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「二月の勝者」名言まとめ!中学受験する上で知っておきたい言葉一覧

雑記

「週刊ビッグコミックスピリッツ」で連載中のマンガ「二月の勝者-絶対合格の教室-」。

2021年にはドラマも放送されました。

私も作品を読みましたが、中学受験を実にリアルに描写してあるので、背筋がゾッと震えることもありました。

そんな「二月の勝者」には中学受験に関する名言がいくつも登場します。

そこでここでは、受験生を持つ親ならぜひとも知っておきたい「二月の勝者」の名言をまとめました!

受験生にとっても役立つ名言も1つご紹介します。

 

「二月の勝者-絶対合格の教室-」名言まとめ!中学受験する上で知っておきたい言葉一覧

君たちが合格できたのは、父親の「経済力」そして「母親」の狂気

「自分は天才」とでも思っているのか?

前哨戦である1月地方入試で「灘」に合格したから?

「ラサール」が「渋幕」が受かったから?

カン違いも甚だしい

君たちが合格できたのは、父親の「経済力」そして「母親」の狂気

引用元:「二月の勝者」1巻第1講

作品冒頭に出てくる黒木蔵人の言葉。

東大生の親の世帯年収を調べると、全世帯の54.8パーセントが年収9,500,000円以上、つまり高所得であることはよく知られています。

乱暴な言い方をすれば、子どもの学力はある程度お金で買えるわけです。

これは大学受験だけではなく、中学受験にも当てはまります。

でもこの言葉で最も衝撃なのは「母親の狂気」。

作品を読み進めていくと、子どもの受験に悩む母親の「狂気」が実にリアルに描かれています。

中学受験には受験する子どものやる気以上に、親の本気度が試されていることがわかる言葉。

金脈を取りに行きますよ

そうですね、受験塾(ここ)は「子どもの将来(それ)」を売る場所です

「新規獲得」のチャンスです

金脈を取りに行きますよ

引用元:「二月の勝者」1巻第1講

新卒の女性講師・佐倉麻衣の「子どもの将来のためにやってるんですよね?」という質問に対する黒木の言葉。

名言ではありませんが、私企業である学習塾が受講生をどう見ているのか、よくわかる言葉です。

塾や予備校は民間企業なので、利益を出せなければ倒産。

生徒を集め、スポンサー(=親)からお金を引き出さなければ、事業は継続できません。。

いくら立派な教育理念を掲げていても、実際には生徒を「金脈」と見ているのです。

多額のお金を払ってもらっているのだから、絶対に合格させるという意気込みは持っているでしょうが、同時に受験生を「金づる」と見ていることも知っておく必要があります。

凡人こそ中学受験をすべきなんです

凡人こそ、中学受験をすべきなんです

引用元:「二月の勝者」1巻第3講

サッカーが得意で、小さい頃からずっと父親から期待されていた三浦佑星。

サッカーを続けさせたい父親と、中学受験させたい母親が対立します。

そんな両親に黒木がズバッと言ったのが「凡人こそ中学受験をすべき」という一言。

Jリーガーになれるのはほんの一握りの人間であることを具体的な数字を使って説明した上で、特別な才能を持たない人間は勉強したほうが成功を手に入れやすい、と伝えます。

大志を抱いている子どもや期待する親には冷酷に聞こえるかもしれませんが、黒木が言っていることは至極真っ当であると感じます。

実際の「ATM」である父親の心を揺さぶらないと、お金の引き出しはできませんから

いくら母親が教育の主導権を握っていても、実際の「ATM」である父親の心を揺さぶらないと、お金の引き出しはできませんから

引用元:「二月の勝者」1巻第3講

女性が働くこと当たり前になり、「ATM」の役割を果たせるようになったとはいえ、家庭での父親の存在は今だに大きいものがあります。

黒木はその辺の事情をよく理解しているので、塾生候補の父親の心を揺さぶる対策をしっかりしているんですね。

受験生を持つ親なら知っておいて損はない塾側の本音です。

他に好きなことがある子ほど、受験をやめなくていいんですよ

他に好きなことがある子ほど、受験をやめなくていいんですよ

引用元:「二月の勝者」1巻第6講

好きなものをガマンするのが受験では?と思いがちですが、黒木の考えは違います。

小学生の時にがんばって中高一貫に進学すれば、6年間好きなことを思いっきりできる、と考えているのです。

黒木から中高一貫の男子校に鉄道研究会があることを知らされた加藤匠は通塾を決意します。

今がんばっておけば6年間好きなことをできる、というのは小学6年生にとって魅力的な提案かもしれませんね。

中学受験は特急券です

中学受験は特急券です

引用元:「二月の勝者」第16講

黒木は子どもたちの目的地を「最終学歴」としての大学であると仮定し、そこにたどり着くまでのルートを以下の2つにわけて説明します。

  • 在来線普通列車乗車券:公的な教育機関のみで大学に入る
  • 特急券:中学受験をして、中高一貫校から大学に入る

