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「二月の勝者」黒木蔵人の過去と秘密を解説!おばあちゃんの家に行く理由についても

雑記

「二月の勝者」で桜花ゼミナール吉祥寺校校長を務める黒木蔵人。

父親を「ATM」、塾に通いそうな生徒を「金脈」、講師業を「サービス業」表現するなど、多くの人が持つ塾講師のイメージをことごとく覆すキャラクターです。

その一方で、ある家にしばしば訪れては部屋の向こうのだれかに話しかけるなど、謎が残る人物でもあります。

実は黒木は過去に塾講師として大きな過ちを犯したことがあり、それが現在にも暗い影を落としています。

この記事では黒木の過去や秘密についてネタバレ解説します。

 

「二月の勝者」黒木蔵人の過去と秘密を解説

黒木の過去の過ち

最初に結論を書くと黒木蔵人は作品開始の2年前に、一人の男子生徒を潰した過去があります。

黒木が家庭の事情に介入したことが原因で、生徒は引きこもりの不登校になってしまったのです。

男子生徒の引きこもりは現在も続いています。

2年前

黒木は2年前、中学受験実績で都内トップを誇るフェニックスの最上位クラス「サミット1」を担当する人気講師でした。

フェニックスでは成績によりクラスの入れ替えがあり、成績が悪いとサミ1からサミ2に落ちてしまいます。

あるとき、サミ2に落ちた晶(あきら)という男子生徒が「サミ1に戻してほしい」と黒木に依頼。

実は晶の母親が子どもの成績にきびしく、悪い点数を取ると晶に虐待しており、晶は虐待を受けないために、黒木にサミ1に戻してほしいと頼んだのです。

 

