

羅砂は、可久士が妻との結婚を戒潟魁吏に反対されていたのは、相容れない芸術家同士の確執によるとばっちりなのかも、と感じていました。

そのころ千田奈留は、ある会社を訪れていました。

8巻:カギを姫にくれたのは・・・

週刊誌の記者になっていた千田奈留は、個人的な興味で可久士の事故について調べに来ていました。

会社からは取材を拒否されますが、千田奈留は一緒に働いていたという男性から声をかけられ、当時の様子を聞くことができました。

 

マンガ家を辞めた可久士は会社の倉庫で働いていた時、上から大量の少年雑誌が崩れ落ちてきて、押しつぶされてしまっていました。

どうやら会社で働く人間がマンガのネタバレをするために、雑誌を1冊抜いたことが原因で事故が起こったようです。

その当時、マンガ家を辞めた可久士の生活は苦しく、肉体労働を掛け持ちしていました。

実は可久士の妻は海難事故で行方不明になっており、可久士は稼いだ金のほとんどを妻の捜索に使っていたのです。

そして姫が中学生の時に有名漫画家G氏今も妻を待ち続ける」という記事が美談として週刊誌に掲載されます。

これに対してネット上には「奥さん死んでるのに下ネタマンガ描いてるなんて引くわー」「もうこいつのマンガで笑えねー」など、可久士を中傷する書き込みがあふれます。

可久士は「もう自分が何を描いても笑ってもらえない」と思い、マンガ家をやめることにし、まもなく連載中のマンガは最終回を迎えます。

 

鎌倉の家の鍵は、可久士が歌舞伎役者の息子の母親から渡したものでした。

可久士は自分に何かあったら鎌倉の家を売り、姫の生活費にして欲しい、と歌舞伎役者の息子の母親に鎌倉の家のカギを託していたのです。

可久士は自分の仕事を恥じていたようですが、歌舞伎役者の息子の母親は「姫に可久士の仕事を知ってほしかったために家をキレイに掃除し、箱もキチンと保管していた」のかもしれません。

なお芸術家の才能を受け継いだ姫は、全国高校美術展で大臣状を受賞していました。

9巻:本当に知らなかったんだ

姫と歌舞伎役者の息子は家の中を回ります。

歌舞伎役者の息子は可久士が描いていた原稿を見ますが、姫は「仕事を隠していたんだから、あまり見るとお父さんがかわいそう」と言います。

でも本当に可久士は姫にマンガ家であることを隠せていたのか?と男性が疑問に思うと、姫は本当に知らなかったんだ、と答えます。

マンガ家は特殊な仕事でもあるし、周囲の人間から漏れるあるはずですが、どうして隠し通せることができたのでしょうか?

そのころ羅砂に電話が入り、事故で1年も昏睡状態だった可久士が目を覚ました、と伝えられます。

一子先生が言ういいニュースとは、可久士が目を覚ましたことでした。

なお「有名漫画家G氏今も妻を待ち続ける」という記事を書いたのは千田奈留だったようで、奈留は「あんな記事を書かなけば」と後悔している様子でした。

10巻:姫はまだ10歳だ

父親が目を覚ましたという連絡を受け、姫は病院に走ります。

羅砂たちも病室に集まってきます。

姫が「おはよう」と声をかけますが、可久士は「誰?」と一言。

さらに「オレが姫の事忘れるわけないだろ。姫はまだ10歳だ。この子は中学生だろ」と続けます。

 

実際は姫は高校生ですが、可久士は事故の影響で記憶障害になっており、ここ7年ほどの記憶が抜け落ちているようです。

可久士が姫が10歳のころを記憶している理由は、その当時が仕事もプライベートも充実しており、楽しかったから、と羅砂は考えます。

そのころ姫のことが心配になった可久士は病室から脱走しようとして、病院スタッフに止められていました。

「そんな姿を見たら姫が心配する」と説得されると、可久士は「こんな姿は姫に見せたくない。でもせめて連載マンガの続きを書かないと」と言います。

マンガの連載が終わったことさえも可久士の記憶から抜け落ちてしまっていました。

11巻:あんなお父さん初めて

可久士の記憶が戻ることを願い、元アシスタントたちが病室に再集結。

まだ連載継続中と思っている可久士とともに「タイツ」の続きを書き始めます。

今や人気マンガ家となった羅砂も自分の連載を休み、可久士を手伝います。

可久士が仕上げた原稿を十丸院が見ると、ほぼ正確に7年前に描いた話をトレースしており、全く同じ内容に仕上がっていました。

この調子で二度目の原稿もトレースしていけば最終回には記憶が戻るかも、と期待が膨らみます。

ただ可久士は自分が入院している理由さえも理解していませんでした。

 

