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猫の恩返しと耳をすませばはどっちが先?関係やつながりについても

猫の恩返し

猫の恩返し」と「耳をすませば」は、どちらもスタジオジブリの名作アニメーション。

同じ名前の猫が出てきて、どんな関係があるのか、一体どちらが先に公開されたのか気になる方も多いと思います。

日本のアニメーション界において特に影響力のあるこれらの作品について、その制作の背景や魅力について探ってみましょう。

「耳をすませば」と「猫の恩返し」のつながりや関係性についても詳しく解説致します。

猫の恩返し記事一覧はここから

 

「猫の恩返し」と「耳をすませば」はどっちが先?

「耳をすませば」の方が先

「猫の恩返し」の公開より「耳をすませば」の公開の方が先。

見るのはどちらが先でも話はわかります。

両方に登場するバロンは「耳をすませば」では普通の人形で主人公・月島雫の空想の中でわずかに動くだけ。

ストーリーは特に関連性がなく別物となっています。

「耳をすませば」(1995年公開)

「耳をすませば」の公開は1995年。

1989年に少女漫画雑誌「りぼん」で連載された不朽の名作を原作とした作品です。

脚本は宮崎駿さんで、監督は近藤喜文さん。

読書好きの中学生・月島雫は、不思議な猫に導かれて雑貨店を訪れます。

そこで出会った同級生の天沢聖司は、夢に向かって懸命に努力する男の子。

雫は聖司に次第に惹かれていくが、お互いの内面を打ち明けられずにいました。

やがて、雫と聖司は様々な出会いと別れを経験し、互いの気持ちに気づいていくという中学生たちの青春と成長を描いた作品。

今なお色褪せない青春映画の金字塔となりました。

「猫の恩返し」(2002年公開)

猫の恩返しの公開は2002年。

脚本は吉田玲子さんで、監督は森田宏幸さんで、企画だけ宮崎駿さんが担当しました。

主人公は、車に轢かれそうになった猫を助けた女子高生の吉岡ハル。

助けられた猫は、人間の言葉で感謝の言葉を述べ、2本足で歩いて去っていきます。

翌日から、ハルのもとに猫の国からさまざまな贈り物が届くように。

それは、ハルが助けた猫が実は猫の国の王子ルーンだったためで、ルーンはハルを猫の国に招待し、王子の妃にしようとします。

猫の国を訪れたハルは、様々な出来事に巻き込まれていくというストーリーです。

 

「猫の恩返し」と「耳をすませば」の関係や繋がりは?

「猫の恩返し」は「耳をすませば」のスピンオフ

「猫の恩返し」は「耳をすませば」のスピンオフ作品です。

宮崎駿さんが、従来のジブリ作品とは一線を画す作風を生み出すことを意図して、新人監督の森田宏幸さんに監督を任せ、「猫の恩返し」を制作。

制作チームの多くが新人スタッフで構成されており、彼らの新鮮なアイデアが「猫の恩返し」の独特な世界観を生み出しました。

「耳をすませば」の月島雫が描いた小説が「猫の恩返しという設定

「耳をすませば」の主人公・月島雫が描いた小説が「猫の恩返し」という設定になっています。

本来、「耳をすませば」で雫が描いた小説は「バロン ~猫の男爵~」。

両者の内容は少し違っていて、「猫の恩返し」は「バロン ~猫の男爵~」をベースにした新しい物語となっています。

この猫の恩返しは、原作者の柊あおいさんが、「耳をすませば」で中学生の雫が描いていた物よりも“大人になった雫がそれを描き直した物”という風にしようと作り上げたそう。

 

ジブリはそもそも続編を制作しないという傾向を考慮した上で、異彩を放つ作品がこの「猫の恩返し」。

「耳をすませば」の直接的な続編ではないですが、「月島雫が描いた物語」というコンセプトに基づき、事実上は続編に匹敵する作品となりました。

どちらの作品にもバロンとムタが登場する

「猫の恩返し」にも「耳をすませば」にもバロンとムタは登場します。

耳をすませばのバロン(フンベルト・フォン・ジッキンゲン男爵)は

  • 天沢聖司の祖父・西司朗がドイツから持ち帰った宝物の人形で地球屋にいつも置いてある
  • 雫がバロンの小説を書く
  • バロンにはルイーゼという恋人がいる
  • 雫の空想の中では話す

猫の恩返しのバロンは

  • 二足歩行で歩く、人語を話す猫
  • 猫の事務所の所長
  • タキシード姿で紳士っぽい
  • キザ
  • 脅威の身体能力

耳をすませばのムタ(ルナルド・ムーン)は

  • 電車に乗り込んできた太った三毛猫
  • 雫を小さな古道具屋・地球屋に導く
  • 基本的にムーンと呼ばれているが他にお玉やムタとも呼ばれる事もある。
  • あちこち渡り歩く

猫の恩返しのムタは

  • バロンの仲間の太った猫
  • 人語を話し、口が悪い
  • 怪力の持ち主
  • 不老不死
  • 昔はワル猫だった事が判明

それぞれ役割が違い、見た目も違いますが共通する点がファンに感激を与えました。

原作者はどちらも柊あおい

原作者は「耳をすませば」も「猫の恩返し」も柊あおいさん。

「耳をすませば」は少女漫画としては地味で、発表当初はあまり人気が出ませんでした。

しかし、宮崎駿さんが掲載された雑誌を見て「耳をすませば」に興味を持ち、映画化することに。

後に宮崎駿さんからまた「猫の恩返し」の原作「バロン~猫の男爵~」も書いてほしいと依頼を受けます。

それは、バロンとムタと地球屋を使ってアニメの原作を描いてほしいという内容。

「猫の恩返し」を制作するにあたって、柊さんは色んな試行錯誤の末、「耳をすませば」とつながりを持たせたいという思いに行き着き、この物語を作り上げました。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「猫の恩返しと耳をすませばはどっちが先?関係やつながりについても」でした。

  • 「耳をすませば」の方が先に公開
  • 「耳をすませば」の公開は1995年
  • 「猫の恩返し」の公開は2002年
  • 「猫の恩返し」は「耳をすませば」のスピンオフ
  • 「耳をすませば」の月島雫が描いた小説が「猫の恩返しという設定
  • どちらの作品にもバロンとムタが登場する
  • どちらも原作者は柊あおいさん

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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