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ましろのおと三味線甲子園松吾郎杯の結果ネタバレ!雪は優勝したのか解説

ましろのおと

梅園学園三味線愛好会に三味線甲子園「松吾郎杯」開催を知らせる文書が届きます。

三味線甲子園は澤村雪の母親・梅子が、雪の才能を世間に出すために企画した大会。

これまでこういった大会に出場経験がない雪でしたが、団体戦と個人戦にエントリー。

ライバルとしのぎを削ることになります。

ここでは三味線甲子園「松吾郎杯」の結果をネタバレありで解説します!

 

「ましろのおと」三味線甲子園松吾郎杯・団体戦の結果を解説

団体戦の概要

三味線甲子園の団体戦は以下の参加資格のもとで開催されることに。

  • 高校在学中の生徒が参加できる
  • 1チーム5名以上
  • 他校生同士で結成されたグループも可

入賞は6位までで、特に印象に残ったチームには審査員特別賞が授与されます。

課題曲は「津軽じょんがら節」新節(しんぶし)で制限時間は4分。

「旧節」「中節」「新節」に分けられる「津軽じょんがら節」の中で、「新節」は一番最後に生まれた曲。

複雑で派手な曲調が特徴で、演奏するのがむずかしいと言われています。

団体戦の参加チーム

22チームがエントリーした中から代表的なチームをご紹介すると

  • 茨城県:水戸混成チーム
  • 神奈川県:正徳高校
  • 愛知県:横田学園チームAYG
  • 大阪府:混成チームビリケンさん
  • 福岡県:東邦学院和楽器部
  • 北海道:混成チームシバリング
  • 青森県:青葉第一高校マイマイと素敵な仲間たち
  • 東京都:梅村学園三味線愛好会

この中で注目のチームは梶貴臣(かじたかふみ)がいるビリケンさん、荒川潮(あらかわうしお)が所属する東邦学院。

そして神木流絃の娘・田沼舞がいる青葉第一高校でした。

団体戦の演技

主なチームの演技をご紹介します。

正徳高校(神奈川県)

衣装はそろえず、各自私服で参加。

ロック調の演奏で独創性は十分。

観客を楽しませる要素はありましたが、技術は未熟。

演技を見た梅子は「下手をごまかしてる?」と感想を漏らしていました。

横田学園チームAYG(愛知県)

チームAYGは女子だけで結成されたチーム。

アイドルのような衣装で登場し、愛嬌たっぷり。

この様子にデレッとする審査員もいましたが、演奏の腕はそれほどでもなく、演奏のミスを笑ってごまかしていました(笑。

ビリケンさん(大阪府)

梶貴臣に声援が集中したビリケンさん。

音も腕の動きもキレイにそろっており、統率が取れたマーチングバンドのよう。

音階にも狂いはなく、演技が終了すると大歓声が上がり、上位入賞の期待が高まります。

東邦学院和楽器部(福岡県)

荒川潮が所属する東邦学院。

注目の荒川は高いレベルの演奏で他のメンバーをリード。

しかし調子に乗りすぎて暴走し、執拗なまでのすり上げを連発。

演奏の和を乱し、審査員たちの印象を悪くしてしまいます。

青葉第一高校マイマイと素敵な仲間たち(青森県)

小さい頃から澤村雪をライバル視する田沼舞が、観客の目の前で音が弾けるような演技を披露。

舞の演技に負けじと他のメンバーも奮闘。

全員で迫力のある演奏を見せます。

いろんな音が浮かび上がってくるような演奏に観客は魅了され、終了すると大歓声。

上位入賞は確実と思われました。

梅園学園(東京都)

演技が始まる直前、澤村雪が永森雷に変則的なことをやりたいと提案。

他のメンバーには内緒で、ぶっつけ本番で曲にアレンジを加えることに。

緊張していたメンバーでしたが、雪の音に引っ張られ、すばらしい演技を披露。

雷も「チリリンチリリン」という歌舞伎で使われる長唄の手法で曲をアレンジ。

雪もいつもより多い手数でみんなのがんばりに応えます。

演技が終了すると大喝采!

