映画「キングダム」で、王座を目指す信や壁、河了貂、山の民の兵士たちの前に立ちはだかるランカイ。
度肝を抜かれるほどデカかったですね!
大迫力の映像で思わず引き込まれてしまいましたが、演じた俳優は誰なのか、どうやって撮影しているのか、気になりました。
そこでここでは映画「キングダム」に登場するランカイ役の俳優について調べました!
また映画とアニメでのランカイの設定の違いや、ランカイのその後についてもまとめました。
目次
キングダム(映画)ランカイ役の俳優は誰?
ランカイを演じた俳優は阿見201(あみにいまるいち)
内藤さん@sayaka_naito から回ってきた#好きな画像貼って指名していくリレー
蒸気の力でいろいろ吹っ飛ばせねぇもんてすかねぇ♪
次はこの写真にも映ってる麻雀仲間先輩の中川さん(@haruki_nakagawa ) pic.twitter.com/hjPv2K5uRa
— 阿見201 (@dekasugisinsaku) April 19, 2020
映画「キングダム」でランカイを演じたのは阿見201(あみにいまるいち)さんという俳優です。
- 芸名:阿見201(あみにいまるいち)
- 本名:阿見靖士(あみやすし)
- 生年月日:1979年7月22日
- 出身地:埼玉県
- 身長:201cm
- 体重:120kg
- 特技:大食い、サバイバル
- 趣味:海外ボードゲーム
- 資格:教員免許(高校一種 地理歴史)、三国志検定3級
プロフィール欄を見ると教員免許と三国志検定3級を持っているので、歴史に明るい方なのかもしれません。
阿見201さんは元芸人。
デコボコ団というコンビでデビューし、お笑い芸人として活動していましたが。2015年1月よりピン芸人に。
ブログを更新しました「デコボコ団からデコとボコへ」 http://t.co/PsBzHEVItk pic.twitter.com/eMZ6VKnccJ
— 阿見201 (@dekasugisinsaku) December 31, 2014
しかし芸人として続けていくよりも俳優のほうが長く仕事ができるとの周囲の勧めもあり、同じ事務所の俳優部に移り俳優として活動するようになります。
ご自身が背が高いということで、阿部寛さんや速水もこみちさんら身長が高い芸人さんを「ジャイアント俳優」という括りで意識しているとか!?
これまでに出演した主な作品は
- 螻蛄(疫病神シリーズ):小山役
- 重要参考人探偵(2017年):戸成金太郎役
- おんな城主直虎(2017年) : レギュラーエキストラ
- いだてん〜東京オリムピック噺〜: 徳三宝役
- 彼岸島:師匠役
- 劇場版 仮面ライダーゴースト 100の眼魂とゴースト運命の瞬間:石川五右衛門役
- 走れ!T校バスケット部:斉藤健太
- キングダム :ランカイ役
など多数。
個人的には黒川博行原作のドラマ「螻蛄」(けら)に僧侶の用心棒役で出演した阿見201さんが印象に残っています(笑。
体が大きいので、ボディガードにはピッタリだと思った記憶があります。
ランカイの撮影はCG?
信や山の民の兵士たちがランカイと戦うシーンは迫力がありました!
マンガならいかようにも描きようがありますが、実写版ではどうやって撮影したんだろうと気になって調べたところ、CGは使わず実際に撮影したということです。
頭部は特殊メイク、体には特殊ボディスーツ、脚部には特殊脚部装具をつけて、阿見201さんを3m近くの大男にして撮影したんだとか。
ランカイの頭部原型は 今作から弊社に参加してくれた隅田勝也が担当。彼の彫刻はランカイにピッタリだと思い、リードスカルプターに抜擢。他のキャラクター作業も山盛りの中、佐藤監督にOKをもらうのに、通算3回の頭部原型を製作してくれました。(続く)#キングダム #ランカイ #阿見201 #隅田勝也 pic.twitter.com/DWvEbUdTft
— 藤原カクセイ (@KAKUSEI_KAKUSEI) April 24, 2019
キングダム ランカイの第一回練習風景を。 新開発の特殊脚部装置と軽くて通気性が高い特殊ボディスーツに、阿見さんが命を吹き込んでくれました。
(続く)#キングダム #ランカイ #阿見201 pic.twitter.com/6L7U5FaX9Y— 藤原カクセイ (@KAKUSEI_KAKUSEI) April 24, 2019
上の映像を見るとわかりますが、ランカイが意外とスムーズに歩いていることがわかります。
ただ自分の体を動かすのとはわけが違いますから、ご本人は大変だったでしょうね。
それでも出来上がった映像を見るとランカイが本当に生きているように見えるからさすがです。
動きが速く力強く、圧倒的な強さあり、原作マンガと見比べてもそん色ないほどの仕上がりになっているのはすばらしかったです!
