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トモダチゲーム心木ゆとりの正体は真の裏切り者?過去や目的についても

トモダチゲーム

「トモダチゲーム」に登場する心木ゆとり(こころぎゆとり)。

やさしくて内向的。

ちょっと危なっかしいところがあるゆとりは、男性だったらつい守ってやりたくなる”守られ女子”。

見た目もかわいらしいです!

そんな心木ゆとりは”真の裏切り者(黒幕)”とは最も遠い存在と考えられてきました。

しかし、思いも寄らないキャラクターが敵になるのが「トモダチゲーム」の怖いところ。

心木ゆとりは片切友一たちの敵、つまり友一たちをトモダチゲームに巻き込んだ黒幕なのでしょうか?

ここでは心木ゆとりの正体は真の裏切り者なのか、ネタバレ解説します。

また心木ゆとりの過去や目的についてもまとめました。

この記事は単行分19巻までの内容に基づいています。

 

「トモダチゲーム」心木ゆとりの基本情報

心木ゆとりのプロフィール

心木ゆとりは片切友一や沢良宜志法と同じクラスの女子。

おとなしく内気な性格で、言葉数は少ないタイプ。

マンガやアニメが好きで、部屋の本棚にはたくさんのマンガが並べられています。

プロになりたいわけではありませんが、マンガを描くことが趣味。

愛読書は「明智警部の事件簿」と「恋ニ非ズ」です!

かわいい”守られ女子”

か弱くて、おっとりして、ちょっと危なっかしくて、見た目はかわいい。

そんな心木ゆとりは、男性から見るとつい守ってあげたくなるタイプ。

守られ女子”といっていいのではないでしょうか。

正義感が強く、はっきり意見を言う沢良宜志法がそばにいるだけに、ゆとりのおっとりしたところがより顕著に感じられます。

小柄ですがプロポーションもいいので、読者の中にファンは多いのではないでしょうか。

心木ゆとりの正体は真の裏切り者(黒幕)なのか解説

美笠天智、沢良宜志法、四部誠が次々と裏切り者の疑いをかけられていく中で、最もおとなしく消極的な心木ゆとりだけは疑いをかけられず、守られる立場にいました。

でも思いがけない相手が敵に回るのが「トモダチゲーム」。

心木ゆとりは裏切り者なのでしょうか?

心木ゆとりの正体は真の裏切り者

結論を書くと、心木ゆとりは真の裏切り者(黒幕)です。

 

学級委員の沢良宜志法(さわらぎしほ)と四部誠が集めた修学旅行費200万円を盗み、トモダチゲームの参加費にしたのは美笠天智(みかさてんじ)です。

しかし心木ゆとりはそれよりずっと以前からトモダチゲームと関係があり、友一や志法たちをトモダチゲームに参加させた真の裏切り者だったのです。

トモダチゲーム運営の一部とつながっていた

「トモダチゲーム」の大きな謎の一つは、誰が何の目的でトモダチゲームを行っているのかです。

19巻終了時点でもトモダチゲームの運営については明らかになっていません。

実は、心木ゆとりはトモダチゲームの運営の一部とつながりがありました。

 

ゆとりがトモダチゲームの一部とつながっていたことが判明するのは16巻74話。

「元々、運営側の人間なの?」という質問に対して、ゆとりは「逆ですよ。運営の一部がわたし側なんです」と返答。

心木ゆとりが運営の誰とつながっているかについては19巻終了時点では不明ですが、個人的には次でご紹介する斯波真次ではないかと考察します。

斯波大善の息子・真次とつながっていた

心木ゆとりは斯波大善の実の息子・斯波真次(しばしんじ)とつながっていたことも判明します。

 

斯波大善(しばたいぜん)とは、片切友一の育ての父親だった人物。

稀代の詐欺師と呼ばれた斯波大善は、友一に金の大切さや怖さ。

さらには人を騙す(だます)テクニック、ギャンブルのやり方・怖さ、一人で生きていく術など、さまざまなことを教えます。

 

