「超高速!参勤交代」は、財政が苦しい小藩がムリなスケジュールで参勤交代する様をコミカルに描いたところがおもしろかったですね!
人気が高かったため続編も作られました。
ところで1作目の最後の方で映った橋が映画を見た人の間で話題になりました。
知っている方は「あの橋だ!」と思ったでしょうし、知らない方は「どこにあるんだろう?」と思ったでしょう。
この橋は何度かドラマや映画のロケ地になったことがあり、2016年連ドラ「とと姉ちゃん」のロケにも使われました。
ここでは「超高速!参勤交代」のロケで使われたあの橋にスポットをあてます。
超高速参勤交代のエンディングの橋の名前と場所はどこ?
蓬莱橋は超高速参勤交代とかに出てたあの長い木造の橋。欄干が膝ぐらいまでの高さしかないし木と木の隙間が空いてたりするし立ち止まると揺れてるのがわかったりしてスリルがあって楽しい pic.twitter.com/QUoeCYhKSH
— 冬 しばらく潜ってます (@huyuiro) October 18, 2015
超高速参勤交代のロケ地の“蓬莱橋”に来た。
世界最長の木造橋、欄干が低くて割と怖いw pic.twitter.com/KA7FdZChd9— ハル*tmy (@harumi0320) October 15, 2017
こちらのツイートにあるように、超高速参勤交代で使われた橋は静岡県島田市にあります。名前は蓬莱橋です
明治時代に茶の栽培が始まった牧之原大地と島田の地を結ぶために作られた橋です。
江戸時代に難所と言われた大井川にかけられ木製の橋で、全長897.422mで幅は2.7m。
1879年(明治時代)に農道として作られた橋ですが、現在でもつかわれているところが貴重です。
徳川家16代宗主・徳川家達がかつての家臣たちを激励に訪れた際、牧ノ原台地を蓬莱山(宝の山)に例えたこと由来します。
この橋は車は渡ることができず、歩行者と自転車のみが渡ることができます。
観光客も多く、900m近い橋をゆっくり時間をかけて歩く方が多いです。
超高速参勤交代のロケ地・蓬莱橋はとと姉ちゃんの舞台にも
蓬莱橋はこれまでいくつもの映画やドラマの撮影に使われてきました。
例えば2016年NHK連ドラ「とと姉ちゃん」の序盤でしばしば登場しました。
ヒロインの高畑充希さんや、その妹の相楽樹さんがこの橋を走るシーンが何度もありました。
ただ「とと姉ちゃん」の撮影は11月に行われたため、かぜが強く寒くて大変だったそうです。
また「男はつらいよ 噂の寅次郎」では、寅さんがお坊さんと(大滝秀治)とすれ違う場面の撮影が行われました。
もっとも最近では2019年大河ドラマ「いだてん」第5話のマラソンのシーンで使われています。
「超高速!参勤交代」の続編である「超高速!参勤交代リターンズ」の最初のシーンでも蓬莱橋が登場します。
木造の橋が持つな温かみのある雰囲気が、それぞれの映画やドラマにいい演出をしてくれるのでしょうね。
超高速参勤交代エンディングの舞台蓬莱橋は観光名所として人気
蓬莱橋は観光名所としても有名で多くの方が訪れます。橋を渡るにはまず料金所で料金を払います。
- 大人(中学生以上)100円
- 小人(小学生) 10円
- 未就学児 無料
- ※障害者手帳をお持ちの方 無料
さっそく歩き始めると、まず実感するのは開放感。欄干の高さは50㎝しかありません。
かつて東海道の難所と言われた多い川にかかる蓬莱橋は、欄干の高さがわずか50cm。
歩くと怖いくらいの解放感があり、ちょっとしたスリルを楽しめます。
そしてとにかく長い!900m近くありますからね。歩き終えるには15~20分かかります。
この橋を渡る観光客の多くは渡り終えるとすぐに引き返してしまいます。
でもその先も行ってみてください。たくさんの木々が生えている中に露店が出ていることがあります。
また高台に登ると周辺の景色が一望できますし、条件がよい日には富士山を眺めることができます。
ちなみに蓬莱橋は1997年に「世界一の長さを誇る木造歩道橋」としてギネスブックの登録されています。
全長897.422mにちなんで「やくなし=厄なし」。厄がないから縁起がいいと考えられています。
また周辺には大井川鉄道、牧之原大茶園、大井川川越遺跡など観光名所もあります。一度足を運んでみることをおすすめします。
蓬莱橋基本情報
- 所在地:島田市南2丁目地先
- 渡れる時間帯:終日
- 料金:大人(中学生以上)100円、小人(小学生)10円、未就学児 無料、障害者手帳をお持ちの方 無料
- 駐車場:第1駐車場 橋より約100m上流側)普通車26台、第2駐車場(河川敷)普通車70台、駐車料金無料
引用元:島田市観光協会
まとめ
「超高速参勤交代」の撮影で使われた蓬莱橋のご紹介でした。
映画自体もとても笑えて楽しめる内容です。DVDで見ることをおすすめします。
最後まで読んでいただきありがとうございました!