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裏世界ピクニック/裏世界・裏側とは?くねくねや八尺様・時空のおっさんについても

裏世界ピクニック

2人の女子大生が裏世界と呼ばれる異空間を探索する中で、さまざまな怪異やクリーチャー、謎と遭遇する「裏世界ピクニック」。

そんな「裏世界ピクニック」の最大の謎といえば裏世界という異空間です。

空魚と鳥子が足を踏み入れた裏世界とは一体どんな存在なのでしょう?

ここでは原作小説・マンガの中の情報から、裏世界とは何かについて解説。

また裏世界で空魚らが出会う「くねくね」「八尺様」「グリッジ」「時空のおっさん」についてもまとめました!

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「裏世界ピクニック」裏世界・裏側とは何か解説

「裏世界」とは紙越空魚(かみこしそらお)、仁科鳥子(にしなとりこ)が探検する異空間のこと。

作品序盤、空魚はこの異空間のことを「裏側」と呼んでいますが、話が進むにつれて「裏世界」という言葉に統一されていきます。

裏世界・裏側は何かわかっていない

最初に書きますが「裏世界ピクニック」小説5巻まででは、裏世界とは何か、はっきりしたことはわかっていません。

しかし断片的にですが、裏世界についての情報が作品中に出てきています。

そこで次からは裏世界についてわかっていることを説明していきます。

ゲートが存在する

ゲートとは表の世界(現実世界)と裏世界(異空間)を繋ぐ門のような存在のこと。

ゲートには

  • エレベーターの階数ボタンをある順番で押すと裏世界へ
  • 居酒屋を出て人混みに紛れているうちに、いつの間にか裏世界へ

といったものから、穴やドアのようにわかりやすいものまであります。

またゲートはいつまでも使えるものではなく、使えなくなってしまうものもあります。

空魚が使っていた大宮市内にある廃墟のゲートは、裏世界で出会った鳥子と表の世界に戻ったときに使えなくなりました。

中間領域(中間世界)が存在する

表の世界から裏世界の間には中間領域(中間世界)と呼ばれる空間が存在します。

中間領域とは表の世界と裏世界が混ざり合ったような不思議な空間のことで

  • エレベーターの扉の向こうから幽霊のような女が乗ってこようとする
  • 居酒屋の店員の話している言葉が突然おかしくなる
  • 文字が読めない文字に変わる

など、通常では考えられないようなことが起こり、やがて裏世界にたどり着きます。

ネット怪談の「時空のおっさん」が現れ、帰るように注意され、現実世界に戻ることもあります。

また中間領域を経由せずに、いきなり裏世界にたどり着く場合もあります。

一度裏世界に行った人は癖になり何度も行くようになる?

一度裏世界に行った人間は癖になり、その後何度でも裏世界に行くようになる、と小桜が推測しています。

空魚と鳥子が何度も裏世界に行くようになるからです。

空魚と鳥子の場合、意図しなくても裏世界に行くこともあります。

ですので小桜が立てた仮説は、少なくとも空魚と鳥子には当てはまっていることになります。

裏世界の存在は現実世界の怪異の文脈に則って現れる

裏世界での不思議な現象や恐怖体験は、現実世界で語られる怪異の文脈に則って現れる、と空魚は推測しています。

例えば裏世界の「八尺様」や「きさらぎ駅」が現実世界にある都市伝説やネットロアで語られている姿と同じ姿で現れるように。

空魚が出会った「時空のおっさん」も、現実世界の都市怪談で語られているのと同じ姿で現れます。

裏世界にいる何か(誰か)が、人間の中にある怪談や怪異の概念を利用して「八尺様」「きさらぎ駅」など現象を登場させている、というのが空魚の考えです。

裏世界に来た人間に恐怖を与えるために、人間世界にすでに存在する怪談のテンプレートを利用しているとも考えられます。

裏世界を研究している団体も存在

「裏世界ピクニック」小説版2巻のファイル6「果ての浜辺のリゾートナイト」では、裏世界について研究している団体の存在も明らかになります。

DS研究奨励協会、略してDS研は1990年代始めに設立された組織で、裏世界の研究をしていました。

しかし裏世界由来の物品や怪異が人間の体に悪影響を及ぼすことがわかります。

裏世界の物品や怪異に接した人間の中に、この世のものとは思えない形状になったり、病気のようなものを発症する者が現れたためです。

そのためDS研は裏世界の探索を打ち切り、裏世界による犠牲者を保護して治療方法を探ることが主目的にしています。

小桜もDS研に所属しており、空魚や鳥子が裏世界から持ち帰った物品と引き換えに渡していたお金も、DS研から支払われていました。

 