メンバーたちは充実の表情を浮かべます。

団体戦の結果

団体戦の結果は以下の通り。

  • 1位 混成チームビリケンさん(大阪府):543点
  • 2位 青葉第一高校マイマイと素敵な仲間たち(青森県):541点
  • 3位 梅園学園:540点
  • 4位 横田学園チームAYG(愛知県):442点
  • 5位 東邦学院和楽器部(福岡県):432点
  • 6位 北海道シバリング:402点

なお審査員特別賞は梅園学園。

5人中3人が素人の梅村学園は健闘しましたが、前田朱利や山里結は涙を流し、負けたことを悔しがります。

三味線甲子園松五郎杯・個人戦の結果

個人戦の概要と主な参加者

課題曲は「じょんがら節・中節」で、制限時間は2分30秒。

単調な曲調だけに、技術の違いが大きく結果に現れそう。

個人戦には36人がエントリーし、レベル分けなしで行われます。

主な参加者は

  • 荒川潮(福岡県)
  • 梶貴臣(大阪府)
  • 澤村雪(東京都)
  • 田沼総一(青森県)

この中で注目は神木流絃の息子の田沼総一。

全国大会で2位に入った実力から優勝候補筆頭とされていました。

総一の妹の田沼舞は個人戦にはエントリーしておらず、雪と争うことは叶いませんでした。

個人戦の演技

荒川潮

「楽しむことが俺のモットー」という荒川潮は個人戦でも自分のスタイルを貫きます。

途中から得意の「荒川トゥイン」を連発。

最後も「荒川トゥイン」で締めます。

観客は喜びますが、「やりすぎ」「楽しんでるのが伝わる」など、審査員の評価は大きく分かれることになります。

梶貴臣

団体戦と同じく美しい姿勢で演技する梶貴臣ですが、荒川の演技に刺激されたのが、いつもより力強くバチを動かします。

しかし演技の途中で三の糸が切れてしまいます。

それでも梶は諦めずに最後まで演技。

観客の心をつかみますが、楽器管理も実力のうち。

上位進出は不可能となります。

澤村雪

前半は祖父・松吾郎の音をイメージして演技。

松吾郎の音を知るものは松吾郎を思い出し、知らぬものは息を呑んで雪の演技を見守ります。

途中から「慕情」をイメージさせる音を演出。

聞くものの遠い記憶を蘇らせます。

演技が終了すると観客席からは大歓声。

雪は「聞いている人の反応が何よりの教えだ」という祖父の言葉を思い出します。

田沼総一

観客が澤村雪の演技の余韻に浸る中で、田沼総一が登場。

神木流の特徴である”力強い叩き”をベースにしつつ、総一独特のリズムやバチさばきを織り込んでいきます。

すでに演技を終えた雪も認めざるを得ない演奏を披露します。

終了すると、どの出場者よりも大きく、強く、長い拍手喝采を浴びます。

個人戦の結果

個人戦の結果は以下の通り。

  • 1位 田沼総一:598点
  • 2位 荒川潮:532点
  • 3位 澤村雪:523点

なお審査員特別賞は澤村雪。

梶貴臣は入賞することもできませんでした。

「ましろのおと」三味線甲子園のその後を解説

澤村雪は母親の梅子から「わだしに恥ばかがせた」。

実の父親である神木流絃からは「おめぇが総一に勝てないことはわがってだ」と、自分を否定されることを言われます。

また緒方洸輔からは「君のはただの独り善がり」と言われてしまいます。

自分の存在意義に疑問を持った雪は、名刺をもらっていた浅草の民謡居酒屋「竹の華」の女主人・三吉竹千代を訪問。

学校をやめ、「竹の華」で働きながら三味線で生活していく決意をします。

ここから雪の人生は大きく動き始めます。

三味線甲子園松五郎杯結果まとめ

三味線甲子園松吾郎杯の結果をネタバレ解説しました。

  • 団体戦はビリケンさんが優勝し、梅村学園は3位
  • 個人戦は田沼総一が優勝し、澤村雪は3位
  • 大会後、雪は学校をやめ「竹の華」で働くことにする

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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