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アニメ「86」黒羊や羊飼い・牧羊犬とは?誰がレギオンを作ったかについても

86(エイティシックス)

「86-エイティシックス-」で、エイティシックスが戦う相手がレギオン。

軍事大国であるギアーデ帝国により開発されたレギオンは、サンマグノリア共和国の正規軍をおよそ半月で壊滅させるほどの強さを誇ります。

シンたちはレギオンに備え付けられた中枢処理装置により、4種類に分類しました。

ここではレギオンの種類を解説します。

またレギオンを作ったのは誰かや、レギオンの停止手段についてもご紹介します。

なおこの記事にはネタバレがあります。

 

「86」黒羊(ブラッグシープ)・羊飼い・牧羊犬(シープドッグ)を解説

レギオンとはギアーデ帝国が開発した世界初の完全自立無人戦闘機械。

レギオンを開発したことにより、帝国は周辺諸国に宣戦布告。

大陸全土を巻き込んだ戦争に発展していくことになります。

中央処理装置の構造により4つに分類

レギオンには

  • 斥候型 (アーマイゼ)
  • 近接猟兵型 (グラウヴォルフ)
  • 戦車型 (レーヴェ)
  • 重戦車型 (ディノザウリア)
  • 電磁加速砲型 (モルフォ)

など、さまざまな種類が存在し、ストーリーが進むごとに強力なタイプのレギオンが登場します。

これとは別にシンたちは、中央処理装置の構造によりレギオンを以下の4つに分類しました。

  • 黒羊(ブラックシープ)
  • 羊飼い
  • 牧羊犬(シープドッグ)

それぞれ解説します。

羊とは通常のレギオンのこと。

小説1巻第三章には「普通の白い羊」「白羊」という表現で登場します。

羊には、OSのバージョン毎に約6年弱で中枢処理装置が壊れるように設定されていました。

万が一の暴走に備えるためです。

物語開始時点で普通のレギオンの中央処理装置の推定寿命は2年弱。

したがってレギオンの活動が停止する2年後には戦争は集結する、とサンマグノリア共和国は考えていました。

しかしレギオンは殺した人間の脳の構造をコピーし、自らの中央処理装置とするようになります。

限られた中央処理装置の寿命を克服するためです。

それが「黒羊」「羊飼い」「牧羊犬」とシンたちが名付けたレギオンです。

黒羊(ブラックシープ)

黒羊とは、死者の脳をスキャンして得た構造図が中央処理装置に組み込まれたレギオンのこと。

約6年というレギオンの中央処理装置の寿命を回避するために作られました。

黒羊は破損が激しい人間の脳や、死亡して時間が経過した脳を利用しているため、普通のレギオン(羊)より少し性能がいい程度。

 

死者の声を聞く異能を持つシンは作中で「同じ声の黒羊に複数回遭遇することはよくある」と語っています。

ここから、複数のレギオンが一人の戦死者の脳を使いまわしていることがわかります。

なお黒羊が取り込んだ人間の脳は、死ぬ間際の状態で保存されているため、シンには「死にたくない!」「助けて!」など、戦闘員の断末魔の叫びが聞こえます。

羊飼い

羊飼いとは、死後あまり時間が経過していない人間の脳構造を取り込んだレギオンのこと。

黒羊が取り込んだ脳に比べて損傷が少ないため、人間と同等の思考能力は備えていますが、人間との意思疎通は叶いません。

黒羊と違い、羊飼いの脳構造は複数の機体で使い回すことはできず、一人の死者の脳を取り込むのは一機種に限られます。

羊飼いには指揮官機として、羊や黒羊を統率する役割があります。

また戦争が進むにつれて、より劣化のない脳を獲得するために、生きたままの人間を狩る「首刈り」も確認されるようになります。

牧羊犬(シープドッグ)

牧羊犬は羊飼いに改良を加えたレギオンのこと。

羊飼いとは異なり脳の記憶野が破壊・削除されており、羊飼い以上の戦闘効率を誇ります。

牧羊犬の生産には、抵抗らしい抵抗もできずに捕獲されたサンマグノリア共和国国民の脳髄が利用されました。

小説4巻以降には羊(普通のレギオン)はほとんど登場せず、牧羊犬ばかりになります。

つまり敵はどんどん強くなっているのです。

アニメ「86-エイティシックス-」誰がレギオンを作った?

