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わたしの幸せな結婚/薄刃家とは?異能や斎森美世との関係についても

わたしの幸せな結婚

「わたしの幸せな結婚」には、異能を受け継ぐ家系が登場します。

斎森家や辰石家、久堂家などがそうですね。

実は上記の家以外にも、薄刃家(うすばけ)にも異能が継承されています。

薄刃家とは、どんな家系なのでしょう?

今回は薄刃家に注目して、以下の3点について解説します。

  • 薄刃家とはどんな家系か?
  • 薄刃家の異能とは?
  • 薄刃家と斎森美世の関係
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「わたしの幸せな結婚」薄刃家(うすばけ)とは?

異能を受け継ぐ家系

薄刃家は、異能を受け継ぐ家系です。

異能とは?
異能とは、鬼や妖など異形を退治するためのもの。

火を起こす、念力、瞬間移動、透視能力、式を飛ばすなど、いろいろなものがある。

時には戦争に使われることも。

冒頭で触れましたが、斎森家や辰石家、久堂家など、「わた婚」には異能を受け継ぐ家系が登場します。

これらの家に生まれたすべての者が異能を授かるわけではありませんが、異能を受け継ぐ家系は決まっています。

薄刃家も、そんな異能を受け継ぐ家系のひとつなのです。

美世の母親・斎森澄美の実家

本編の主人公・斎森美世の母親・澄美(すみ)は薄刃家の出身。

政略結婚により、斎森真一と結ばれます。

こんな経緯があるので、澄美は斎森真一の元恋人であった斎森香乃子からはとても恨まれていました。

 

本編開始時点では故人の澄美ですが、精神感応(テレパシー)の異能を持っていました。

夢見の力を持つ異能者は、精神感応を持つ母親から生まれるので、澄美は幼い頃から夢見の異能を持つ子を産むよう、周囲から過度な期待をかけられていたと言います。

 

なお夢見の力については、以下の記事で詳しく解説しています。

薄刃姓ではなく鶴木姓を名乗ってきた

薄刃家の人間たちは、薄刃ではなく、鶴木(つるき)という姓を名乗って生きてきました。

小説2巻から登場する薄刃新も、鶴木新という名前で生活しています。

美世の実母・澄美も、表向きは鶴木澄美という名で生きてきたことが小説2巻で明らかになりました。

 

そんな薄刃家は、鶴木貿易という貿易会社を表向きの家業として経営。

鶴木貿易は維新後に設立された会社。

20年ほど前に業績不振で倒産の危機にありましたが、その後は持ち直し、現在では安定している、と小説2巻に説明がありますが、実際の経営状態はよくありません。

異能を悪用させないために厳しい掟(おきて)が存在

薄刃家の人間たちは、先祖が決めた掟(おきて)に従い、生きています。

このあと解説しますが、薄刃家の異能者が持つ能力はあまりに強力。

異能を悪用させないために、先祖は以下のような掟を定めたのです。

薄刃家の先祖が決めた掟
  • 本当の苗字を名乗ってはいけない
  • 外で異能を使ってはいけない
  • 結婚相手は親族の中でしか認められない
  • 特に親しい友人や恋人を作ってはいけない
  • 許可なく高額なものを買ってはいけない
ここに記載したものはほんの一部で、まだたくさんの掟があるとのことです。

薄刃家の人間と判明している人物

作中で、薄刃家の人間と判明している人物を紹介します。

鶴木義浪(うすばよしろう)

本編開始時点での薄刃家の実質的な当主であり、澄美の実父。

美世の祖父であります。

斎森澄美(さいもりすみ)

美世の母・澄美は薄刃家の出身。

政略結婚で、斎森家に嫁ぎ、美世を出産。

美世は異能を持っていないと思われていましたが、本当は夢見の力という異能を持っていました。

美世に夢見の異能があることを知った澄美は、能力が悪用されないように封印。

夫の真一に美世の将来を託しますが、願いが聞き入られることはありませんでした。

鶴木新(うすばあらた)

2巻冒頭に登場する鶴木新も薄刃家の人間で、本名は薄刃新。

表向きは鶴木貿易の社員。

異能の訓練を受けるために、親元を離れて祖父・義浪の元で育ちます。

自分の分身がいるように錯覚させるなどの幻を操る異能の持ち主で、その強さは久堂清霞に圧勝するほど。

美世とは、いとこの関係です。

甘水直(うすいなおし)

小説3巻から登場する甘水直は、薄刃家の分家である甘水家の長男。

異能心教という新興宗教を興し、国家の転覆を狙っている危険な人物です。

人間の五感を操作する異能の持ち主。

自らの目的を達成するため、夢見の異能を持つ美世を自分の側に引き入れようとしています。

 

「わた婚」薄刃家の異能は?

人心に干渉する異能

薄刃家の異能者は、人心に干渉する力を持っています。

異能とは、本来は異形を倒すためのものですが、薄刃家に受け継がれる異能は、異能者を倒したり、取り締まったりするための力。

他の異能者の精神に入り込み、異能を抑えたり、倒したりすることができますからね。

そのため薄刃家の異能者は、他の異能者から恐れられてきました。

薄刃家の異能は帝も恐れるほど

帝国の頂点に君臨する帝(みかど)は、天啓という異能を持っています。

天啓とは、神から与えられたお告げのことで、いわば予知能力です。

帝は天啓に従い、国家の危機を知ることが可能。

ですが、薄刃家の異能は帝の力を上回るとも言われています。

例えば、夢見の力をもってすれば、帝の夢の中に入り込み、帝の精神を操ることさえ可能ですから。

帝さえも恐れるのが、薄刃家の異能なのです。

目立たぬように暮らしてきた

相手に幻覚を見せたり、相手の思考を読んだり。

記憶を操作したりなど、場合によっては国さえも滅ぼしかねない薄刃家の異能。

自分たちの異能の恐ろしさを知っていた薄刃家の人々は、能力を悪用する者が出ることがないように、薄刃という姓を使わず、厳しい掟のもと、目立たずに生活してきました。

 

他の家に薄刃の血が広まらないよう、結婚も親族の中でしか認めませんでした。

前で解説した厳しい掟も、自分たちの異能が恐ろしいものであることを理解していたためのものだったのです。

薄刃家と斎森美世の関係

美世は薄刃家の血を引いている

斎森美世は薄刃家の血を引いています。

母親の澄美が薄刃家出身ですからね。

美世は夢見の異能を持っている

異能を持っていないため、澄美亡き後の斎森家でひどい扱いを受けていた美世。

ですが、小説2巻で美世は夢見の力を持っていることが判明します。

夢見の力は、薄刃家の中でも別格の力とされる異能。

  • 人間の眠りの中に入り込み、夢を操ることが可能
  • 夢の中で精神を操作したり、洗脳をすることも可能
  • 能力を使いこなせれば、夢の中で過去・現在・未来のすべてを見通すことさえ可能。

まさに帝の天啓も凌駕するほどの異能と言えますね。

 

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まとめ

「わたしの幸せな結婚」に登場する薄刃家について解説しました。

薄刃家とは

  • 異能を受け継ぐ家系のひとつ
  • 美世の母親・斎森澄美の実家
  • 薄刃姓ではなく鶴木姓を名乗ってきた
  • 異能を悪用させないために、薄刃家には厳しい掟がいくつもある

薄刃家の異能は

  • 人心に干渉する異能
  • 薄刃家の異能は帝も恐れるほど

薄刃家と斎森美世の関係は

  • 美世は薄刃家の血を引いている
  • 美世は、薄刃家の異能である夢見の力を持っている

最後までご覧いただきありがとうございました!

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