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50回目のファーストキス日本版は面白くないしつまらない?口コミとその理由を考察

50回目のファーストキス

山田孝之と長澤まさみ主演の映画「50回目のファーストキス」。

2004年に公開されたアメリカ映画「50回目のファーストキス」のリメイク版です。

記憶が1日しか保てないヒロインに愛を伝える男性の姿勢は共感を呼びました。

終わり方もきれいで、満足した方は多いようです。

一方で「50回目のファーストキス」を観て「つまらない」「面白くない」と感じる方もいます。

「泣けない」という方もいます。

ここでは「50回目のファーストキス」がつまらない、面白くないという口コミをご紹介し、なぜそのように感じるのか、理由を考えていきます。

 

「50回目のファーストキス」日本版は面白くないしつまらない!泣けない口コミをご紹介

まず「50回目のファーストキス」日本版がつまらない、面白くないと感じた方の口コミをご紹介します。

WOWOWにて視聴。

この手の映画でこうなるだろうってストーリーが読めるのは当たり前なんだけど、ベタに作るなら徹底的にして欲しい。

泣かせるなら泣かせて欲しい。

これじゃ泣けんだろう。

福田雄一監督だから笑いの要素あるのはわかるが恋愛ものしかも記憶喪失ものでこの笑いの融合はないな

引用元:https://eiga.com/movie/88106/review/

福田組の笑いがツボではない人は、
ただただおもしろくないと思う。
というより、もともと面白さを求めて見たわけではないんだけど…
ところどころ
ウケ狙い?が入ってて大事なところが
薄くなっている気がした。
ちょっとがっかり

引用元:https://eiga.com/movie/88106/review/

ドリューバリモア版が大好きで、
長澤まさみ版も見ました。
長澤まさみは本当に可愛いけど、なんだろう、
ハワイに馴染まない。
このストーリーをこのキャストでやるのに、
ハワイの意味はあったのかな。
なんだか、この登場人物達だけ浮いてるような気がしました。

ストーリーは好きなんですが笑

引用元:https://eiga.com/movie/88106/review/

やはり洋画を日本版にするのは無理。ハワイを舞台にしているしセリフがおかしい。
キャストはいいのに内容がいまいちつまらない。

引用元:https://eiga.com/movie/88106/review/

ラブストーリーにしたいのか、
コメディにしたいのか、
考えるまでもなく、どっちつかず。
やっぱり映画なんだから一本筋を通さないと
こんな駄作になってしまうんだねぇ

引用元:https://eiga.com/movie/88106/review/all/2/

泣いてしまうような気がして、映画館での鑑賞を避け、DVD化を待っていた作品だったが、微塵も泣けなかった。感動も薄く、記憶喪失の作品では最低ランクかもしれない。
ハワイでの撮影とのことだったので、風景にも期待したが、主要スポットも映っていなかった。また、ハワイに行きたいと感じさせてくれると思っていたのだが…。
ムロツヨシと佐藤二朗でコメディ要素を取り込んでいるが、2人使う必要性はあったのか?方向性が分からない。深夜のバラエティを見せられているようなイメージ。

50回目のファーストキスのレビュー・感想・評価 (2) - 映画.com
50回目のファーストキスの映画レビュー・感想・評価一覧。映画レビュー全265件。評価3.4。みんなの映画を見た感想・評価を投稿。2ページ目

このように「50回目のファーストキス」には「つまらない」「面白くない」「泣けない」という口コミがあります。

もちろん高評価の口コミもたくさんあり、見る人により評価が割れるのは致し方ないことではあります。

それにしても、なぜ「50回目のファーストキス」にはつまらない、とか面白くないと感じる人がいるのか?

次でその理由を考えていきます。

「50回目のファーストキス」日本版は面白くないしつまらない!泣けない3つの理由とは?

ここからは私個人の見解・考察です。

「50回目のファーストキス」がつまらない、面白くない、泣けないという評価には3つの理由があると考えています。

オリジナルの洋画に忠実すぎる

最初の理由は「50回目のファーストキス」のオリジナルを観た方にのみ当てはまります。

「50回目のファーストキス」日本版は、2004年アメリカ公開の「50回目のファーストキス」のリメイク版です。

すでにオリジナル版を観た方が日本版を見る場合、どこがどう違っているか気になるはずです。

ここでオリジナル版と日本版の違いをざっと挙げてみます。

  • 主人公の仕事が水族館の獣医師からツアーガイドに
  • 主人公はツアーガイドをしながら天文学者を目指している
  • ヒロインの弟がゲイになっている
  • ラストシーンの場所が違う

他にも時代背景などに違いはありますが、主な違いはこの程度。

大まかなストーリー、基本的な設定から細かなセリフにいたるまで、日本版はオリジナルの洋画にかなり忠実に作られています。

 

