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神之塔の世界観の設定・用語を解説!神之水・ランカー・ポジション・十三月など

神之塔

神之塔」は登場人物が多い上に専門用語が多数出てきます。

むずかしい設定もあるので、作品を見始めたばかりの方は

  • 内塔と外塔ってどう違うんだっけ?
  • 釣り師・ヤリ使い・灯台守りってどういう意味だった?
  • 10家門って何?

ということもあるかと思います。

そこでここでは「神之塔」を見始めた方向けに、この作品の設定や作中に出てくる用語について解説します。

以下の内容を押さえておくことで、マンガの1部(78話まで)とアニメ1期の内容をより楽しめると思います。

 

「神の塔」の設定を解説

そもそも塔とはどんな存在か?

マンガ1話で塔1階の管理人ヘドンが塔について夜にこんな説明をしています。

答えは常に上にある 

私が申し上げられるのはそれだけです

答えを知りたいのならば、その子に会いたいのならば

上を目指しなさい

財宝や不老不死 

絶対的な権力 

魔法のような不思議なチカラが欲しければ上を目指しなさい

この世のすべての喜びと栄光、そして真実

すべてがこの遥か上にあります

塔はそのようなところなんです

ヘドンはさらに続けて

ですが塔を登るということはとても大変で過酷だということを頭に入れておいてください

とも言っています。

作品を見始めたばかりでは「塔を登ることは大変だが、登り切ったらあらゆることが手に入れられる」と考えておけば問題ないでしょう。

塔を登るための試験

ヘドンは「塔を登るということはとても大変で過酷」と言っていましたが、塔での次の階へ進むためには、階ごとで行われる試験に合格しなければなりません。

試験の内容や難易度はその階の試験の管理人と支配人によって大きく異なります。

それぞれの階で行われる試験に合格し、134階まで行くとランカーになることができ、すべてを手に入れることができるといわれています。

なおランカーについてはこのあとの用語のところで詳しく解説しています。

塔の構造

塔の頂上

各階のテストに合格し134階まで行くとランカーになれると書きましたが、塔には135階もあります。

134階まで行くとランカーになれるのは、134階までがザハード帝国になっているからです。

135階の管理人はとても気性が荒く、その階の試験に合格したものはザハードを含め一人もいないため、134階が頂上とされているのです。

ちなみに135階に行くためには鍵が必要ですが、この鍵はザハードにより分けられ、どこかに隠されてしまっています。

どこに隠したかについてここでネタバレします。

ネタバレ注意!

ザハードは135階の鍵を2つに分けました。

そのうちの半分をザハードの紋章が入った指輪の中に隠します。

もう半分はアシュル・エドワードという腕のいい鍛冶屋に預け、十三月シリーズという武器に作り変えさせました。

指輪は王野やカラカたちが持っており、十三月シリーズはユリやアナクのようなザハードの姫たちが持っています。

なお十三月シリーズについては用語のところで詳しく解説しています。

なお塔の大きさは地球の6.5倍もあり、内塔、外塔、中間区間の3つに分かれています。

外塔

外塔は塔の住民の居住地域です。

一般的な住民はこの居住地域で生まれ、生涯を過ごします。

環境や生態系、文化は各階の管理人や支配人の好みなどによりすべての階で異なっているそうです。

内塔

選別者が塔を登るところが内塔です。

塔の管理者であるヘドンが選別した者だけが内塔に入り塔を登ることができます。

内塔では各階の管理者から権限を譲り受けた支配者が試験を行い、この試験に合格した者だけが上の階に登ることができます。

中間区域

外塔と内塔の間に存在するのが中間区域です。

選別者たちは中間区域を通じて内塔と外塔をあちこち行き来することができます。

中間地域には

  • 外塔より生活水準がいい
  • どの階も同じような文化がある
  • ここでは出産が禁止されているため、多くの私生児がいる

などの特徴があります。

塔に存在する勢力(組織)

前に134階までがザハード帝国だと書きましたが、塔には主に3つの勢力(組織)が存在します。

  • ザハード
  • FUG(ファグ?)
  • 月下翼松(げっかよくしょう?)

