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ましろのおと澤村雪の祖父・松吾郎の過去を解説!母の梅子についても

ましろのおと

「ましろのおと」の主人公・澤村雪(さわむらせつ)。

雪には「名人」と呼ばれた三味線奏者・松吾郎(故人)という祖父と、二人の息子から嫌われている梅子という母親がいます。

この記事では雪の家族の過去に注目しました。

エピソードをご紹介しながら、松吾郎と梅子の人物像を探ります。

なおこの記事は単行本27巻までの内容に基づいています。

 

「ましろのおと」澤村松吾郎の基本情報

澤村松吾郎(さわむらまつごろう)は雪と若菜の祖父であり、梅子の父親。

6歳のときに罹った麻疹(はしか)が原因で全盲になったようです。

ただしまったく見えなかったわけではなく、弱い光は感じていたとのこと。

松吾郎は欲がなかったため、名前が世間に出ることはありませんでしたが、三味線奏者としての腕は一流で、その演奏を知るものは「名人」と口をそろえるほど。

弟子を取らず、孫の若菜や雪にも手取り足取り教えることをせず、「自分の音で奪え」という姿勢を貫きます。

30年という時間を費やし、松吾郎は即興曲「春暁」を完成。

松吾郎の死後、雪と若菜は「春暁」をどのように表現するか、頭を悩ませることになります。

「澤村雪の祖父・松吾郎(まつごろう)の過去を解説

旭川での出会い

高度経済成長が著しかった1960年代、とある民謡の一座が東北・北海道を回り、旭川で旅を終えます。

その中には盲目の三味線奏者・澤村松吾郎の姿も。

当時43歳の松吾郎は旭川でも市内を回り、三味線を演奏しては日銭を稼いでいました。

夜になると松吾郎は一軒の小料理屋へ。

演奏が終わると、松吾郎は店で働いていた若い娘から金と芋をもらいます。

娘の名は八重

松吾郎に金を渡した娘の名は八重。

昼間は市場の食堂で働き、夜は母親が経営する小料理屋の手伝いをしていました。

でも八重の家は豊かではなく、母親に強要されて自宅で男の相手をさせられていたようです。

家がイヤになった八重は家を飛び出すと、偶然にも松吾郎と再会。

松吾郎と行動を共にするようになります。

松吾郎の演奏を聞いているうちに、八重は松吾郎の弾く歌をいくつか歌えるように。

しかし別れの時が近づいていきます。

松吾郎は八重に金を渡し「ついてくるな。家に帰れ」と追い返そうとします。

松吾郎の音にホレていた八重

八重は松吾郎についていくつもりでいました。

八重は初めて聞いた時から、松吾郎の音が好きになっていたのです。

松吾郎は願いを聞き入れ、八重を連れて行くことに。

その後については詳しく描かれていませんが、おそらく二人は結婚。

そして誕生したのが梅子でした。

旅の後「春暁」と名付ける

松吾郎は昔から少しずつ即興曲を形にしていました。

そして八重で出会った旅の後、曲に「春暁」と名付けます。

八重と出会わなければ、松吾郎はおそらく一人で一生を終えたはず。

松吾郎にとっては旭川での出会いは運命的なものだったに違いありません。

澤村梅子の基本情報

澤村梅子は雪と若菜の母親であり、松吾郎の娘。

40代ですが、20代の美貌を持つ美魔女で、世界を股にかける大企業の社長。

母親にも関わらず、子どもの世話を松吾郎に押し付け、家を出て会社を起こしたようですが、どのような経緯で成り上がったかは不明。

澤村家には毎月100万円ほどの仕送りをして、雪たちの生活を支えていました。

性格は傍若無人、暴力的、豪快。

とんでもない行動力で子どもたちを振りまわります。

雪と若菜は梅子を嫌っており、親子関係は最悪。

なお小さい頃から父親の三味線を聴いていたためか、梅子の歌はかなりのレベル。

アニメ2話で歌声を披露したときには、町の人達から大絶賛されていました。

澤村雪の母親・梅子の過去や目的を解説

梅子の過去を解説

梅子が中学生の頃、家には後の神木流の師範・神木流絃(本名:田沼源造)がしばしば来ていました。

当時おそらく30代で農協職員だった源造は、松吾郎の音に魅了されたため、松吾郎の元を訪れていたのです。

松吾郎も源造のことをかわいがっていました。

源造は梅子に入学祝いなどのプレゼントを送っていました。

梅子も源造のことを「源造」と呼び、懐いていたようです。

田沼家に婿入し2代目に

一方で、源造は神木流の家元にも三味線を習っていました。

やがて神木流の家元は、源造を婿に迎え入れることを提案。

源造はこの提案を受け入れ、小百合という女性と結婚し、神木流の家元の家に婿入り。

2代目神木流絃(かみきりゅうげん)となります。

梅子が雪を出産

源造は梅子が中学を卒業しても松吾郎のところにやってきていましたが、梅子が18歳のときに八重が心筋梗塞で死ぬと来なくなります。

源造が結婚したのはそのころだと思われます。

そして梅子は雪を出産しますが、雪の父親は源造でした。

雪を奪い合う間柄

梅子と神木流絃は雪を奪い合う関係です。

なぜなら梅子も神木流絃も澤村松吾郎の音に魅了されているから。

幼い頃から松吾郎の三味線の音を聞き、祖父から三味線を習ってきた雪は、松吾郎の音を受け継いでいます。

梅子は雪の才能を世に出したいと考えていますし、神木流絃も雪に神木流3代目を継がせ、雪の演奏を自分の流派に取り入れたいと思っています。

なお梅子は神木流絃を敵視。

また梅子と神木流絃の妻・小百合も犬猿の仲です。

梅子の目的を解説

梅子は雪の才能を世に出すことを目的に行動しています。

松吾郎は腕は一流でしたが、欲はありませんでした。

梅子は松吾郎の才能を世間に出せなかったことを無念に思っており、息子の才能こそは世間に出したいと願っています。

そのために津軽三味線甲子園「松吾郎杯」を開催し、雪を参加させるなど画策。

しかし雪はその後、高校をやめて三味線酒場で働き始めたり。

酒場で知り合った三味線奏者とユニットを組んだりなど、梅子の思うように動いてくれません。

そこで梅子は雪の兄・若菜を拉致し、強引にCDデビューさせたり、金の力で大河ドラマのテーマ曲を演奏させるなどの行動に出ます。

しかし梅子の本命は雪なので、いつか雪のメジャーデビューを狙っているに違いありません。

まとめ

澤村雪の祖父・松吾郎と母・梅子の過去を解説しました。

  • 松吾郎は旭川で八重という女性と出会い、結婚する
  • やがて生まれた子どもが梅子
  • 神木流絃が結婚する前、松吾郎の家に通っていた
  • 梅子は神木流絃の子ども=雪を出産する
  • 梅子と神木流絃は雪を奪い合う関係
  • 梅子は雪の才能を世に出すことを目的としている

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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