ここからはかなりのネタバレになります!

レギオンを作った人物

レギオンを作ったのはゼレーネ・ビルケンバウムという人工知能の女性研究者。

ゼレーネは自律兵器の研究に携わっていた天才科学者で、ギアーデ帝国帝立軍事研究所に勤務していました。

レギオンの実戦投入前に病死したと言われていますが、遺体が発見されていないなど、ゼレーネの死には不明な点もあります。

ゼレーネの脳は「羊飼い」として斥候型トリオンに組み込まれており、ロア = グレキア連合王国の南方戦線において「無慈悲な女王」という識別名で確認されていました。

小説6巻でシンが「無慈悲な女王」を捕獲。

小説7巻で聞き取り調査をした結果、「無慈悲な女王」=ゼレーネであることが判明します。

ゼレーネがレギオンを作った目的

ゼレーネがレギオンを作った目的は小説7巻第三章「フォグ・ブルー」に描かれています。

その目的とは「戦争で人間を死なせないため」。

もしレギオンのような無人で動く戦闘機がなければ、戦争で何千もの帝国兵が死ぬことになります。

ゼレーネはだれにも死んでほしくなくてレギオンを作ったのです。

他国の兵士を殺すためではなく、人を救うためにゼレーネはレギオンを開発しましたが、どこかで悪用され、他国を侵略するために使われてしまったようです。

なお「無慈悲な女王」が作品に初登場するのは小説4巻の最後。

「無慈悲な女王」がゼレーネであることが判明するのが7巻です。

そのため2021年4月開始のアニメ1期では「無慈悲な女王」は登場しないと考えられます。

「86-エイティシックス-」全レギオンの停止手段を解説

全レギオンの停止手段とは?

ゼレーネはシンに全レギオンの停止手段についても説明しました。

ゼレーネの説明によると、レギオンの停止コードが発信可能な拠点は、かつてのギアーデ帝国の砦の中。

停止コードの発信にはギアーデ帝族による遺伝子照合、具体的にはギアーデ帝族の血液が必要とのこと。

しかしギアーデ帝族の人間はすでにギアーデ連邦軍により滅ぼされており、表向きは一人も残っていません。

ギアーデ帝国最後の女帝

実はギアーデ帝族の血筋を受け継いだ人物が一人だけいました。

フレデリカ・ローゼンフォルトです。

ギアーデ帝国最後の女帝であるフレデリカは帝国崩壊後、ギアーデ連邦の暫定大統領エルンストに秘かに保護され、その後はシンたちと行動をともにしています。

全レギオンを停止するためにはフレデリカが必要、ということが多くの人間に知られれば、フレデリカ争奪戦が予想されます。

そうなるとフレデリカの命が危険にさらされます。

全レギオンの停止に向けて、どのように展開していくのか、今後に注目していきましょう!

まとめ

レギオンの種類や作った人物、停止手段について解説しました。

レギオンの種類は

  • 羊:普通のレギオン
  • 黒羊:死者の脳をスキャンして得た構造図を中央処理装置に組み込んだレギオン
  • 羊飼い:死後あまり時間が経過していない人間の脳構造を取り込んだレギオン
  • 牧羊犬:羊飼いに改良を加えたレギオンで、戦闘効率が高い

レギオンを作った人物は

  • ゼレーネ・ビルケンバウムという人工知能の研究者
  • 戦争で人を殺さないためにレギオンを作った

レギオンを停止する手段は

  • ギアーデ帝国最後の女帝フレデリカの承認が必要

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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