真面目にコツコツできる子ども、もともと地頭がいい子どもは普通列車の旅で目的地まで行くことができますが、それができない子もいます。

そんな子を持つ親のために、中学受験を指導する塾は特急券を買うお手伝いをする、と黒木は言います。

さらに「お金をかけた者が圧倒的有利」とも。

結局はお金なんですね。

だからこそ黒木は「塾講師は教育業ではなくサービス業」と言っているのです。

子どもは裏切ります。

子どもは裏切ります。言うことを真に受けてはいけません

引用元:「二月の勝者」第21講

子どもの頃に持っていた夢の話になった桜花ゼミナールの講師たち。

それを聞いていた黒木は「また夢などというくだらない話をしているんですか」と講師たちを切り捨てます。

そこで言ったのがこの言葉。

少しでも上位の学校に入れることの方が大切で、小学生の夢を志望校選びの理由付けにしてはならない、と黒木は考えているようです。

賛否が分かれる意見ですが、私は黒木の考えに賛成します。

偏差値55から60の間は言うなれば、断絶した崖道

偏差値55までは確かに少しずつの高低差で続く坂道です。しかし・・・

実は、偏差値55から60の間は言うなれば、断絶した崖道

引用元:「二月の勝者」第26講

黒木は偏差値55から60の間を「断絶した崖道」に例えていますが、勉強だけではなく、あらゆるものに当てはまること。

スポーツでも語学でも、始めたばかりの頃は順調に伸びますが、あるところからピタッと伸びが止まります。

勉強でも同じで、偏差値55までいった子どもをさらに上に引き上げるのが塾講師の腕の見せどころ、と黒木は言います。

桜花ゼミナールの講師はもう一度基礎を叩き込むことで、子どもたちを偏差値60まで引き上げようとしているようです。

偏差値55から60の間に断絶された崖道があることは、親子ともども知っておきたい事実と言えます。

受験を自分ごとにさせるんです

受験を自分ごとにさせるんです

不安、不満、攻撃はすべて私どもに向けてください

引用元:「二月の勝者」第42講

塾主催の夏合宿の説明会で、黒木が保護者を前に言ったのがこれ。

親が「勉強しろ」「なんでできないの?」と言うのは、親の不安を子どもにぶつけているだけで、何の意味も持たない。

子どももあれこれ言われているうちは「やらされている」という意識しか持たない。

そこで「この受験は親のものではない。自分自身のものなのだ」ということを理解させるために、「勉強のことはあなたに任せている」と子どもに言うのがいい、と黒木は保護者に説明します。

そして不満があるなら、子どもにではなく講師にぶつけろ、と。

これを聞いた保護者たちの緊張感は一気に高まります。

「受験までまだ6ヶ月ある」と余裕を持っていた親の心を引き締めた言葉でもありました。

2月1日本番その日まで学力は伸びます

2月1日本番その日まで学力は伸びます

引用元:「二月の勝者」第62講

入試まで4ヶ月を切った10月の保護者面談で、三浦佑星の両親に黒木が言ったのがこれ。

この時点で偏差値7ポイント足りない三浦佑星ですが、今後弱点の洗い出しをして、本番形式の過去問演習をすることで試験当日まで学力は伸びる、と黒木は言います。

三浦佑星の両親は「息子は合格する見込みがある」と理解しホッとして帰っていきます。

この面接で黒木は「合格できる」とは一言も言っておらず、過去のデータと今後のスケジュールを話しただけ。

しかし「学力が試験当日まで伸び続けるのは本当だ」と考えています。

受験生を持つ親にとって励みになる言葉と言えるでしょう。

一問一問脳みそが汗をかくような頭の使い方をすること

一問一問脳みそが汗をかくような頭の使い方をすること

引用元:「二月の勝者」第69講

10月の日曜特訓で黒木が、成績上位のクラスで言った言葉。

丸暗記の知識で問題を解くのではなく、徹底的に考えることを要求しています。

どの教科もそうですが、考えている時が一番力が伸びるんですよね。

受験生にぜひ知っておいてほしい言葉なので、ここでご紹介します。

まとめ

改めてご紹介すると

  • 君たちが合格できたのは、父親の「経済力」そして「母親」の狂気
  • 金脈を取りに行きますよ
  • 凡人こそ中学受験をすべきなんです
  • 実際の「ATM」である父親の心を揺さぶらないと、お金の引き出しはできませんから
  • 他に好きなことがある子ほど、受験をやめなくていいんですよ
  • 中学受験は特急券です
  • 子どもは裏切ります。
  • 偏差値55から60の間は言うなれば、断絶した崖道
  • 受験を自分ごとにさせるんです
  • 2月1日本番その日まで学力は伸びます
  • 一問一問脳みそが汗をかくような頭の使い方をすること

最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

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