アニメ映画「耳をすませば」に登場する天沢聖司(あまさわせいじ)。
主人公・月島雫と恋愛関係になる男子生徒です。
天沢はなかなかのイケメンだし、バイオリン職人になるという立派な夢を持つキャラクター。
人気があっても不思議ではありません。
その一方で、天沢には「雫のストーカーではないか?」という声が多数あります。
金曜ロードショーは「耳をすませば」
天沢聖司ストーカー説が強いww麦茶をがぶ飲みする所マネしたり、本読まないくせに図書カードに憧れてたな pic.twitter.com/pVU9NDyXKG
— みんたろ (@takam__i630) January 11, 2019
そこで今回は具体的な出来事を挙げて、天沢聖司はストーカーなのかについて考察します。
天沢はサイコパスでヤバいやつなのでしょうか?
目次
「耳をすませば」天沢聖司はストーカーなのか?7つの疑惑を考察
『耳をすませば』で、天沢聖司が図書館で読んでいた本は、児童書『霧のむこうのふしぎな街』です。
本書は、『千と千尋の神隠し』の元ネタにもなっていて、ジブリのスタッフさんがよく読んでいたそうです。もしかしたら、このシーンの作画を担当していた方が読んでいたのかもしれませんね。 pic.twitter.com/WwgbtSiAku— ジブリのせかい【非公式ファンサイト】 (@ghibli_world) May 4, 2021
天沢聖司は雫に対して「ストーカーではないか?」と思われる行動をいくつも取ります。
ここでは天沢の7つの行動を取り上げ、ストーカー疑惑を考察します。
その1:雫が借りる本を先に借りて図書カードに名前を記入
雫は本を読むことが大好き。
そんな雫が借りようとした本の図書カードを見ると、”天沢聖司”の名前があることに気が付きます。
実は天沢は雫が借りるであろう本を先に借りて、自分の名前を図書カードに残すという行為を続けてきたのです。
そうすることで、天沢は雫に自分の印象を植え付けます。
直接会話を交わす前から、天沢は雫のことが好きでした。
雫も図書カードにある”天沢聖司”という名前を何度も見ることで、会ったこともない天沢に思いを募らせていきます。
それにしても雫の好きそうな本を探して名前を残すなんてかなり異常・・・。
これではストーカーと言われても不思議ではありません。
その2:図書館で雫の隣の席に座る
出会う前から、天沢は図書館で本を読む雫の隣に座ることをしていました。
すぐそばで雫の様子を観察して、雫の好きな本を探ろうとしていたのかもしれません。
好きな異性の側にいたいと思う気持ちはわかりますが、ちょっとやりすぎ!?
もし雫と目が合ったら、天沢はどんな反応を見せたでしょうか?
自然に会話をした?それとも知らんぷり?
いずれにしても雫をストーキングしていると言って間違いありません。
その3:初対面で雫に嫌味を言い印象付ける
天沢と雫の初対面は作品序盤。
グラウンド隣のベンチにノートを忘れてしまったことに気が付いた雫は、急いでノートを取りに戻ります。
するとそこには雫のノートを勝手に読む天沢の姿が。
ここで天沢は「コンクリートロードはやめたほうがいい」と言い、去っていきます。
これを聞いた天沢は「やなヤツ、やなヤツ」と激怒。
天沢は単に感想を言っただけかもしれませんが、雫にとっては嫌味と聞こえたようです。
もしかすると天沢は、陰から雫と夕子の様子をうかがっていたのかもしれません。
そして雫がノートの忘れたことに気が付くと、「何が書いてあるんだろう?」と盗み見たのではないでしょうか。
ここにも天沢のストーカー気質が現れています。
その4:忘れたお弁当を速攻で届ける
雫は図書館で働く父親に届けるはずのお弁当を、地球屋に忘れてしまいます。
するとお弁当を持った天沢聖司が、自転車に乗りさっそうと登場。
「でもどうして?」と聞く雫に対して、天沢は「どうしてでしょう?」と答えをはぐらかします。
もしかすると、天沢は雫と祖父の会話をこっそり聞いていたのかもしれません。
ちなみにここでも天沢は「お前の弁当ずいぶんでかいんだな」と、嫌味を言って帰っていきます。
その5:カントリーロードを完璧に演奏
今週金曜日1/11、ジブリの「耳をすませば」放映されますね。合奏で天沢聖司君のお祖父さんが弾く楽器、これがヴィオラ ・ダ・ガンバです。そして、作中の演奏を担当しているのは、当演奏会のヴィオラ ・ダ・ガンバ担当、福沢宏氏です!(続く)#耳をすませば #ヴィオラ・ダ・ガンバ #カントリーロード pic.twitter.com/uVZeu8oOLv
— スタジオ・コルダ 2021/3/19 フランスバロックの粋 美の陰影 Part.2 近江楽堂 (@hfgamba1954) January 7, 2019
バイオリンを作っていることを雫に話した天沢聖司。
「ちょっとでいいから聴かせて」という雫に対して、天沢は「その代わり、おまえ歌えよ」と、雫に歌を歌うことを要求。
ここで天沢が演奏したのがカントリーロード。
もしかすると天沢は、このような状況を想定して、事前にカントリーロードを練習していたのではないでしょうか。
なぜなら楽譜も見ずに演奏していたから。
やっぱり天沢はストーカー?
