当ブログの記事にはプロモーションが含まれています

わたしの幸せな結婚/鶴木新の正体は?目的や異能についても

わたしの幸せな結婚

「わたしの幸せな結婚」小説2巻冒頭、一人の男性が斎森美世に近づきます。

急にふらりと倒れそうになった美世に、男は腕を差し出します。

美世を助けた男の名前は鶴木新(つるきあらた)。

新はある目的をもって、美世に近づいたのです。

鶴木新とは一体何者なのでしょう?

今回は鶴木新を取り上げ、以下の3点について解説します。

  • 鶴木新の正体
  • 鶴木新の目的
  • 鶴木新の異能
わた婚記事一覧はここから

 

「わたしの幸せな結婚」鶴木新(つるきあらた)の正体

鶴木貿易を経営する鶴木家の御曹司

鶴木新とは、鶴木貿易という中堅の貿易会社を経営する鶴木家の御曹司。

年齢は24歳。

本編開始当初、久堂清霞が27歳で、斎森美世が19歳なので、鶴木新は2人の間の歳ですね。

三つ揃いのスーツを自然に着こなし、栗色の髪を持つ鶴木新は、好青年という言葉がぴったり。

初対面の人間にも好印象を与える人物です。

 

なお鶴木貿易は維新後に設立された会社で、20年ほど前に業績不振で倒産の危機にありましたが、その後は持ち直し、現在では安定しているとのことでした。

初登場は小説2巻

鶴木新の作品初登場は小説2巻。

ある夏の日、美世は葉月、ゆり江と一緒に街に出かけます。

しかし、連日のように悪夢に苛まれていた美世は体調がすぐれませんでした。

夏の暑さも相まって、平衡感覚を亡くした美世は倒れそうになってしまいます。

そんな美世を助けたのが鶴木新。

「申し訳ありません」と頭を下げる美世に、新は「何もなかったのですから、気にしなくていい」「ケガをしてはいけないから、注意してください」と言い、去っていきます。

 

新が美世を助けたのは偶然ではありません。

美世に近づくために、偶然を装って新は美世を助けたのです。

本名は薄刃新(うすばあらた)

鶴木新という名前は表向きのもので、男の本名は薄刃新。

薄刃家とは、斎森家や久堂家、辰石家と同じく、異能者が生まれる家系です。

 

本来、異能とは鬼や妖など異形を退治するためのもの。

久堂清霞が持つ火を操る異能も、異形と戦うために使います。

ですが、薄刃家に生まれる異能者が持つ異能は、人の精神や脳に作用するという特徴があります。

薄刃家の異能とは、異形を倒すためではなく、異能者を倒すための能力なのです。

強すぎる能力を悪用させないため、薄刃家は表に出ることなく、ひそかに暮らしてきました。

薄刃家の人間たちは、先祖が決めた掟(おきて)に従い、生き延びてきたのです。

薄刃家の先祖が決めた掟
  • 本当の苗字を名乗ってはいけない
  • 外で異能を使ってはいけない
  • 結婚相手は親族の中でしか認められない
  • 特に親しい友人や恋人を作ってはいけない
  • 許可なく高額なものを買ってはいけない
これらはほんの一部で、まだたくさんの掟があると言います。

美世の母・澄美は薄刃家の出身

斎森美世の母・澄美は薄刃家の出身です。

澄美は精神感応(テレパシー)の異能を持っていました。

精神感応の能力をもつ薄刃家の女性は、夢見の力を持つ娘を産むと言われており、澄美も夢見の異能を持つ子を産むことを期待されていたとのこと。

 

実際に、澄美は夢見の力を持つ美世を出産。

しかし娘の異能が悪用されることを危惧した澄美は、美世の能力を封印してしまいます。

美世の夢見の力や、異能が発現しなかった理由については、以下の記事で詳しく解説しています。

鶴木新と斎森美世とはいとこの関係

鶴木新と斎森美世はいとこの関係です。

新の父親と美世の母親が兄弟だったのだと考えられます。

新と美世の祖父は、鶴木義浪(つるきよしろう)という人物。

薄刃家の人物なので、本名は薄刃義浪だと思われます。

 

最初、新は美世のことを「美世さん」と呼んでいましたが、やがて「美世」と呼び捨てにするようになります。

 

「わた婚」鶴木新(薄刃新)の目的

「わたしの幸せな結婚」2巻中盤、鶴木新は久堂清霞を破り、美世を薄刃家に連れていきます。

新の目的は何なのでしょう?

美世を守ること

薄刃新の目的は美世を守ること。

夢見の力を持つ女性=夢見の巫女は、薄刃家においては神格化された存在。

そんな夢見の異能者が現れたら、一族全員で守り、支えるという掟が薄刃家にあります。

これまでは一族の中から選ばれた異能者が夢見の巫女のそばにいて、守る役目を担ってきたと言います。

新は自分が美世の結婚相手になり、美世を守ろうとしていました。

美世の護衛を自ら買って出る

久堂清霞との勝負に勝ち、美世を薄刃家に連れてきた薄刃新でしたが、美世の気持ちが清霞にあることを知ると、美世との結婚は断念。

代わりに「自分を美世の護衛に雇わないか?」と、清霞に提案します。

清霞は、護衛役として新を雇うことはしませんでした。

しかし新は美世に異能の使い方を教えることになります。

 

異能の使い方など学んだことがなかった美世にとって、新から指導を受けることは好都合だと思われます。

異能の訓練を受けるために、薄刃新は親元を離れ、祖父・義浪の元で育ってきましたからね。

「わたしの幸せな結婚」鶴木新の異能

幻を操る異能を持つ

鶴木新(薄刃新)は幻を操る異能の持ち主。

小説2巻、美世を手に入れるために、鶴木新は久堂清霞に勝負を申し込みます。

戦いの最中、新は異能を使い、清霞に20体以上の自分の幻覚を見せ、最後には圧勝します。

久堂清霞を倒すほどの強さを持つ

久堂清霞は、雷を操る強力な異能の持ち主。

普段は帝国陸軍の対異特務小隊で隊長を務めるほどの人物です。

そんな清霞を一蹴してしまうのですから、薄刃新の強さはかなりのもの。

作中に登場する異能者の中でも、薄刃新は最上位の強さを持つ異能者と言えるでしょう。

 

ebookjapanなら「わた婚」の小説・漫画を70%OFFで読める

以下の記事では「わたしの幸せな結婚」の原作小説・漫画を安く読めるサービスをご紹介しています。

お好きなサービスを選べばいいですが、おススメはebookjapan。

初回ログイン時にもらえる70%OFFクーポンを使えば、「わた婚」を安く読むことができますよ!

まとめ

「わたしの幸せな結婚」に登場する鶴木新の正体・目的・異能について解説しました。

  • 鶴木新は、表向きは鶴木貿易を経営する鶴木家の御曹司だが、正体は薄刃家の異能者・薄刃新
  • 鶴木新は斎森美世のいとこ
  • 鶴木新の目的は、夢見の巫女である斎森美世を守ること
  • 幻を操る異能の持ち主で、久堂清霞に圧勝するほどの強さを持つ

最後までご覧いただきありがとうございました!

タイトルとURLをコピーしました