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秒速5センチメートルは意味わからん?手紙を渡さなかった理由やラストの踏切についても

秒速5センチメートル

アニメ「秒速5センチメートル」は、幼なじみの貴樹と明里が引っ越しによって離れ離れになりながらも、再会を願い続ける切ないラブストーリーで、時間や距離によるすれ違いが二人の関係を変えていく姿を描いた物語。

その美しい映像と切ないストーリーが話題になった一方で、内容が「意味がわからない」と感じる人も少なくありません。

特に、明里が貴樹に手紙を渡さなかった理由や、最後の踏切でのシーンが謎めいており、観る人にさまざまな解釈を促します。

この記事では、秒速5センチメートルが意味がわからんと言われる理由や、手紙を渡さなかった理由に注目し、恋愛の終焉やすれ違いについて考察するとともに、ラストの踏切の意味を詳しく解説していきます。

 

秒速5センチメートルが意味わからんと言われる理由は?

何が言いたいのがよくわからない

秒速5センチメートルが意味わからんと言われる理由には、「何が言いたいかわからないから」と言う視聴者の意見はいくつかあります。

  • 過去を引きずることと前に進むことの対比がある一方で、貴樹が最終的にどのように変わったのかが結局はっきりしないため、「何が言いたいのか分からない」
  • 貴樹が過去の恋愛に執着し続けるシーンが繰り返されるだけ
  • 貴樹の感情の動きや思考があまり説明されず、物語が伝えたいことが不明瞭
  • 秒速5センチメートルとどう関係あるのか、意味不明

たしかに、秒速5センチメートルは、恋愛のすれ違いと成長が複雑に絡んでいますよね。

貴樹と明里の関係がどう結末を迎えるのか、2人の感情がどのように変わったのかがはっきりと描かれていないため、ストーリーが何を伝えようとしているのかが見えにくいです。

前半はいいけど終盤がモヤモヤする

前半はいいけど、終盤がモヤモヤすると感じる人も多いです。

それは、結末の解釈が視聴者に委ねられているから。

最終章では、主人公の貴樹が過去の恋愛に囚われたまま前に進めず、何かを失い続けていることが描かれていますが、彼がその状態からどう解放されるのかが明確に描かれません。

電車が通り過ぎた後に明里が振り返らないというシーンは、象徴的な意味を持っていますが、それが貴樹にとって何を意味するのかは、それぞれの解釈に委ねられており、はっきりとした答えがないですよね。

貴樹が、澄田と仲良くしたり、他の彼女と付き合ったりと、明里は違う人と結婚も控えているところもモヤモヤします。

どこがいいのかよくわからない

「どこがいいのかよくわからない」と感じる方も多いです。

特に、感情的なカタルシスがなく、視聴者が求めるような結末に達しないため、作品全体の「良さ」が伝わりづらいのですね。

作品全体に切なさや寂しさが漂い、それが作品の魅力として評価される一方で、ずっと「失われたもの」や「過ぎ去ったもの」に焦点が当てられているため、前向きな感情や希望が少なく、見る人によっては重たく感じることが難点。

ストーリーの中で大きな進展やポジティブなメッセージがなく、「いいと思える部分がない」と感じることにつながっています。

 

物語は3つのエピソードに分かれていますが、全体として派手な展開や大きな出来事があまりないのも原因の1つ。

特に劇的な展開や感動を期待していた視聴者には、淡白で退屈に感じられることがあります。

物語の展開が遅く、ストーリーがあまり動かないことから、「どこが良いのか分からない」と感じる人も。

 

明里が貴樹に手紙を渡さなかった理由を考察

明里の恋愛はすでに終わっていたから

明里が、貴樹に手紙を渡さなかった理由は、明里の恋愛はすでに終わっていたから。

まず、会って気づいたパターンを考察します。

明里と貴樹は、明里が引越ししてずっと離れ離れでしたよね。

お互い、文通をしたり思い続ける中、いざ会ってみたら「この人好きだったっけ?」と知らない相手の事のようになり、明里と貴樹の恋愛は、物理的な距離や時間の経過によって自然に終わっていたのではないかと解釈。