そんな斯波大善の息子・斯波真次は、大人のトモダチゲーム第2ゲームから参戦。

当初は神代才嘉という宗教団体の教祖の弟子として登場しますが、第2ゲーム後半戦「トモダチ殺し合いゲーム」では、神代才嘉を差し置いて単独でゲームに参加します。

心木ゆとりがいつ、どのような経緯を経て斯波真次と知り合ったのかは不明。

ですが友一たちがトモダチゲームに参加させられるずっと以前から、ゆとりは斯波真次と関わりがあったと考えられます。

もう一人の裏切り者も判明

友一たちのグループには、心木ゆとりの他にもう一人の裏切りがいることが18巻85話で明らかになります。

もう一人の裏切り者”とは四部誠。

大人のトモダチゲーム第2ゲーム後半戦「トモダチ殺し合いゲーム」の最中、斯波真次から何かを言われた四部は、「だったらずっと俺は騙されてたってことか?」と茫然自失の状態に。

そして片切友一や沢良宜志法らと敵対するようになります。

ですが、真次が四部に何を言ったかは不明のままですし、四部がなぜ友一たちの敵になったかもわかっていません。

心木ゆとりが真の裏切り者であることを示唆する3つの伏線

心木ゆとりが真の裏切り者であることが判明するのは、ストーリーがある程度進んだ大人のトモダチゲーム第2ゲーム後半戦の「トモダチ殺し合いゲーム」でのこと。

ですが作品を読み返すと、ゆとりが真の裏切り者であることを匂わせる伏線が3つあることがわかります。

伏線その1:マナブくんのことを知っていた

トモダチゲームの案内人を務めるのがマナブくん。

先生や裁判長など、様々なキャラクターに姿を変えてゲームを進行します。

マナブくんが初登場したのは1巻1話のコックリさんゲーム。

マナブくんを見た心木ゆとりは「昔の深夜アニメに出てたカワイイ顔して子供たちから大切なものを盗っちゃうキャラクター」と、マナブくんのことを詳しく知っていました。

 

実はゆとりの部屋を訪れた沢良宜志法が、かなり昔に描かれたと思われるマナブくんの絵を発見(16巻73話)。

もしかすると、マナブくんとは心木ゆとりが作り出したキャラクターなのかもしれません。

そうであるなら、ゆとりはずっと前からトモダチゲームと関わっていた可能性があります。

伏線その2:修学旅行費を現金で集金したらとほのめかす

他のクラスが修学旅行費を銀行振込で集めますが、沢良宜志法らのクラスだけは現金で修学旅行費を集金。

現金で集金したら、と沢良宜志法につぶやいたのは心木ゆとりです。

ゆとりは「友一は銀行口座を持っていないし、振り込み手数料も馬鹿にならない」「友一だけ現金で集金するのもよくないから、いっそクラス全員が現金での集金になればいい」と、さりげなく志法につぶやきます。

ゆとりの話を聞いた志法は先生と相談し、現金で修学旅行費を集めることに。

 

しかし志法がロッカーに集めた200万円を保管したわずかの間に、犯人はお金を盗んでしまいます。

200万円を盗んだのはゆとりではありませんが、ゆとりの一言がなければ現金での集金にならなかったはず。

ということは友一たちをトモダチゲームに参加させた背景には、心木ゆとりがいると考えられます。

伏線その3:第2ゲーム終了時点の収支を偽っていた

4巻13話、マナブくんから発表された第2ゲーム陰口スゴロク終了時点のCチームの借金総額は1080万円。

しかし片切友一と美笠天智がCチームの借金の総額を計算し直すと1880万円。

表にすると以下の通り。

  片切友一 美笠天智 四部誠 心木ゆとり 沢良宜志法 合計
友一らが計算した額 -410万円 -210万円 -220万円 -220万円 -620万円 -1880万円

運営側が発表した額と800万円もの隔たりがありますね。

このとき天智は志法が借金額を偽っていると考えていましたが、偽っていたのは心木ゆとりであると沢良宜志法が指摘します(16巻73話)。

 

志法の計算によると、ゆとりの額は-220万円ではなく+180万円。

これらを表にまとめると以下の通り。

  片切友一 美笠天智 四部誠 心木ゆとり 沢良宜志法 合計
友一らが計算した額 -410万円 -210万円 -20万円 -220万円 -620万円 -1880万円
志法が計算した額 -410万円 -210万円 -20万円 +180万円 -620万円 -1080万円