FUGと月下翼松はマンガの中では読み方がはっきり示されていませんが、アニメで明らかになるでしょう。

ザハード

ザハードは塔の王です。

マンガ33話にはザハードについて次のような説明があります。

初めて塔の管理人と契約を結び

塔に自分の王国を建てた偉大な王

ザハードは十家門と呼ばれる一族とともに100階まで登り、管理人から不老不死などの力を与えられました。

またザハードには「ザハードの姫」と呼ばれる姫が何人もいます。

姫たちはザハードとはちのつながりはなくすべて養子で、男性と関係を持つことも子どもを作ることも禁止されています。

FUG

FUGとはミルチア・グレイスが創立した危険な犯罪組織集団です。

FUGはザハードや十家門を倒そうとしているため敵対関係にあります。

しかしFUGの真の目的はザハードたちを倒すことではなく、その先にあります。

つまりザハードを倒すことは通過点に過ぎず、FUGの真の目的や動機ははっきりしていません。

FUGにはザハードを倒すスレーヤーというポジションがありますが、スレーヤーたちはFUG内で神として崇められています。

FUGは宗教団体に近いところがありますが、わかっていないことも多いです。

なおFUG(ファグ)は話がある程度進んで初めて出てくるので、作品を見始めたばかりの方はそんな勢力があるんだ、程度に思っておけば十分です。

月下翼松

月下翼松とは塔の77階を拠点にしている塔の外に出たいと願う集団です。

月下翼松は1部の最終話・78話のレロ・ローとクォントの

ロー:俺はこれから77階に向かう

クォント:77階!?月下翼松じゃねーか!そんなおっかないとこになんでまた!

ロー:そこに行けば真実がわかるような気がするから

クォント:俺は行かないからな!俺はあんな地獄みたいなとこ絶対に行かないからな!

ロー:だから来るなって

という会話の中で初めて出てきます。

月下翼松の創始者はウレックマジノといい、塔内5本指に入る強さを誇る人物です。

塔の外に出ることは規則を破ることになりますが、月下翼松にはザハードと対立したり倒したりする目的はなく、犯罪集団のFUGとは大きく目的が異なっています。

月下翼松も話に登場するのはかなり先なので、作品を見始めの頃はそれほど気にする必要はないでしょう。

神之水について

神之水の読み方もはっきりとはわかりません。

「かみのみず」と読む方が多いようですが、「神之塔」英語版では「shinsu」となっているようです。

追記
アニメ「神之塔」2話で試験官のレロ・ローが「かみのみず」と言っていました!

神之水は塔の至るところに存在し、塔での呼吸や水分補給を可能にしてくれる大切な存在です。

しかし密度の高い神之水は時には殺人兵器にもなるほど強力で、塔のほとんどの人員は神之水を使って戦っています。

なお塔を登れば登るほど神之水の濃度は高くなるため、神之水が合わない者は塔に入る資格はありません。

塔では何語が使われている?

塔ではメクセス語という言語が使われています。

塔にはポケットという様々な機能があるアイテムがありますが、これを使うことであらゆる言語をメクセス語に翻訳することができます。

夜やクンたちはラークたち別の動物たちと会話できるのはポケットの翻訳機能のおかげというわけです。

ただ文字表記は英語や日本語などそれぞれの言語ですることもあるようです。

例えばユリが夜に渡した十三月のひとつ「黒の三月」には日本語で「黒の三月」と読める文字が刻まれていました。

マンガ第7話にこのシーンがありますが、「神の塔」韓国版、英語版でも同じ表記になっているそうです。

 

「神之塔」の用語を解説

非選別者

選別者に対する用語に非選別者があります。

  • 選別者:塔の管理人ヘドンに選ばれて塔に入ってきた者たち
  • 非選別者:ヘドンに選別されるのではなく、自ら扉を開けて塔に入ってきた者たち

非選別者は塔の法則に外れているため、これまで塔に混乱と変化をもたらしてきましたが、皆が悪者というわけではありません。

しかし非選別者たちは並外れた力を持っているため恐怖の対象になっています。

作中に登場した非選別者の例をご紹介します。

  • 二十五の夜
  • ラヘル(おそらく)
  • ザハード:塔の王
  • ウレック・マジノ:月下翼松の創始者。最速(50年)で最上階にたどり着いた非選別者
  • ペンタミノム:最強と言われたザハードのランカーたちを一人で殺したことで知られる非選別者。ランキング1位だが謎が多いキャラクター。
  • エンリュウ:ランキング2位。43階のガーディアンを殺したことで知られる非選別者

ランカー

ランカーとは塔の134階まで登った者たちのことです。

数千人を超える選別者の中からランカーになれるのは1,2人だけですから、彼らはかなりの強さを持っていることがわかります。

なぜランカーと呼ばれるかと言うと彼らは周期的にランク付けされるからです。

特にランカーの中でも上位1%(約1000人)はハイランカーと呼ばれ、彼らは支配者になることができます。

ただユハンのようにハイランカーの称号を蹴って試験官になる者もいます。

かつて選別者だったユリ・ザハードが200〜300年で塔の頂上に登り「スピーダ」と呼ばれていることを考えると、ランカーになるには途方もない時間がかかることがわかります。