彼女が手紙を渡さなかったのは、そのことに気づき、もう過去に戻れないと感じたから。

再会する前にはまだ過去の感情を持っていたかもしれませんが、再会した時点で自分たちの関係がすでに終わっていることを確信し、手紙を渡すことをやめたのだと思われます。

最初から手紙を渡すつもりはなかったのでは

次に最初から手紙を渡すつもりはなかったのではないかというパターンを考察。

こちらは、手紙の内容から心情が伺えます。

手紙が長いので要約すると、

「1人でもちゃんとやっていかなければならない。そうしなければならない。貴樹くん、あなたはきっと大丈夫。どんなことがあっても、貴樹くんは絶対に立派で優しい大人になると思います。貴樹くんがこの先どんなに遠くに行ってしまっても、私はずっと絶対に好きです。どうかどうか、それを覚えていてください。」

と書いてありました。

明らかにここで終止符を打つ決心をしていたような内容ですよね。

キスの前後で心境の変化は?

キスの前後で、心境の変化はあったと思います。

極論を言えば、手紙を渡せなかった理由その答えは小説にありましたね。

「私と彼は、その初めてのデートで初めてのキスをした。そのキスの前と後とでは、世界がまるで変わってしまったみたいに私は感じた。手紙を渡せなかったのは、だからだ。」と記されています。

 

その真意は、貴樹は言葉として伝えてくれないから、「もうないんだ」という諦めから、もうキスをしただけで十分であり、終わりにしようと決心したのではないかと思われます。

 

最後に電車を乗る時、貴樹は、「また手紙書くから」と言っていましたが、明里は何も言いませんでしたよね。

これはもう、終わりに向かう表れ。

明里は、そんな言葉が欲しかったのではなく、「好きだ。」という言葉が欲しかったのです。

したがって予告編で、「彼の心がどこにあるかわかった気がしたのに。」と言う言葉があったのでしょう。

「秒速5センチメートル」ラストの踏切の意味を考察

貴樹はラストの踏切で明里に似た女性とすれ違う

貴樹は、ラストの踏切で明里に似た女性とすれ違います。

東京で仕事をしていた貴樹は、毎日、何かに思いを馳せながら、腑抜けた状態で過ごしていました。

そんなある朝、切実で真剣な思いがなくなった事に気づき、仕事を辞職。(明里の事なのか、仕事の事を言っているのかは不明)

貴樹は、昔の夢を見て明里の事を思い出し、歩き出します。

そして、小学生の頃、明里と歩いた桜の木の近くの踏切を歩いていると、前から大人になった明里のような女性が歩いてきてすれ違うことに。

貴樹は気づき後ろを振り返りますが、そこへ電車が通り過ぎ、その姿が見えなくなりました。

電車が通り過ぎ、明里もこちらを振り向いてくれているのかと思いきや、もうその姿は影も形もありませんでした。

過去に区切りをつけた貴樹が未来に向けて歩き出したことを意味しているのでは

ラストの意味は、過去に区切りをつけた貴樹が、未来に向けて歩き出したことを意味しているのではないでしょうか。

最後の仕事を辞めた辺り~踏切のところまでの解釈が難しいところがありますよね。

しかし、これはおそらく、明里が踏切ですれ違いこちらを向いてくれていないと言うことは、完全に明里の気持ちはないものであり、それを感じ取った貴樹は、やっと前を向ける決心がつけれた瞬間の表れではないかと考察します。

仕事を辞める前まで、何に囚われていたのかわからないような描写でもありましたので、これでやっと何かがわかって進めるという形ではないでしょうか。

筆者的には少し最後、会えるのか、会えないのかというところにドキドキしていましたが、結果会えずそれぞれの道を進み残念感はありましたが・・・。

奥が深い映画で、掘り下げていくと、いろんな解釈ができ、面白みのある秒速5センチメートルでした。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「秒速5センチメートルは意味わからん?手紙を渡さなかった理由やラストの踏切についても」でした。

秒速5センチメートルが意味わからんと言われる理由は?

・何が言いたいのがよくわからない
・前半はいいけど終盤がモヤモヤする
・どこがいいのかよくわからない

明里が貴樹に手紙を渡さなかった理由を考察

・明里の恋愛はすでに終わっていたから
・最初から手紙を渡すつもりはなかったのでは
・キスの前後で心境の変化は?

ラストの踏切の意味を考察

・貴樹はラストの踏切で明里に似た女性とすれ違う
・過去に区切りをつけた貴樹が未来に向けて歩き出したことを意味しているのでは

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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