2021年公開の映画「コーダあいのうた」。
聴覚障害者の家族とともに暮らす女子高生を中心に描いた作品です。
そこまで期待もせずに映画を見ましたが、楽しめましたし、感動もできました。
さて映画終盤、ルビーはバークリー音楽大学のオーディションを受験し、見事合格。
家族のもとを離れ、ボストンで独り暮らしをすることになります。
家を出て行くルビーは家族は手話を送りますが、手話にはどんな意味があるのでしょうか?
今回は映画の最後のルビーの手話の意味を解説。
ルビーがいなくなった後、家族はどうなるかについても考察します。
目次
「コーダあいのうた」最後の手話(サイン)の意味
『コーダ あいのうた』
あのLの字を形どった手話は「愛してる」って意味だった!もう死ぬほど泣けたわ家族への愛と、歌への愛。少女がどちらかを選ぶのでなく、そこには愛しかないのだから。全編エミリア・ジョーンズの演技と歌声に魅了された彼女の歌うジョニ・ミッチェル最高だ。年間ベスト級! pic.twitter.com/yWXOrcmo58
— 続・池袋らぶせくしー (@RUsrjkCwbF354K8) January 30, 2022
作品終盤、ルビーはボストンのバークリー音楽大学の試験に合格。
家族のもとを離れ、寮で一人暮らしをすることになります。
家を出発するとき、ルビーは車の窓を開けて、家族に手話を送ります。
ラストシーンの手話にはどんな意味があるのでしょう。
最後の手話の意味:I LOVE YOU
映画ラストの手話の意味は「I LOVE YOU」。
「あなたのことが大好き」の意味ですね。
このシーンでは「あなたたち」と解釈した方がいいですね。
アメリカ手話(ASL=American Sign Languageの略称)によると「I LOVE YOU」は
- 小指:I
- 人差し指と中指:L
- 親指と小指:Y
で表現するようですよ。
このシーンでルビーが人差し指を中指に絡めているのは「really(本当に)」を意味しているとのこと。
字幕では表示されませんでしたが、ルビーが車を降りて家族と抱擁する直前のシーンや、別れ際のルビーの表情を見れば、彼女が家族に何を伝えたかったかはわかりますよね。
I LOVE YOUの手話は世界の多くの国で使われている
アメリカ手話(ASL)は世界で最も普及している手話なんだとか。
世界で最も普及している言語が英語であることを考えれば、ASLが世界の多くの国で使われていることもわかりますよね。
「コーダあいのうた」に登場した「I LOVE YOU」の手話も、アメリカだけではなくアメリカ手話(ASL)を使っている国でも使われているそうですよ!
日本語の「愛してる」の手話
日本では日本手話(JSL=Japanese Sign Language)という手話が使われているそうです。
使用人口は約32万人。
参考までに「愛している」を日本手話でどのように表現するかを調べたところ、YouTubeにある動画を見つけました。
参考にしてみてくださいね。
エンドロールの曲(エンディング曲)
ルビーが家族に「I LOVE YOU」の手話を送ったシーンが終わるとエンドロールへ。
ここでは「Beyond The Shore」という曲が流れますが、歌っているのはEmilia Jones(エミリア・ジョーンズ)。
「コーダあいのうた」で主人公のルビー・ロッシを演じた女優兼歌手ですね。
「映画の中で、ルビーは本当に歌っているの?」と疑問を持った方は多いと思いますが、ルビーは本当に歌っていたんですね!
「Beyond The Shore」の歌詞はそれほどむずかしい英文は使われていません。
著作権の関係でここでは書くことができませんが、心温まる映画のエンディングにふさわしい歌詞なので、作品を見て感動した方は一度調べてみてはいかがでしょうか。
「コーダあいのうた」その後の家族はどうなるのか考察
映画『コーダ あいのうた』
6月に金曜ロードショーで地上波初放送❗https://t.co/L6XUQFudzu2022年アカデミー賞作品賞をはじめ3部門受賞。家族の中で1人だけ耳が聞こえる少女が、夢を実現していく姿を描く。いきいきとした手話表現や、感動的な歌声も話題に。#コーダ #金ロー #金曜ロードショー pic.twitter.com/eUtFCUgUe2
— ORICON NEWS(オリコンニュース) (@oricon) May 19, 2023
ルビーがいなくなった後に家族はどうなる?
映画の終盤で、ルビーは名門のバークリー音楽大学の試験に合格。
寮生活をするため、家を出ることになります。
通訳を務めてきたルビーがいなくなった後、残された両親と兄はどうなってしまうのでしょう?
現実的に考えれば、家族は苦境に立たされると考察します。
ルビーがいないときに出港したときには海岸警備隊に通報され、罰金だけではなく、漁に出る際には必ず聴者を乗船させるよう命令を受けてしまいました。
罰金を払うだけでも大変なのに、聴者を雇うとなればさらにお金がかかります。
それほど儲かる仕事ではないし、ルビーへの仕送りも考えると、家族が大変な目にあうことは明らかです。
ルビーがいないころは3人で乗り越えてきた
現実は厳しいとは考えられますが、ルビーがいないころや幼い頃は両親と兄だけで何とかやってきたはず。
ルビーが船に乗り、両親を手伝うようになったのは、中学生くらいからではないでしょうか。
さすがに小学生で船に乗るのは大変ですし、体力的にも持たないでしょうから。
となると、ルビーがいなくても家族生活できた時期はあったはずなのです。
家族が当時の生活を取り戻すことができれば、その後は何とかなるかもしれませんね。
なお、作中では兄に彼女ができましたね。
兄と彼女が結婚して、彼女が手話を覚えれば通訳ができると思われますが・・・。
そんなにうまくいくかは疑問ですが(笑。
まとめ
2022年いちばん泣いたと言っても過言ではない『コーダ あいのうた』が地上波放送
もうほんっっとだいすきで大号泣なので、声を大にして、観たことない方には是非観て欲しいですね pic.twitter.com/aGFMByQF62— (@___cinema_) May 19, 2023
- 「コーダあいのうた」の最後の手話はI LOVE YOUを意味している
- エンドロールに流れた曲は、Emilia Jones(エミリア・ジョーンズ)が歌ったBeyond The Shore
- ルビーがいなくなったその後の家族は大変だと思われるが、ルビーが生まれる前の生活を取り戻せば何とかなるのでは?
最後までご覧いただきありがとうございました!