当ブログの記事にはプロモーションが含まれています

失われたアーク/聖櫃の中身・正体は?目を閉じる理由やラストの意味についても

インディジョーンズ

1981年公開のアメリカ映画「レイダーズ/失われたアーク」。

インディ・ジョーンズシリーズの第1作目です。

インディ・ジョーンズとナチス・ドイツ軍が、聖櫃(せいひつ)を巡って激しく争うさまが、見事に描かれていますね。

さて本編終盤、ドイツ軍が聖櫃を開けると中には石板はなく、砂が入っていました。

その後、無数の精霊たちが現れ、ドイツ軍の連中は体が溶けてしまいます。

聖櫃とは一体何だったのでしょう?

今回は以下の3点について解説・考察します。

  • 聖櫃(せいひつ)の中身・意味
  • 聖櫃を開けたときにインディーが目を閉じた理由
  • ラストシーンの意味

 

「レイダーズ/失われたアーク」聖櫃(せいひつ)の中身・意味を解説

モーセの十戒の石板が入っていると言われていた

本作品で、インディアナ・ジョーンズとナチス・ドイツが競って手に入れようとする聖櫃(アーク)。

エジプト・カイロ近郊のタニスの遺跡で、ナチス・ドイツが発掘しようとする聖櫃(せいひつ)には、十戒が刻まれた石板が納められていると言われていました。

聖櫃(アーク)とは旧約聖書に記されている「契約の箱」のことであり、ヘブライ人により十戒が納められていたのです。

そんな聖櫃には超常的な力が宿っており、手に入れた軍隊は世界の覇権を握ると言われていました。

モーセの十戒とは?

モーセの十戒(Ten Commandments)とは、モーセが神から与えられた10の戒律(決まりごと)のこと。

モーセ(あるいはモーゼ)とは古代イスラエルの民族指導者であり、紀元前16世紀または紀元前13世紀ころに活躍したと言われる人物。

カトリック教会が採用している十戒は以下の通り。

  1. わたしのほかに神があってはならない
  2. あなたの神、主の名をみだりに唱えてはならない
  3. 主の日を心にとどめ、これを聖とすること
  4. あなたの父母を敬うこと
  5. 殺してはならない
  6. 姦淫してはならない
  7. 盗んではならない
  8. 隣人に関して偽証してはならない
  9. 隣人の妻を欲してはならない
  10. 隣人の財産を欲してはならない

契約の箱は紀元前6世紀に行方がわからなくなったため、「失われた聖櫃(The Lost Ark)」と呼ばれることも。

「失われたアーク」という作品名は、「失われた聖櫃(The Lost Ark)」に由来していたわけです。

聖櫃の中身は砂だった

作品終盤、ベロックが聖櫃を開けると、中に入っていたのは石板ではなく砂

最初は石板が入っていたと思われますが、長い年月を経て石板は砂と化してしまったのでしょうか!?

砂を見がディートリッヒは激怒しますが、トートはあざけるような笑い声を上げます。

聖櫃が持つ超常的な力とやらも怪しくなってきました。

なぜ石板が砂と化していたのか

石板が砂になっていた理由は不明。

本編で語られていないからです。

聖櫃を開ける直前までは石板だったが、ナチスが超常的な力を利用しようとしたために砂になってしまった、と個人的には考察しますが、果たして真相は・・・?

聖櫃から精霊や炎が出てきた理由

映画のクライマックス、蓋を開けられた聖櫃から煙のようなものが発生。

煙は龍のように空中を舞い、ナチス兵の周囲を飛び回りますが、正体は精霊(?)でした。

怒りの表情を浮かべた精霊は、ナチス兵やベロック、トートの体を溶かしてしまいます。

 

聖櫃から精霊が飛び出してきた理由は不明。

ですが常識的に考えると、ナチスの行動が神を怒らせたということなのでしょう。

モーセの十戒は宗教や宗派、時代に関わらず、どの世界でも通用する不変の真理のようなもの。

そんな十戒を私利私欲のために利用しようとしたナチスを罰するために、精霊や炎は現れたのだと考えられます。

 

「レイダーズ/失われたアーク」目を閉じる理由は?

クライマックスで聖櫃が明けられたとき、インディはマリオンに「何があっても目を開けるな」と指示。

その結果、ナチス兵らは全員が死んだにも関わらず、インディとマリオンだけは助かります。

なぜインディは目を閉じろと言ったのでしょう?

本編では説明はない

インディがマリオンに「目を開くな」と言った理由は本編では説明されていません。

ですが聖櫃を私利私欲のために奪い、利用すると天罰が下ることをインディが知っていたと考えるのが一般的。

だとしたら、やはりインディは優れた考古学者ということができますね。

小説で「目を閉じる」理由が説明されていた

映画ではインディが「目を開くな」と言った理由は説明されていませんが、小説では描写がされています。

インディがイマムという人物に錫杖の飾りに彫られていた文字の解読を依頼するシーン。

飾りには「聖櫃を開けてその力を解き放ったものは死ぬ」と彫られていたとのこと。

インディはこの情報を知っていたので、マリオンに「目を開くな」と言ったわけです。

「レイダーズ/失われたアーク」ラストシーンの意味

「レイダース/失われたアーク」のラスト、機密となった聖櫃(アーク)は木箱に入れられて、開封禁止の封をされてしまいます。

そして倉庫のような場所で保管されます。

ラストシーンは一体何を意味しているのでしょう?

陸軍情報局の人間がトップが調べていると説明

聖櫃が倉庫に保管される前のシーンで、陸軍情報局の人物がインディらに「聖櫃は安全な場所に置いてある」。

続けて「すでに専門家が櫃の持つ恐るべき力の解明に着手している」という旨の説明をします。

聖櫃は国のトップが管理することになったようですが、陸軍情報局のお偉方はこれ以上詳しい説明をしませんでした。

聖櫃はエリア51に保管されていた

ラストで聖櫃が保管された場所はエリア51の倉庫だと考えられます。

シリーズ4作目の「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」の冒頭、エリア51の巨大倉庫が映し出されたシーンで、「レイダーズ/失われたアーク」に登場した聖櫃が映ります。

したがって、聖櫃はアメリカネバダ州のエリア51の倉庫にあると考えて間違いないでしょう。

 

なおエリア51とは、2013年に米CIAが初めて公式に認めたアメリカ空軍の所有する軍事施設。

UFOや宇宙人の研究をしているとも言われるため、UFOファンに注目されています。

ただし機密事項が扱われているので、基地の敷地周辺の立ち入りや撮影は一切禁止。

周辺空域は飛行禁止空域にもなっているので、どんな研究がされているかについては不明な点がおおいです。

ちなみに映画「インディペンデンスデイ」には、エリア51に宇宙人や宇宙船が運び込まれたという描写がありましたね。

 

まとめ

「レイダーズ/失われたアーク」の聖櫃の中身・正体。

目を閉じる理由やラストの意味について解説しました。

  • 聖櫃(アーク)にはモーセの十戒が納められているとされていたが、開封したときには砂になっていた
  • 聖櫃から精霊や炎が現れ、ナチス兵らは溶けてしまった
  • インディは「聖櫃を開けてその力を解き放ったものは死ぬ」という情報を知っていたので、マリオンに「何があっても目を開けるな」と指示した
  • 聖櫃は国のトップの管理となり、エリア51の倉庫に保管された

最後までご覧いただきありがとうございました!

タイトルとURLをコピーしました