くねくねや八尺様・グリッジや時空のおっさんを解説

次にアニメ1期で登場する裏世界の怪異を4つご紹介します。

くねくね

作品の最初で紙越空魚が一目見てしまったため、まったく身動きが取れなくなってしまったのが「くねくね」。

仁科鳥子が岩塩の塊を投げて退治しましたが、2回目に遭遇したときは岩塩は効かず、銃で仕留めます。

「くねくね」の正体はわかっていませんが、見たものの意識に入り込み、幻覚のようなものを見せるようです。

なお「くねくね」を見たことで空魚の右目は青く変色し、裏世界での事象を見通すことができるようになります。

八尺様

裏世界の廃ビルの中に入った空魚、鳥子、肋戸の前に現れた「八尺様」。

ネット怪談で有名な若い男を襲う怪異で、身長が八尺(240cm)あるために「八尺様」と呼ばれています。

肋戸は「八尺様」を行方不明になった妻と勘違いし、吸い寄せられるように「八尺様」に近づき、どこかに消えてしまいます。

空魚も「八尺様」に引き寄せられますが、鳥子に助けられます。

先程「裏世界での不思議な現象や恐怖体験は、現実世界で語られる怪異の文脈に則って現れる」という空魚の仮説を説明しましたが、「八尺様」は空魚の仮説とピッタリ一致する現象と考えられます。

グリッジ

「グリッジ」とは裏世界の至るところに存在する、異状な現象が起こる空間のこと。

踏み入れた人間を一瞬で焼き尽くすトースターや、機械に異状な動作を起こさせるグリッジなど、いくつもの種類があります。

通常は人間の目で見ることはできませんが、「くねくね」と接したことで青くなった空魚の目は認識することが可能。

なお裏世界に迷い込んだ米軍のベイルホース大隊の兵隊たちは、グリッジのことをベアトラップと呼び恐れていました。

時空のおっさん

「時空のおっさん」は小説版4巻ファイル4、およびマンガ版3巻15話に登場。

裏世界に行った鳥子を探すために空魚が鳥子のアパートに行くと、中間領域に迷い込みます。

そこで空魚の前に現れたのが「時空のおっさん」。

男が「あの子のことはあきらめて帰って!」「次は戻れなくなるよ」と脅すような口調で言った瞬間、空魚は現実世界に引き戻されます。

「時空のおっさん」も現実世界に伝わるネット怪談で、体験者が唐突に誰もいない世界に迷い込むと、作業員や用務員の格好をしたおじさんが現れ、「早く出ていけ!」など警告を受けたり、叱られたりします。

男は異世界に迷い込もうとしている人間を元の世界に戻す番人、または監視組織の一員である、という解釈がされることが多いとか。

でも実態はわかっておらず、空魚らの敵か味方かについてもはっきりしません。

 

まとめ

「裏世界ピクニック」における「裏世界」とは

  • はっきりとしたことはわかっていない
  • 現実世界と裏世界を繋ぐゲートが存在する
  • 現実世界と裏世界が混在したような中間領域が存在する
  • 一度裏世界に行った人間は、その後何度も裏世界に行くようになる?
  • 裏世界の存在は現実世界の怪異の文脈に則って現れる

アニメ1期で登場する裏世界の怪異は

  • くねくね:人間の意識に入り込み、幻覚のようなものを見せる
  • 八尺様:ネット怪談する背の大きい女。見た人間は懐かしい感情を起こし、八尺様に吸い込まれ、どこかに消えてしまう
  • グリッジ:裏世界の至るところに存在する、異状な現象が起こる空間のこと。
  • 時空のおっさん:異世界に迷い込もうとする人間を元の世界に戻す番人、または監視組織の一員とネット怪談で語られている存在

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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