その6:雫のクラスに行きクラスメイトの前で雫を呼び出す
休み時間に雫のクラスを訪れた天沢は、「月島、ちょっといいかな?」と雫を呼び出します。
クラスメイト全員の前で。
すると「月島に男がいた!」とクラスメイト達は大騒ぎに。
雫は頬を赤らめて怒りながら、「そんなんじゃない!」と否定します。
放課後、雫を呼び出してから話をすればいいのに、天沢はあえてクラスメイトの前で雫を呼び出したと考えられます。
自分と雫が特別な関係であることを印象付ける狙いがあったのではないでしょうか。
その7:早朝に雫の家の前で待つ
早朝、目を覚ました雫が窓を開けて外を見ると、そこには天沢の姿が!?
そんな時間帯に中学生が外出しているはずがありません。
天沢は雫の家を調べて、雫が窓を開けるのを待っていたのではないでしょうか。
さらに天沢は雫を呼び出し、街を見渡せる高台で雫に告白。
イタリアに出発する前に雫に会いたいという気持ちはわかりますが、早朝に待ち伏せするなんて怖い!?
やはり天沢は雫のストーカーなのでしょうか?
天沢聖司はサイコパスでヤバいやつなのか?
『耳をすませば』の天沢聖司は、原作では絵描きを志す少年ですが、映画ではヴァイオリン職人を志す少年に変更しています。
この構想は、宮崎駿さんの中に早い段階からあったらしく、『耳をすませば』の企画が上がる以前に、イタリアのクレモナという町でヴァイオリン工場の見学をしています。 pic.twitter.com/DOACIvPyhB— ジブリのせかい【非公式ファンサイト】 (@ghibli_world) November 24, 2020
サイコパス・ヤバいやつと言われても不思議ではない
これまで解説した通り、天沢は雫に対して何度も付きまとい行為をしています。
雫が好きと言う気持ちはわかりますが、やりすぎと言われても仕方がないと感じます。
「天沢はサイコバス」「ヤバい」と揶揄(やゆ)するファンがいるのも当然なのではないでしょうか。
イケメンでかっこいいけど気持ち悪い?
耳をすませばも良いけど天沢が割と気持ち悪いんだよな…
— 新井さん (@YokohamaArai) January 7, 2022
確かに天沢はかっこいいですし、イケメンです。
さわやかな印象もありますね。
でも雫に対する数々のストーキング行為を見ると、「気持ち悪い」と感じる方がいても不思議ではありません。
一方で、イケメンだから許されると感じる方も多いようです。
観る人によって、天沢聖司は評価が大きく割れるキャラクターなのかもしれませんね。
まとめ
whisper of the heart
Seiji & Shizuku
耳をすませば
天沢 聖司 & 月島雫 pic.twitter.com/Y2nWnVtk9K— ༄ (@animevisualsss) September 21, 2020
「耳をすませば」の天沢聖司がストーカーなのかについて考察しました。
天沢のストーカー疑惑は
- 雫が借りる本を先に借りて図書カードに名前を記入
- 図書館で雫の隣の席に座る
- 初対面で雫に嫌味を言い印象付ける
- 忘れたお弁当を速攻で届ける
- カントリーロードを完璧に演奏
- 雫のクラスに行きクラスメイトの前で雫を呼び出す
- 早朝に雫の家の前で待つ
- 以上の行為を見ると、天沢は雫のストーカーと言われるのは仕方がない
あなたはどう感じますか?
最後まで読んでいただきありがとうございました!