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「86」シンが兄レイを探す理由は?兄弟の過去を首のあざから解説

86(エイティシックス)

「86-エイティシックス-」で、10歳のレーナが父親に連れられて戦場へ行くと、レギオンの攻撃を受け、父親は死亡。

レーナも殺されかけますが、ショーレイ・ノウゼン(レイ)という20歳そこそこの青年に命を救われます。

レイは自分には弟がいると言いますが、その弟とは主人公のシンのことでした。

しかしシンによると、レイは5年前の東部戦線で死亡。

それ以来シンは兄のことを探していると言います。

死んだ兄を探している、とは一体どういうことなのでしょう?

シンが兄のレイを探す理由を解説します。

またシンとレイの兄弟の間にあった過去の事件についてもまとめました。

 

「86-エイティシックス-」シンが兄レイを探す理由を解説

シンがレイを探す理由

シンがレイを探す理由は「羊飼い」にされたレイを殺し、弔うため

小説1巻の5年前 (星暦2143年) の冬、ショーレイ・ノウゼンは東部戦線で死亡。

それ以来、弟のシンは兄のことを探していると言いますが、遺体を探しているのではありません。

レイの遺体は回収され、脳構造をレギオンに取り込まれ、「羊飼い」にされてしまっているのです。

「羊飼い」とは?

初期のレギオンはOSのバージョン毎に、約6年弱で中枢処理装置が壊れるように設定されていました。

つまり初期のレギオンの寿命は6年ということになります。

限られた寿命を克服するために、レギオンは死者の人間の脳構造をコピーし、自らの中央処理装置にするようになります。

シンたちは、人間の脳構造を取り込んだレギオンを以下の3種類に分類していました。

  • 黒羊(ブラックシープ):破損が激しい脳や、死亡して時間が経過した脳の構造を利用したレギオン。通常のレギオンより少し性能がいい
  • 羊飼い:死後あまり時間が経過していない人間の脳構造を取り込んだレギオン
  • 牧羊犬(シープドッグ):羊飼いに改良を加えたレギオンで、羊飼い以上の戦闘効率を誇る

レイは死後あまり時間が経過していない状態でレギオンに脳構造をスキャンされ、「羊飼い」にされてしまったようです。

シンはレイの声を聞くことができる

シンは「死者の声を聞く」異能を持っており、羊飼いにされたレイの声を聞くことができます。

レイが死んでからずっと、シンにはレイの声が聞こえていたようです。

「羊飼い」の脳は人間と同等の思考能力は備えていますが、意思疎通は叶いません。

ですのでシンはレイと言葉を交わすことはできません。

でもレイはシンのことを認識はしているようです。

兄を弔いたい

レギオンに取り込まれたレイは、嘆きの声を上げながれ、これからも戦いを続けなければなりません。

シンはそんなレイを見つけ出して戦い、壊し、葬ってやりたいと考えています。

兄を殺すことは弟のシンにとってつらいことですが、殺さないとレイはこの先も苦しむことになります。

シンはレイを苦しみから解放し、弔うために5年間レイを探し続けています。

「86」シンとレイの兄弟の過去の事件をシンの首のあざから解説

シンの首筋には、首を一周するように赤いあざがありますが、この痣は兄のレイにつけられたものです。

シンとレイの兄弟の間にあった過去の事件を解説します。

レイはシンのヒーローだったが

レイが10歳のとき、待望の弟シンが誕生。

両親に甘やかされて育ったシンは、少し泣き虫で甘えん坊の男の子に成長。

レイもシンのそばにいて、あらゆることから守ってやりました。

レイはシンにとってのヒーローでした。

しかしレイが17歳の時、戦争が勃発し、有色種(エイティシックス)である家族は家畜のようにトラックに乗せられ、86区(強制収容所)へ連れて行かれます。

両親が戦死

兵役に応じれば市民権を返す、という政府の説明を信じ、レイの父親が戦争へ。

父親が戦死すると、今度は母親が戦場に行き、またも戦死。

兵役に応じれば市民権を返す、という政府の説明はウソで、レイは激しく怒ります。

二人目がいたからだと首を締める

「お母さんはどうして死んだの?」と尋ねるシンの頭の鈍さにレイはキレます。

二人目の子ども(シン)がいたから母親は戦争に行き、死んだのだと。

レイはシンの首をつかみ、「お前のせいだ」と喚き散らしながら、思い切り締め上げます

この様子を見ていた神父が割って入り、シンに心肺蘇生処置を施します。

幸いシンは息を吹き返し、大事には至りませんでしたが、レイは神父に警戒され、シンと会うことを許されませんでした。

そして今度はレイが徴募に応じて戦争へ。

しかしレギオンに取り込まれ「羊飼い」にされてしまいます。

シンの首のあざはレイによるもの

シンの首にある赤いあざは、レイに締められたときにできたものでした。

このとき生死をさまよったシンは、「死者の声を聞く」異能(能力)を獲得。

もともとシンは「心の声を聞く」異能を持っていましたが、死線をさまよったことでことで「死者の声を聞く」異能へと変質したようです。

「死者の声を聞く」異能を得たシンは、「羊飼い」にされたレイの声も聞くことができるようになります。

シンはレイを弔うことはできたか?

ネタバレになりますが、シンはレイを弔うことができます。

「羊飼い」として重戦車型のレギオンに取り込まれたレイと戦場で対峙(たいじ)したシンは、レイに対してトリガーを引きます。

兄を自らの手で葬り去ったシンは、何が悲しいのかもわからないまま、涙を流します。

2021年4月開始のアニメ「86-エイティシックス-」でも、このシーンは描かれると思われます。

まとめ

  • シンには10歳年上のショーレイ(レイ)という兄がいる
  • シンは「羊飼い」にされたレイを探している
  • シンがレイを探す目的は弔うため
  • シンはレイに殺されそうになったことがきっかけで「死者の声を聞く」異能を得る
  • シンの首のあざはレイに締められた時にできたもの
  • シンはレイを倒し、弔うことができる

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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