黒木は晶の腕につねられた痣(あざ)を目にしたことで、晶が虐待を受けていること気が付きます。

タブーを破り個人指導そして家庭教師

胸騒ぎが収まらなかった黒木は外で晶と会い、事情を聞きます。

虐待の事実を知った黒木はいたたまれない気持ちになり、時間外に晶を指導するようになります。

晶の成績は上がりますが、黒木が晶に個人的な指導をしていることが母親にバレてしまいます。

すると母親は黒木に正式に家庭教師を依頼。

黒木は晶を親の虐待から守るために、晶の家庭教師を務めることに。

しかし時間外に受講生の相談に乗ったり、指導をしたり、ましてや家庭教師をすることは塾講師としてルール違反。

黒木はタブーを破ってしまったのです。

志望校に合格するも「深海魚」に

黒木の指導もあり、晶は無事に志望校に合格。

しかし志望校とは本人が望んだものではなく、親が望んだ学校でした。

実力以上の中学に通うことになった晶は、入学後まもなく「深海魚」に。

「深海魚」とは学業についていけず、成績が悪いまま浮上することができない生徒のこと。

成績不振は親子の断絶に繋がり、やがて晶は部屋に引きこもるようになります。

私立中はバラ色ではない

学業についていけない晶は学校から公立中への編入を勧められます。

晶が勉強についていけなくなることを黒木は予想していたようです。

せっかく中学受験を突破しても、勉強についていけず、地元の公立中に転入する生徒の話を聞いていたからです。

受験生も親も受験を突破することだけを考えていて、入学後があるということを忘れているのです。

しかしLINEなどを通して晶と連絡をとっていた黒木は、晶のすべてがうまくいっている、と思おうとしていました。

そして家庭崩壊

母親と今後の進路について話し合っていると、晶は突然暴れだします。

母親が晶を見放す言葉を放ったからです。

母親から連絡をもらった黒木はすぐに晶のもとへ。

しかし黒木がやってきた時には、すでに家の中はめちゃくちゃ。

母親はホテルに避難していました。

黒木が軽率に家庭の事情に首を突っ込んだ結果が家庭崩壊でした。

晶の引きこもりは現在も続いています。

以上が黒木が過去に犯した罪です。

「学び」とは何なのかを知るために桜花へ

毎年少数ですが、晶のような家庭が現れることに黒木は知っていました。

普段は冷静で理知的な親ほど受験に熱くなり、子どもを追い詰めてしまう家庭のことです。

でも理由がわからなかった黒木は、いろいろな家庭を見て経験するために、塾講師と並行して家庭教師をすることにします。

その経験の中で「家庭とは?」「親子とは?」「教育とは?」「受験とは?」「全員を合格させる方法とは?」について何も知らなかったことを痛感した黒木。

そして塾講師の仕事の本質とは何なのか、学びとは何なのかを知るためにフェニックスを辞め、桜花ゼミナールにやってきます。

桜花ゼミナールで同じ過ちを犯す

実は黒木は桜花ゼミナールでも生徒の家庭に介入する過ちを犯してしまいます。

受験に熱くなりすぎた父親と子どもが衝突したことを知り、家庭に踏み込んでしまったのです。

感情を理性で抑えきれないためでしたが、黒木は自分の行動を同僚から非難されます。

ただ晶の家庭のようになることはありませんでした。

結果として、子どもは受験に前向きに取り組んでいくことになります。

黒木がおばあちゃんの家に行く理由を解説

作品の前半、黒木がどこかのおばあちゃんの家に行っているシーンが描かれています。

自分の祖母の家ではなく、よそのおばあちゃんの家です。

黒木がなぜおばあちゃんの家に行くのか、解説します。

黒木がおばあちゃんの家に行く理由

黒木は晶に勉強を教えに行っているのです。

地元の公立中に通うことになった晶は両親と離れ、祖母の家に預けられます。

しかし途中から編入したため、学校に馴染めず、中学3年になっても引きこもりのまま。

責任を感じた黒木はおばあちゃんの家に行き、晶の勉強をみているのです。

晶がドアを開けることはありませんし、時には返事をしないこともありますが、それでも黒木は辛抱強く晶が答えを出すまで待っています。

黒木にはこんな秘密もあったんですね。

黒木のもう一つの秘密「STARFISH」を解説

黒木蔵人には過去に犯した罪の他にもう一つ秘密があります。

「STARFISH」という風俗店(?)に週3回通っていることです。

風俗街で黒木を見かける佐倉

7月のある日、新人講師の佐倉麻衣は「黒木が週3回、塾の近くの風俗街に行っている」という情報を耳にします。

佐倉が風俗街にあるコンビニで買い物をして外に出ると、そこには風俗嬢と思われる女性と話す黒木の姿が。

そのとき黒木は女性の知り合いの男に殴られケガをしたため、事務所で治療を受けることに。

そこはなんと「STARFISH」というキャバクラ(?)の事務所!?

佐倉はその事務所で、小学生用の計算問題のプリントがあるのを目にします。

「STARFISH」は11月にも登場

受験まで3ヶ月を切った11月、黒木の元で働く橘講師は、黒木がパワハラをチラつかせていると感じ始めます。

そこで黒木の弱みをつかむために風俗街へ。

「STARFISH」の前まで行くと扉が開き、桜花ゼミナール御茶ノ水校の碧山講師が出ていきます。

橘を黒木が寄こした助っ人と勘違いした碧山は、橘を部屋に入れます(第53講)。

「STARFISH」についてはこれ以上描かれていないので、詳細は不明です。

しかし黒木や碧山が「STARFISH」でしていることを桜花ゼミナールの社長は知っている様子。

どうやら「STARFISH」は黒木だけではなく、桜花ゼミナールの秘密のようです。

黒木らは小学校レベルの勉強をだれかに教えているようですが、果たして真相は!?

まとめ

桜花ゼミナール吉祥寺校校長の黒木蔵人の過去や秘密を解説しました。

  • 黒木は前の塾で生徒の家庭教師を引き受け、親の希望する中学に合格させる
  • 中学で勉強についていけなくなった生徒は引きこもりに
  • 黒木の軽率な行動が家庭崩壊を引き起こしてしまう
  • その後黒木は塾講師の仕事の本質を知るために桜花ゼミナールへ
  • 黒木は引きこもりになった生徒の勉強を今でもみている
  • 黒木は週3回キャバクラの事務所に通っているが、詳細は不明

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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