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ゲド戦記/ハイタカの正体は魔法使いの大賢人!テナーとの関係についても

ゲド戦記

ゲド戦記」は、アーシュラ・K・ル=グウィンの名作ファンタジー小説を原作に、スタジオジブリが映画化した作品です。

物語の舞台は、魔法と竜が存在する「アースシー」と呼ばれる世界。

そこで伝説の魔法使いとして知られるのがハイタカです。

「ゲド」とも呼ばれるその彼の正体とは一体何者なのでしょうか?

また、ハイタカと深い関わりを持つ女性がテナー。

彼女はどのような過去を持ち、なぜハイタカと強い絆で結ばれているのでしょうか?

本記事ではハイタカの正体や、ハイタカとテナーの関係について詳しく解説していきます。

 

ゲド戦記/ハイタカの正体は魔法使いの大賢人

ハイタカの正体は魔法使いの大賢人

映画「ゲド戦記」におけるハイタカの正体は、「大賢人」と呼ばれるアースシーで最も偉大な魔法使い。

本名は「ゲド」であり、若い頃から魔法の才能を発揮し、ローク魔法学院で学びました。

多くの試練を経て大賢人になったゲド。

では、どうして大賢人になったのでしょうか。

原作から読み解き次で解説致します。

過去に過ちを犯しているため

ハイタカは過去に過ちを犯しています。

過去に犯した過ちとは、若き頃に魔法の学院で「学院始まって以来の秀才」と称され、自身の才能に驕り禁断の魔法を使ったこと。

この魔法で死者の魂と「影」を呼び出してしまい、制御できずに暴走しました。

その結果、「影」に襲われて顔に大きな傷を負ったハイタカ。

この経験はハイタカにとって深い教訓となり、慎重な魔法の使い方や人格形成に大きな影響を与えています。

彼はその傷を戒めとして受け止め、後に大賢人として成長したのですね。

大賢人になったのは数々の偉業も成し遂げたため

ハイタカが大賢人になったのは、数々の偉業を成し遂げたため。

具体的には、歴代の大賢人でも成し遂げられなかった偉業を達成したからです。

ファンドールの黒い井戸に蓋をした

例えば、ファンドールの黒い井戸に蓋をしたこと。

これは原作でも詳しくは語られませんが、ファンドールの黒い井戸は、おそらく強力で破壊的な魔力の源だったと考えられます。

ハイタカはこの井戸を封印することで、世界に災厄が広がることを防いだのです。

エレス・アクべの腕環を奪還した

ハイタカは、アチュアンの墓からエレス・アクベの腕環を奪還するという偉業も達成。

この出来事はテルーとの出会いにもなりました。

ハイタカ(ゲド)が「アチュアンの墓所」からエレス・アクベの腕環を奪還した出来事は、アースシーシリーズ第2巻「こわれた腕環」で描かれています。

この腕環は平和の象徴であり、世界の均衡を回復する力を秘めた重要なアイテム。

エレス・アクベの腕環はかつて一つの統一された魔法の護符でしたが、カルガド帝国との戦いで二つに割れました。

片方はカルガド帝国に渡り、アチュアンの墓所に隠されることに。

もう片方は行方不明となり、ゲドが旅の途中で手に入れます。

ハイタカは腕環を取り戻すため、カルガド帝国のアチュアン墓所に潜入。

この墓所は「名なき者たち」と呼ばれる闇の存在を祀る地下迷宮で、大巫女アルハ(後のテナー)が守っています。

墓所では魔法が効かず、ハイタカは試練を受けながら迷宮を探索。

アルハはゲドとの対話を通じて自身の役割や闇の存在に疑問を抱きます。

最終的に彼女はゲドと協力し、腕環を持ち出して迷宮から脱出。

そして、彼女との交流を通じて腕環のもう1つの片割れも発見し、1つにし、その力でアースシー世界に平和と均衡をもたらす準備を整えました。

ネップの護岸壁を築いた

ハイタカがネップの護岸壁を築いたことも大賢人になったきっかけの1つ。

ハイタカは「偉大な航海者」として知られ、世界でただ一人の「竜王」となりました。

竜と自由に会話できる稀有な能力を持ち、人間とは異なる「太古の言葉」を操ることができるハイタカ。
この言葉は竜が話す言語であり、彼らと深い信頼関係を築く基盤になりました。