ランカイは実在した?
結論から書くとランカイは実在しておらず、作者である原泰久さんが考案したオリジナルキャラクターであると考えられます。
史実にはランカイに相当する人物(?)の記述がなく、モデルとなる人物についても記載されていないからです。
史実を基に描かれる「キングダム」の主要登場人物の多くは実在の人物、または実在の人物をモデルにしたキャラクターですが、ランカイや河了貂は作者オリジナルのキャラクターと考えるのが妥当でしょう。
>>>関連記事:キングダム(映画)河了貂(かりょうてん)は実在した?モデルはいたかについても
ランカイとは?
映画「キングダム」ではランカイについて、「処刑人ランカイ」という壁のセリフがあるのみで、詳しい情報はわかりません。
そこで原作マンガでランカイはどのように描写されているか解説します。
マンガではランカイは見たことがない珍種のサルの赤子として闇商人が売っていった、と成蟜が説明しています。
成蟜が興味本位に飼っていると、ランカイは数年で巨大な化け物に成長。
その間成蟜は念入りにランカイを調教したため、成蟜の言うことを聞く処刑人になりました。
ランカイは自分の意志で戦っているのではなく、お仕置きが怖くて戦っています。
成蟜に恐怖で支配されているのですから、かわいそうなキャラクターとも言えます。
信たちとの戦いで見せた強さ、体の大きさ、皮膚の強さ、回復力を考えると、ランカイや人間ではなく、闇商人が言うように珍種のサル、化猿と考えるのが妥当と言えますね。
「キングダム」映画とアニメのランカイの違いやその後
映画とアニメでは登場する順番が異なる
原作マンガでは、信たちは地下道から成蟜がいる王座を目指しますが、地下道に控えていたのが左慈(さじ)、そして最後に戦う敵がランカイでした。
しかし映画「キングダム」ではランカイと戦ったあと、成蟜の目の前で元将軍の左慈(さじ)と戦います。
つまり左慈とランカイが登場する順番が入れ替わっているんですね。
原作を知らなければ疑問に思うことはありませんが、原作マンガを読んでいる方はなぜ順番が違うのか、疑問に思うところです。
これについて「キングダム」原作者の原泰久さんと映画の監督を務めた佐藤信介さんのインタビュー記事に答えがありました。
佐藤:最初は原作通りだったんですけど、ランカイって人間かどうかもわからないようなキャラクターですし、ラストは人間と人間の戦いのほうがいいんじゃないかなと提案したんです。キワモノのランカイが出てきて、それを倒したら真打ちの左慈が登場するっていう。
引用元:https://natalie.mu/comic/pp/kingdom_the_movie/page/2
映画を見る限り、ラストは人間vs人間の戦いにしたことでうまく収まっているように感じました。
でもこれには裏話があり、左慈とランカイの順番を入れ替えたことで、左慈戦での信のセリフをどうするか、悩むことになったそうです。
そこで左慈を元将軍という映画オリジナルの役どころにして、「大将軍になる」と夢を語る信に対して、戦場を知っている元将軍の左慈が「戦場に夢なんて転がってねえんだよ」と返す。
すると今度は信が漂のことを思い出し「違う」「夢を見て何が悪い」と言って左慈を倒す。
こんな脚本にすることでうまく流れを作ることができたのだそうです。
ランカイのその後
でも尺の問題でバジオウの強さが描かれなかったのが残念だなあバジオウ本当はすごいんですよバジオウ。ランカイ戦はバジオウの化け物級の活躍ありきですよ pic.twitter.com/fNN8N4lbMQ
— ⋱⋰ (@_JUSTFANCY_) April 24, 2019
ランカイのその後についてご紹介します。
映画ではランカイのその後について描かれていませんが(続編で描かれる可能性はある)、原作ではランカイは楊端和がリーダーを務める山の民に引き取られ、バジオウらとともに奏が中華を統一するために戦うことになります。
映画の続編が作られたら、圧倒的な力を持つランカイをまた見たいですね!
まとめ
この記事では映画「キングダム」に登場したランカイについてまとめました。
- ランカイ役の俳優は阿見201
- ランカイの撮影はCGではなく実写
- ランカイは「キングダム」オリジナルキャラクターと考えられる
- 映画と原作ではランカイと左慈が登場する順番が異なる
- ランカイはその後山の民の仲間になる
最後までご覧いただきありがとうございました!