そうなるとオリジナル版を最初に観た方が邦画を見たとき楽しめるか、という問題が出ていきます。

この映画は1日しか記憶を保てないヒロインに、主人公の男性があれこれ趣向を凝らして愛を伝えるところに楽しみがあります。

その愛の伝え方を日本版ではどう表現するのか。オリジナルとどう違うのか。

できれば山田孝之演じる主人公が違った方法、違った味付けで愛を伝えるところや、ヒロイン長澤まさみのオリジナルとは違った反応を観たかったのではないかと思います。

でも日本版は主人公の愛の伝え方も、それに対するヒロインの反応もオリジナルとほぼ同じです。

これではすでに洋画を観た方は面白みや楽しみが半減してしまいます。

そのためリメイクした意味が感じられず、つまらないとか、おもしろくないという感想につながってるのではないでしょうか。

オリジナルのストーリーを踏まえたうえで、リメイク版らしい方法で主人公が愛を伝えていれば、また違った評価になったのではと考えています。

ハワイを舞台にしたため違和感がある

「つまらない」「面白くない」という感想の中には「ハワイで撮影した意味がない」「なぜ舞台もオリジナルと同じハワイなの?」というものがありました。

オリジナル版がハワイだったため、日本版もハワイを舞台にしたわけですが、そこまでオリジナルに忠実にする必要があったのか疑問を感じているようです。

オリジナルはアメリカの俳優たちが自国のハワイを舞台に演技をしています。

俳優たちはハワイという舞台にちゃんと馴染んでおり、違和感なく観ることが出来ました。

 

一方日本版に登場する主要キャストは日本人です。

日本人の役者たちを使いハワイを舞台に映画を作ると、そこになんとなくの違和感や馴染まない印象を感じる方がいるものです。

日本人旅行者を主人公にするなら問題はないでしょう。

しかしこの映画はハワイに住んでいる日本人の物語です。

そう考えると山田孝之や長澤まさみを始めとする役者たちがハワイに馴染んでいるとは思えませんでした。

日本の役者たちがずっと日本語で演技をしていたのに、現地の人と話す場面になると下手な英語を使ったりすると、それまでの気持ちが冷めてしまったり、俳優たちが浮いて見えたりしてしまいました。

逆にカフェの店員や現地の客の英語のセリフに字幕が入ると、また違和感を感じしらけた気分になってしまいました。

 

またハワイの主要な風景が写っておらず、ハワイロケの意味がなかったという指摘がありました。

これには私も同感で、写っているのが現地で生活する人が行くような景色ばかりではハワイを舞台にする意味はなかったのではと感じました。

もっとハワイらしさを感じさせてくれる景色を映したり、ハワイに行きたくなるような見せ方をしてくれたら印象が変わったのでは、と思います。

以上の理由でハワイロケの意味が感じられず、むしろハワイを舞台にしたことに違和感を感じ、面白くないとかつまらないという感想につながっているのでは、と考えています。

個人的には日本版の舞台はハワイではなく、沖縄や伊豆七島など日本の南の島を舞台にしたほうがスッキリ受けいられたのではと思っています。

笑いの要素が強すぎる

3つ目の理由は日本版は笑いの要素が強すぎることです。

そのためラブストーリーなのかコメディなのかわからず、つまらないとか面白くないという感想につながっているということです。

つまらないと感じる多くの方がこの点を指摘していました。これには私も同じ感想を持ちました。

オリジナルの「50回目のファーストキス」は、ラブストーリーに適度の笑いが入ったラブコメディです。

ラブストーリーとコメディの要素が絶妙にバランスされたゆえ名作と評価されています。

 

それに対してリメイクの日本版はオリジナルにくらべるとずっと笑いが多いです。

監督がコメディを得意とする方なので、狙った笑いが多いのだと推測します。

また佐藤二朗と太賀のアドリブによる笑いもあったでしょう。

この笑いをすんなり受け入れられ、楽しいと感じられれば問題ありません。

でもシリアスな場面で変な笑いが入ったり、笑いがしつこいために、せっかくの恋愛ものがぶち壊しになり、映画に感情移入することが難しく感じてしまいました。

特にヒロインと父と弟のギャグのやり取りは過剰に感じました。

ヒロインが意識障害を抱えているため、家族としては明るく振る舞わないとやってられないのかもしれません。

しかしあそこまでちょいちょいギャグを入れられると、観る側はかえってしらけてしまいます。

ギャグのセンスが合わない方には、最後まで見るのはつらかったと想像します。

私はつらかったです。

ラブストーリーなのか、ラブコメディなのかよくわからず、中途半端な印象を受けました。

もう少し笑いを減らして、2人の恋愛物語のスパイス程度にすれば最後まで映画にのめり込むことができ、映画の評価も上がったと思っています。

まとめ

「50回目のファーストキス」がおもしろくない、つまらない、泣けない理由は

  • オリジナルの洋画に忠実すぎるため
  • ハワイを舞台にしたため違和感がある
  • 笑いの要素が強すぎるため

あくまで私個人の考察です。参考までに読んでいただければと思います。

オリジナルの洋画を観ていない方なら十分に楽しめる映画です。

でもオリジナルをすでに観て気に入った!という方はあえて観なくてもいいでしょう。

オリジナルのイメージが崩れかねませんから。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

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