そんな父親の様子を見た姫は「あんなやる気に満ちた父の顔、初めて見た」と驚きの様子。

実は十丸院が最終回の単行本を可久士に見せていましたが、記憶を呼び起こす助けににはなりませんでした。

「印刷物じゃ記憶を呼び起こす手助けにならない」と思った姫は突然走り出します。

可久士は漫画を描くのが好きだったけど、辞めざるを得なかった。

だからお父さんは全部思い出して新しい話を書くべきだ、と姫は思ったのです。

「かくしごと」未来編11巻まででわかったこと

ここで「かくしごと」未来編11巻まででわかること改めて整理します。

  • 後藤可久士は歌舞伎役者・石川斎蔵と妾(めかけ)の間に生まれた子
  • 可久士の妻(姫の母親)は日本画の大家・戒潟魁吏(いましがたかいり)と妾の間に生まれた子
  • 可久士の妻は姫が幼い頃に海難事故で行方不明になり、可久士は仕事で得た収入を妻の捜索に使っていた
  • 可久士は思い入れの強い鎌倉の家と全く同じ家を中目黒に建てた
  • ジャーナリストになった千田奈留が美談として雑誌に書いた記事がもとで可久士に対する批判が起こり、「自分が何を描いても笑ってもらえない」と感じた可久士はマンガ家をやめた
  • マンガ家を辞めた可久士は肉体労働を掛け持ちし、妻の捜索費用を捻出していたが、生活は困窮していた
  • 倉庫で頭上から落ちてきた本に押しつぶされ、可久士は1年ほど昏睡状態に
  • 可久士は目を覚ますが、記憶は姫が10才当時のまま

他にも戒潟魁吏は姫のことがかわいく、「だてなおと」名義で毎年ランドセルを送ったり、犬をプレゼントしていたことや、羅砂が人気のマンガ家になっていたこともわかっています。

「かくしごと」結末はどうなる?可久士死亡はあるのか

可久士死亡はある?

結論を書くと可久士が死ぬことはないでしょう(笑。

単行本を1巻から読み進めていくと、未来編前半では姫が一人で鎌倉の家を訪れ父親の過去を知りますが、可久士は登場しません。

そのため可久士はすでに死んでいる?と思ってしまいますが、8巻以降で可久士は1年前の事故で入院していることがわかります。

つまり死んでいなかったんですね。

この流れを踏まえると12巻(おそらく最終巻)で可久士が死ぬことが考えにくいです(笑。

「かくしごと」12巻の結末考察!可久士の記憶は戻るのか?

前で解説したように、作者の久米田康治さんは単行本10巻で「おそらく12巻が最終巻になる」と書いています。

11巻までの流れを見ても12巻で完結する可能性が高いです。

ではどんな結末を迎えるのか、考察します。

姫は可久士の記憶を戻すため、かつて可久士が描いたマンガの原稿を鎌倉の家から持ってくるはずです。

その中には「剣も魔法も出てこない、何のハプニングもおきない。ただ父・母・娘の3人が平凡な日々を暮らす内容」が描かれたマンガが含まれているはずです。

そのつまらないマンガが鍵を握る、と私は考えています。

可久士の記憶が戻るかどうかはわかりません。

可久士の記憶が戻り、姫に隠していたことを打ち明け、マンガ家として新たな一歩を踏み出す。

さらに姫の母親が生きていた!というのがこれ以上ない、最高の結末かもしれません。

ただし可久士が戻らず、それでも前向きに生きていくという結末も考えられます。

いずれにしても単行本12巻で完結することが予想されます。

発売を待ちましょう!

追記
アニメ「かくしごと」第12話が放送され、大団円でエンディングを迎えました。

姫が、可久士がかつて描いていたマンガの原稿を鎌倉の家から持ってきて可久士に見せると、可久士の記憶が戻りましたね!

可久士は仕事に復帰して、姫は学校の美術準備室で父親にバレないようにマンガを描いていました。

最後は墨田羅砂の事務所で、可久士と十丸院が次のマンガの打ち合わせをしていました。

ハッピーエンドでよかったですね!

 
 

まとめ

この記事では「かくしごと」未来編11巻までのあらすじをご紹介しました。

簡単にあらすじを解説すると

  • 後藤可久士は歌舞伎役者・石川斎蔵と妾(めかけ)の間に生まれた子
  • 可久士の妻(姫の母親)は日本画の大家・戒潟魁吏(いましがたかいり)と妾の間に生まれた子
  • 可久士の妻は姫が幼い頃に海難事故で行方不明になり、可久士は仕事で得た収入を妻の捜索に使っていた
  • 可久士は思い入れの強い鎌倉の家と全く同じ家を中目黒に建てた
  • ジャーナリストになった千田奈留が美談として雑誌に書いた記事がもとで可久士に対する批判が起こり、「自分が何を描いても笑ってもらえない」と感じた可久士はマンガ家をやめる
  • マンガ家を辞めた可久士は肉体労働を掛け持ちし、妻の捜索費用を捻出していたが、生活は困窮していた
  • 倉庫で頭上から落ちてきた本に押しつぶされ、可久士は1年ほど昏睡状態に
  • 可久士は目を覚ますが、記憶は姫が10才当時のまま

最終巻については

  • 12巻が最終巻
  • 家族に日常を描いたマンガが可久士の記憶を呼び起こす鍵になる?
  • 記憶が戻るかどうかはわからない

最後までご覧いただきありがとうございました!

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