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猫の恩返しハルとバロンは好き同士?その後についても考察

猫の恩返し

スタジオジブリ作品「猫の恩返し」のハルとバロンの関係についてお話しします。

ハルとバロンについての関係について考えると、二人は確かに特別な絆で結ばれているように感じますよね。

物語の中で、ハルとバロンはお互いに信頼し合い、助け合うシーンが多く見られます。

特に、バロンがハルを助けて彼女の心を癒し、ハルがバロンの勇気と知恵を讃える場面は印象的。

ハルとバロン関係は、単なる友情以上の絆で結ばれているのかもしれませんが実際のところはどうなのでしょうか?

2人の関係がどのように発展していくのか、その後と合わせて考察していきたいと思います。

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「猫の恩返し」ハルとバロンは好き同士?

ハルはバロンに告白する

ハルは物語のラストシーンでバロンに告白。

猫王との戦い終わった後、人間の世界に帰る途中、ハルは「バロン、わたしあなたの事好きになっちゃったかも。」と言いました。

バロンはハルのことが好きだが・・・

バロンはハルのことが好きですが、恋愛感情ではないと思われます。

告白された後バロンの答えは、はぐらかすかのように、

うん。ハルのその素直な所が私も好きだよ。もしハルが本当に私達を必要としたならきっとまた猫の事務所の扉は開くだろう。その時までしばしの別れ!!

でした。

この言葉から読み取れるのは、断りにくいから“その素直な所が”とつけたのでしょう。

本当に好きなら、「私も好きだよ。」でいいですよね。

バロンが本当に好きなのはルイーゼ

バロンが本当に好きなのはもちろんルイーゼ。

それは、「猫の恩返し」の前身映画「耳をすませば」から考察できます。

天沢聖司の祖父で地球屋の店主・西司朗の話では

  • 司朗はドイツ留学中にバロンと出会いどうしても欲しくなる
  • 店主に頼み込むが、「“バロンの許嫁として作ったもう一体の貴婦人の猫の人形”=ルイーゼが修理から戻ってこないからダメ」と、店主はなかなか承諾してくれない
  • 偶然そこにいた女性が、「貴婦人の猫=ルイーゼの修理が終わったら、自分が買い取り必ず二人を引き合わせるから」と申し出てくれた事でバロンを譲ってもらえる事に
  • 司朗は、その女性に「必ず迎えにくるから、それまで貴婦人の猫の人形=ルイーゼを預かってほしい」と約束
  • 戦争が始まってしまい約束を果たす事ができなくなった。
  • 戦後、司朗はドイツに再び訪れたが、その女性や貴婦人の猫の人形の行方はわからなくなった。

耳をすませばの劇中で主人公・月島雫が作った小説(空想)の話では

  • バロンとルイーゼは魔法使いの血を引く見習いの貧しい人形作りが作った
  • 2人は許嫁
  • バロンとルイーゼは幸せに暮らしていたが、争い事により生き別れに

この2つのエピソードを照らし合わせても許嫁と生き別れになるところは同じ。

「猫の恩返し」は月島雫が書いた小説を元に作られたものです。

明言はないものの、今でもルイーゼが好きな部分は反映されているのではないかと推察。

事務所の壁にルイーゼの肖像画が飾られていた

「猫の恩返し」でもルイーゼが登場するシーンが。

ハルが猫の事務所に行った時、白い猫が壁に飾られていたのですが、その白い猫こそがルイーゼなのです。

バロンの心の中にはルイーゼがずっと居て、ルイーゼ以外は好きにならないと考えられるんですよね。

そして、ハルの気持ちには答えられない大人な断り方をしたのでしょう。

 

「猫の恩返し」ハルとバロンは恋愛関係を考察

ハルとバロンのその後を考察

ハルとバロンの恋愛はもうこれ以上発展しないし、それぞれの道を歩むようになると考察。

ハルは、「好きになっちゃったかも」って言っていますから、そこまで深く好きになったのではないでしょう。

ハルは猫の国に行き、全てを改めていました。

  • 朝寝坊して遅刻してたのが、早起きするようになった
  • かっこいいだけで好きだった町田くんが彼女と別れても何も思わなくなった
  • 髪もバッサリ切った

このように変われたのもバロンや猫達のおかげ。

ハルは何も考えずに日々を過ごしていたが、バロンと出会ったことで、人生に目標を持つ重要性や真の愛の意味について考えるきっかけを得ました。

これからは流されず、自分の時間を生きていくでしょう。

一方バロンも、紳士で真面目なイメージですから、人間は人間の暮らしがあるし、そこで恋愛をすべきと思っているのではないかと思います。

その後の再会はないと考察

ハルとバロンはその後、会うことはないと考察。

映画の最後のシーンでひろみと映画館に行く際、ハルはカフェテラスの前を歩きながら、以前ムタと出会った場所を通ります。

そのとき、ムタもカフェテラスの椅子で昼寝をしていますが、2人は会話を交わしませんでした。

後でムタはハル達とすれ違いますが、ハル達と反対方向へ・・・。

この時ハルは知らないフリをした可能性もあります。

カフェテラスとは十字街のところでムタと初めて会った場所で猫の事務所への通り道。

また再会したいのであれば、ムタに話し、猫の事務所に行きたいはずですよね。

知らないフリをしたのであれば、ハルは「自分は自分の時間を生きる」決意を固めたからだと思います。

しかし、バロンは猫の事務所からいつも見守っているようなそんな気はしますね。

最後のセリフに「もしハルが本当に私達を必要としたならきっとまた猫の事務所の扉は開くだろう。その時までしばしの別れ!!」とあるように、猫の事でなにかあったらいつでも飛んでいくと言うようなニュアンスです。

ハルはバロンの思い出を心に秘めて生きる

ハルはバロンの思い出を心に秘めて生きているのでしょう。

ハルにとっては、おとぎ話のような良い思い出になっているように思います。

ハルは何も考えずに日々を過ごしていたが、バロンと出会ったことで、人生に目標を持つ重要性や本当の恋の意味について考えるきっかけを得たのでしょう。

その出来事を糧にこれからしっかり自分の人生を歩んで行くと考えられますね。

バロンはルイーゼを待ち続けるのでは

バロンはルイーゼを待ち続けているのではないかと思われます。

なぜなら、やはり「耳をすませば」で修理に出されて離れ離れになってしまったけど、「ずっと待ってる」という描写があるからですね。

恋愛はもうしない、あるいはできないかもしれません。

生き別れになった事で傷を追っていますから、人生で決めた人はルイーゼだけだし、バロンの性格上は他に目移りするような事はなさそうなイメージが。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「猫の恩返しハルとバロンは好き同士?その後についても考察」でした。

「猫の恩返し」ハルとバロンは好き同士なのかについては

  • ハルはバロンに告白する
  • バロンはハルのことが好きだが、恋愛感情ではない
  • バロンが本当に好きなのはルイーゼ

ハルとバロンは恋愛関係については

  • ハルとバロンのその後は、それぞれの道を歩むようになると考察
  • その後の再会はないと考察
  • ハルはバロンの思い出を心に秘めて生きる
    バロンはルイーゼを待ち続ける

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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