2018年公開の映画「トレイン・ミッション」。
この映画では会社を突然解雇されたマイケルが、謎の女性から通勤電車内で「プリンと言う偽名の人物と盗品が入ったカバンを探して欲しい」と頼まれます。
もしプリンを見つけられなければ家族に危害を加えられるため、マイケルは必死にプリンを探し始めます。
そしてマイケルはヘッドフォンで音楽を聞いていた若い女性がプリンであることを突き止めます。
この記事では
- なぜマイケルはヘッドフォンの若い女性がプリンだとわかったのか?
- プリン(ソフィア)が聞いていた曲は?
この2点について解説します。
目次
「トレインミッション」マイケルが女性がプリンとわかった理由を解説
女性がプリンとわかった理由:「緋文字」を読んでいたから
さっそく結論を書きますが、音楽を聞いていた若い女性が「緋文字(ひもんじ)」を読んでいたから、マイケルは女性がプリンであるとわかりました。
ただ「緋文字」がわからないと話が理解できないので、ここで解説します。
「緋文字」とはナサニエル・ホーソーンによる小説です。
1850年に出版されたこの小説の主人公は姦通の罪で獄舎から出てきたへスター・プリンです。
マイケルはこのことを知っていたので、音楽を聞いていた若い女性がプリンだとわかったのです。
なおプリンとは偽名で、女性の本名はソフィア。
ソフィア本人の「宿題をしていた」というセリフや、マイケルの「16歳の少女が列車で死んでも安泰」というセリフから、ソフィアは16歳の学生であることが想像できます。
プリン(ソフィア)が犯人グループから狙われた理由
ソフィアは殺された市役所職員エンリケの身内でした。
ある日宿題を終えたソフィアが市役所のエンリケのところに行くと、2人の男がやってきてエンリケを殴り、35階から飛び降りさせるところを目撃します。
この事件は自殺として報道されましたが、実際には殺人事件です。
エンリケは市役所、警察、そして複数の大手企業が関わる汚職事件の情報を記録媒体(ハードディスクまたはフラッシュメモリ)に保存していました。
記録されていた情報は汚職に関わるグループにとって都合が悪いため、2人の男はエンリケからその記録媒体を奪おうとしました。
ソフィアはエンリケが襲われるところ見て記録媒体を持ち出したため、犯人グループから追われることになります。
なおエンリケを襲った男のうち一人は警察官のマーフィで、今回の汚職に関わっていました。
プリン(ソフィア)が聞いていた曲
プリンが聞いていた曲:unnamed
マイケルが声をかけた時、プリン(ソフィア)はヘッドフォンをして音楽を聞いていました。
作品中にもその曲が流れたので、気になった方は多いと思います。
プリンが聴いていたのは「unnamed」という曲です。
「unnamed」は「無名の」「名前のない」などの意味がある単語で、曲はCosimaというイギリスのシンガーソングライターが歌っています。
日本では知っている方は少ないと思いますが、澄んだ歌声のいい曲なので気になる方は聴いてみてください。
まとめ
- マイケルは、音楽を聞いていた若い女性が「緋文字」を読んでいたためプリンだとわかった
- 「緋文字」の主人公はへスター・プリン
- プリン(ソフィア)が聴いていた音楽はイギリスのシンガーソングライターCosimaの「unnamed」
ストーリーもよくできているし、アクションもいいのですが、現実にありえないことも多くツッコミどころもいくつかありました。
それでもかなりおもしろいので、ぜひ観ることをおすすめします!
最後までご覧いただきありがとうございました!