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キングダム(映画)河了貂(かりょうてん)は実在した?モデルはいたかについても

キングダム(実写版)

映画「キングダム」に登場する河了貂(かりょうてん)。

橋本環奈さんが演じたことで話題になりました。

私は原作マンガやアニメを知らず映画「キングダム」を見ましたが、橋本環奈さんが演じた河了貂に心奪われてしまいました(笑。

ところで河了貂という人物は実際に存在したのでしょうか?

またモデルとなった人物などはいたのでしょうか?

気になったので調べることにしました!

 

「キングダム」(映画)河了貂(かりょうてん)は実在した?モデルについても

河了貂(かりょうてん)は実在した?モデルについても

さっそく結論ですが、映画「キングダム」で橋本環奈さんが演じた河了貂は実在の人物ではありません。

またモデルになった人物もいません。

河了貂は史実に基づく人物ではなく「キングダム」原作者・原泰久さんが考案したオリジナルキャラクターです。

河了貂がオリジナルキャラクターであることは作者の原泰久さんが公言していることなので、間違いのない事実です。

河了貂誕生秘話

作品の構想の段階では河了貂は登場する予定はなかったとのこと。

しかし話が進み「王都奪還」のころになると、新たなキャラクターが必要になり、そこで誕生したのが河了貂でした。

女性のため体が強くなく、戦(いくさ)にも慣れていないキャラを信の仲間に入れることで、読者(視聴者)が物語に共感することを狙ったのかもしれません。

これはうまくいったようで、河了貂が入ることで視聴者がほっと一息つけたり、戦いに慣れていない河了貂がオドオドすることで、闘いのシーンでの緊張感やリアルさがより増したように感じました。

また「キングダム」が描かれている春秋戦国時代(BC770年~BC221年)には司馬遷が記した「史記」があるものの、資料が十分ではなく、歴史考証をするのがむずかしい時代です。

有力な武将など、かなり名のある人物はわかるものの、わからないことも多いのです。

わからないことが多いからこそ、史実にとらわれず自由な発想で生まれたのが女性の河了貂というキャラクターのようです。

「キングダム」(映画)河了貂(かりょうてん)とはどんなキャラ?

ここからは河了貂というキャラクターについて、さらに深く掘り下げていきます。

河了貂の登場シーン

映画「キングダム」では橋本環奈さんが演じた河了貂(かりょうてん)。

調べたところ河了貂は原作マンガでは1巻から登場します。

信が漂から渡された地図を頼りに目的地の黒卑村に行くと、そこには嬴政がいました。

嬴政は成蟜の手下に追われていたが、抜け道を教えて安全な場所に逃したのが河了貂でした。

梟(ふくろう)をデザインした蓑に身をつつむという独特の出で立ちの河了貂は、黒卑村で盗賊たちに情報を売り、お金を稼いでいました。

嬴政に声をかけたのも金目当てで、王である人物だったらたっぷり金を取れると思ったようです。

しかし嬴政に手持ちのお金がないことがわかると、王都までついていき、戦に巻き込まれることになります。

河了貂の出自を解説

映画「キングダム」では河了貂は「山のもん」と名乗っていますが、原作マンガを読むと河了貂の出自についてさらに詳しいことが描いてあるのでここでご紹介します。

「キングダム」5巻、嬴政が王都奪還に成功したあと、壁と貂が会話を交わすシーンがあります。

壁は貂が女であることを見抜いていました。

また山の民の兵士は、かつて自分たちの軍勢が貂の出身である梟鳴族(きゅうめいぞく)と戦い、梟鳴族は絶えたという話をしていました。

つまり楊端和にとって梟鳴族出身の河了貂は敵の末裔になるのですが、マンガでは楊端和は河了貂を受け入れ、山に連れて帰ってもいいということになります。

しかし河了貂は信とともに行動することを選択し、山には帰りませんでした。

また貂は信と出会うまでは悪党が多い黒卑村でがむしゃらに生きていたことがマンガ5巻に描いてあります。

村の悪党から知恵を学び、元役人に食事を作る代わりに文字と歴史を教わり、きびしいながらも「いつかきっといいことがある」と信じ生きてきました。

そしてついに河了貂は信と運命的な出会いを果たすのでした。

まとめ

この記事では映画「キングダム」に登場する河了貂についてまとめました。

  • 河了貂は実在する人物ではなく、「キングダム」のオリジナルキャラクター
  • 河了貂は当初は構想になかったキャラクターだが、王都奪還で新たなキャラが必要になり作られた
  • 河了貂は梟鳴族の生き残りで、黒卑村で悪党から知恵を学んだり、元役人から文字と歴史を教わるなどしてがむしゃらに生きていた

私は映画「キングダム」で初めてこの作品に触れましたが、河了貂は特に印象に残るキャラになりました。

今後マンガを読み進め、河了貂の成長していく姿を見届けていきたいです。

最後までご覧いただきありがとうございました!

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