ゆとりが借金額を偽っていると考えれば、マナブくんが発表した金額と一致しますね。

第2ゲーム終了時点で借金の合計額が合わなかったことも、ゆとりが真の裏切り者であることの伏線だと考えられます。

「トモダチゲーム」心木ゆとりの過去を解説

援助交際をしていた中学時代

第2ゲームの陰口スゴロクで、心木ゆとりは中学時代に援助交際をしていたことが暴露されます。

中学生の時、ゆとりはひどいイジメを受けていました。

お金を渡すとイジメは止まりますが、お小遣いだけでは足りません。

そこでゆとりは年上の男性とデートしたり、食事をしたり。

さらに男性の前でコスプレをしたり、写真を撮られるようになります。

一線を越えることはありませんでしたが、ゆとりは援助交際でお金を稼いでいたのです。

マナブくんの絵を描いていた

先程説明したように、心木ゆとりはかなり前からマナブくんの絵を描いていたようです。

マナブくんが好きだから絵を描いたと考えることができます。

ただ、個人的にはマナブくんというキャラクターは心木ゆとりが作り出したのでは?と考察します。

母親を虐待していた

16巻73話、心木ゆとりの自宅を訪れた沢良宜志法は、ゆとりが母親をスタンガンで虐待する場面を目撃。

このとき、ゆとりは酔った母親に

  • おかえりじゃねぇだろ!このクソババァ!!
  • なんで酒が買えんだよ。金持ってねぇだろう、お前!
  • まさか、また私の部屋に勝手に
  • お仕置きだな。私の言うことを聞かなかった罰だ!!

など、普段のゆとりからは考えられない言葉を吐きます。

このときゆとりと一緒にいたのが、斯波大善の息子である斯波真次。

また、ゆとりの部屋には高価な品がたくさん置いてあったことから、ゆとりは何らかの方法で大金を稼いでいることがわかります。

美笠天智の父親殺害に関わっている可能性も?

16巻77話の「トモダチ殺し合いゲーム」で、心木ゆとりの仲間・須原岳(すばるがく)は、沢良宜志法の指示を受けて、自分が美笠天智の父・優高を殺したと証言。

このとき、ゆとりは志法を友一の敵に仕立てるために、須原岳と芝居を打っていました。

本当はゆとり自身がやったことを、志法がやったように見せる芝居です。

 

もしそうであるなら、美笠優高はゆとりの指示を受けた須原岳に殺されたことになります。

ゆとりは美笠優高殺しにも関わっているのでしょうか?

心木ゆとりの目的は何なのか考察

16巻73話で、心木ゆとりと行動をともにする斯波真次は「僕は心木さんがやりたいことをお手伝いするだけ」「だってこれはあなたが始めたゲームなのだから」と、ゆとりに話します。

また16巻76話では、ゆとりは「戦略そのものを見直さないと。じゃないと私がわざわざみんなをトモダチゲームに誘い込んでまでやりたかった”目的”が果たせなくなっちゃう」と、仲間の須原岳に話します。

何らかの目的があり、ゆとりはトモダチゲームを始めたようです。

 

ですが19巻終了時点で、ゆとりの目的については明らかになっていません。

20巻以降に注目ですね!

 まとめ

  • 心木ゆとりは片切友一らとトモダチゲームに誘い込んだ真の裏切り者(黒幕)
  • ゆとりはトモダチゲーム運営の一部や斯波真次とつながっていた
  • マナブくんのことを知っていたこと、修学旅行費を現金で集金したらとほのめかしたこと、第2ゲーム終了時点の収支を偽っていたことは、ゆとりが真の裏切り者であることの伏線と考えられる
  • ゆとりは援助交際をしていた、マナブくんの絵を描いていた、母親を虐待していたという過去を持つ
  • ゆとりが美笠優高の殺害に関わっている可能性もある
  • ゆとりが友だちをトモダチゲームに誘い込んでまでやりたかった目的は不明

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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