ポジション

塔の中での戦闘はチームを組んで行なわれますが、ポジションとは戦闘時に各自が担う任務のことです。

ポジションはたくさんありますが、基本的なポジションはこの5つです。

  • 釣り師:個別的な活動もでき、リールインベントリーを使って敵を無力化する先頭の中核。ユリ・ザハード、エンドロシ、アナク・ザハードなど
  • ヤリ使い:釣り師が捕らえた相手を槍を使って制圧したり、最後方から相手を牽制したり射殺したりする役割。ラーク、パラキュルなど
  • 灯台守り:暗い塔を灯台で照らし、灯台で戦闘状況を収集把握し道案内に情報を伝える役割。クン、ラヘル、カナなど
  • 捜索者:戦闘の最前線でオブサーバーを使って相手の動きを探り、釣り師の突撃を手伝う役割。シビス、ハツ、王野など。
  • 波使い:神ノ水を操り戦闘を補助し、時には神ノ水で相手を制圧する戦場の支配者的な役割。夜、ラウレ、ユハンなど

他にも火焔師や断術師など特殊なポジションがありますが、以上の5つを抑えておけば問題ありません。

十家門

十家門とはザハードとともに100階まで塔を登った一族のことです。

100回まで登ると管理者から特別な能力を与えられますが、その力とは不老不死とも言われています。

また十家門のすべての子息はFUGへの加入することが禁じられています。

十家門は以下の通りですが、マンガ1部(78話まで)とアニメ1期までは、こんな家門があるんだくらいの認識で十分です。

  • 真田家
  • クン家
  • アリエ家
  • アリ家
  • ユーラシア家
  • 蓮家
  • ロ・ポ・ビア家
  • ポー・ビダ家
  • ヘンド家
  • トゥ・ペリー家

真田家

家主はランク10位の真田ユリン。

髪が黒で、瞳が赤いのが特徴の一族です。

戦いでは接近戦に強く、好戦的なキャラクターが多い印象があります。

クン家

家主はクン・エドアンで、作品の最初から登場するクン・アゲロ・アグネスの父親です。

目が青く、肌が白いのが特徴の一族で、身につけるものは寒色が多い印象があります。

十家門の中でも内部闘争が多い一族のようで、クン・アゲロ・アグネスも実の姉を裏切っています。

アリエ家

家主はアリエ・ホン。

十家門のなかで最強で自負心も強く、髪が白いのが特徴です。

アリエ家のなかでも選ばれた直系子孫に伝授されるアリエ式剣術は見切ることはむずかしいため、アリエの剣と戦えるのは十家門の中でも真田家とクン家だけと言われています。

アリ家

家主はアリ・ハン。

ユーラシア家

家主はユーラシア・ブロッサム。

この一族は生まれながらに神之水の操作が得意。

ラウレも神之水の操作に優れており、クラウンゲームでは緑の四月を持つアナク相手に神之水を駆使して怯むことなく戦っていました。

蓮家

家主は蓮閑雅。

21階を支配しており、火を扱うのが得意な一族です。

ロ・ポ・ビア家

家主は不明。

塔に存在する人間や動物、神海魚を操ることが得意な一族ですが、家により操る動物が異なっているそうです。

1部で登場する波使いの教官ロ・ポ・ビア・レンはこの一族の一員です。

ポー・ビダ家

家主はポー・ビダー・グストアン。

ヘンド家

家主はヘンド・ロック・ブラッドマダー。

防御力にすぐれた一族です。

トゥ・ペリー家

家主はトゥ・ペリー・トゥペリー。

ザハードの姫

ザハードの姫とは、文字通り塔の王ザハードの姫です。

ザハードには何人もの姫がいますが、彼女たちは偉大な家門などから選ばれてきた養子で、ザハードの血を受け継いだものはいません。

養子なので姫たちは義理の姉妹の関係です。

姫たちは特別な方法でザハードから力を授かりますが、それを拡げることは許されおらず、男性と関係を持ったり、子どもを作ったりすることはできません。

なお「神之塔」1部(1話~78話)には

      • ユリ・ザハード
      • エンドロシ・ザハード
      • アナク・ザハード(すでに死亡、娘アナクの回想シーンで登場)
      • クン・マリア・ザハード(クンの回想シーンで登場)

という4人の姫が登場します。

十三月シリーズ

十三月シリーズとはアシュル・エドワールという腕のいい鍛冶屋が作った武器のこと。

ザハードの姫の中でも選ばれた者だけに授けられ、発動すると凄まじい力を発揮します。

これまで確認された十三月シリーズとその所持者は以下の通り。

  • 黒の三月:ユリ・ザハード
  • 緑の四月:アナク:ザハード→ユリ:ザハード
  • 黄色の五月:クン・マスチェニー・ザハード

緑の四月はアナクが持っていたものをユリが回収しましたが、今後アナクに返却されるかはわかりません。

なお塔の頂上のところで解説しましたが、十三月シリーズはザハードが135階への鍵の半分を名匠アシュル・エドワールに渡して作らせたものです。

 

まとめ

この記事では「神之塔」を見始めて間もない方のために、「神之塔」のストーリー上の設定や用語の解説をしました。

以上の内容を押さえておけば、マンガ1部(78話まで)及びアニメ1期の内容をより楽しめると思います。

最後までご覧いただきありがとうございました!

 

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