かつて人間と竜は一つだったという伝承がありますが、ハイタカはその橋渡し役となる存在に。

竜たちからも認められ、世界でただ一人の「竜王」という称号を得ました。

しかし魔法はあまり使わない

ハイタカは魔法はあまり使いません。

ハイタカが魔法をあまり使わない理由は、アースシーの世界で「均衡」を守ることが最も重要とされているから。

魔法の乱用はこの均衡を崩す恐れがあり、ハイタカはその影響を深く理解しているため、必要最低限の場面でのみ魔法を使用します。

さらに上記でも解説の通り、若い頃に禁断の魔法を使って「影」を呼び出し、大きな代償を払った経験から、魔法の慎重な扱いに対する強い信念を持つように。

この教訓も彼が魔法を控える理由の一つですね。

 

ゲド戦記/ハイタカとテナーの関係

映画では既に親密な関係

ハイタカとテナーは、映画では既に親密な関係ですよね。

そこには深い信頼と愛情があります。

例えば物語中、ハイタカは傷ついたアレンをテナーの家に連れていきますよね。

この場面で、テナーの家がハイタカにとっては「帰る場所」だとわかります。

深い信頼関係がなければそれはできませんよね。

その関係はどうやって形成されたのでしょうか。

次で詳しくご説明致します。

原作を見るとハイタカがテナーを救ったためだとわかる

原作を見るとハイタカがテナーを救ったため信頼関係が構築されたのだとわかります。

上記で少しお話しました通り、ハイタカはアチュアンの墓所にてエレス・アクベの腕環を奪還した時に、テナーと出会いましたよね。

テナー(当時は「アルハ」)は、アチュアンの墓所で巫女として孤独な生活を送っていましたが、こうしてハイタカが彼女を救い出したことが二人の関係の始まり。

この救出で、テナーは自由と新しい人生が与えられ彼女にとってハイタカは「光へ導く存在」となったのです。

唯一テナーはハイタカの真の名を知る人物

唯一テナーはハイタカの真の名を知る人物。

アースシーでは真名を他人に教えることは非常に危険ですが、ハイタカはテナーに真名「ゲド」を教えました。

アースシーでは、真の名を明かすことは、生涯をともにするパートナーに対して行われることがあるそう。

つまりこれは、ハイタカとテナーの関係が非常に深いものであることを示唆していますよね。

原作では結婚するが映画ではしない

ハイタカとテナーは原作では結婚しますが、映画ではしません。

原作「ゲド戦記」ではハイタカ(ゲド)はテナーと結婚。

具体的には、ハイタカが魔力を使い果たして普通の人間となった後、テナーの介抱によって回復し、二人は結婚するのです。

その後、二人は虐待を受けていた少女テルーを養女として迎え入れ、新しい生活を求めて三人で旅に出ることに。

このエピソードは原作の第四作『帰還』で詳しく描かれています。

映画ではこの結婚の描写はなく、二人の関係は親密なものとして描かれるのみで、映画の最後はテナーではなく、アレンと共にまた旅に出ます。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「ゲド戦記/ハイタカの正体は魔法使いの大賢人!テナーとの関係についても」でした。

ハイタカの正体

  • ハイタカの正体は魔法使いの大賢人
  • 過去に過ちを犯しているため
  • 大賢人になったのは数々の偉業も成し遂げたため
  • しかし魔法は使わない

ハイタカとテナーの関係

  • 映画では既に親密な関係
  • 原作を見るとハイタカがテナーを救ったためだとわかる
  • 唯一テナーはハイタカの真の名を知る人物
  • 原作では結婚するが映画ではしない

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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