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スターウォーズ最後のジェダイのローズはいらない?ブサイク・嫌いと言われる理由についても

スターウォーズ

2017年公開の「スターウォーズ最後のジェダイ」。

批判が多かった映画ですが、この作品で初めて登場したローズ・ティコというキャラにも批判が集まりました。

「ローズはいらない」「嫌い」などさまざまな声がありました。

ローズはエピソード9「スカイウォーカーの夜明け」にも出演します。

なぜそれほどローズは嫌われるのでしょうか?

ここではローズが嫌われる理由を考察します。

 

ローズ・ティコ役ケリー・マリー・トランに対する「ブサイク」などの批判

ローズというキャラクターや演出に対する批判の前に、ローズを演じたケリー・マリー・トランに対する批判をご紹介します。

映画を観た人の中からケリー・マリー・トランの外見や人種に対する批判がありました。

「ブサイク!」「かわいくない!」「ブス」の他、白色人種でない女優がスターウォーズにされたことについてです。

個人的にはここでご紹介する批判は言語道断だと思います。

ですが実際にあったことなのでまず触れておきます。

ケリー・マリー・トランについて

ローズを演じたケリー・マリー・トランは1989年1月17日生まれのベトナム系アメリカ人女優です。

カリフォルニア大学ロサンゼルス校 (UCLA) を卒業。

短編映画やTV等に出演し、2017年公開の「スターウォーズ最後のジェダイ」ローズ・ティコ役に抜擢されます。

2019年12月公開の「スカイウォーカーの夜明け」にもローズ役で出演します。

それまであまり名前が知られていなかったことを考えると、ローズ役に選ばれたことは大抜擢と言えますね。

ただ映画公開後、ローズを演じたケリー・マリー・トランに対してさまざまな批判が寄せられました。

彼女のインスタグラムには映画を観た心無いファンからの批判が多数寄せられたため、やむなくすべての投稿を削除したといいます。

どんな批判があったのでしょうか。

ケリー・マリー・トランの外見に対しての批判

ケリー・マリー・トランがかわいくない、美人ではないという批判は世界中であったようです。

日本のTwitterを調べてもそのような批判がいくつかありました。

また彼女がモデル体型ではない、つまりスタイルがよくないといった批判まであったようです。

ケリー・マリー・トランがアジア人であることへの批判

ケリー・マリー・トランはアジア系女優として初めて「スター・ウォーズ」正史の主要キャラクターを務めました。

それに対する人種差別的な批判も多く寄せられたようです。

そんな批判に対して当然彼女も傷つき、このように語っています。

有色人種の女性として生きてきて「私は社会の末端に属していて、みんなの人生において脇役にしかなり得ないんだ」という、とっくに分かっていたことを、そうした言葉の数々が裏付けた

もう捨てたはずだった感情が、そうした言葉によって私の心の奥底から蘇った。

それは周りの子供たちにからかわれることに嫌気がさして、ベトナム語を話すのをやめた9歳の時と同じ感情。

引用元:https://www.cinematoday.jp/news/N0103062

さらに「アジア人でなければよかったのに」と自己嫌悪に陥ったそうです。

一方で

私が貴重な機会を与えてもらっているのは理解している。

この経験を世に広めていける数少ない一人だと理解しているし、それがどれだけ大事なことかも理解している。

だから私は絶対に諦めない。

引用元:https://www.cinematoday.jp/news/N0103062

このような決意も語っています。

ケリー・マリー・トランに対する理不尽な批判は問題外

ここからは私個人の意見です。

ケリー・マリー・トランに対するこのような批判は理不尽で、言語道断です。

ローズというキャラクターの設定がおかしい、とか演技が下手という批判なら仕方がありません。

しかし女優個人の外見や人種を批判することはあってはならないことです。

これではあまりに彼女が気の毒です。

本人が努力しようがないことに対して批判しているのですから。

むしろアジア人として40年以上続く大作「スターウォーズ」シリーズに抜擢されたことを称賛するべきです。

ほぼ無名の女優が映画の中で重要な役を担い、確かな演技力で演じきったのですからその点を評価するべきでしょう。

ケリー・マリー・トランは「スカイウォーカーの夜明け」にも出演します。

そこではこんな批判が出ないことを望みます。

「スターウォーズ最後のジェダイ」ローズはいらない・嫌いと言われる理由を考察

 
 
 
 
 
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ここからはローズがいらない、きらいと言われる理由を考察します。

目立った割にあまり活躍していない

ローズがいらない、嫌いという理由のひとつに映画の中であまり活躍していないことがあります。

ローズは「最後のジェダイ」の中で画面に写っている時間はかなり多いんですよね。

勘違いしてフィンに電気ショックを与えるシーンから始まり、フィンと秘密の任務に就いてカジノで栄えてる町カント・バイトに行き、ロックスミス(コードブレーカー)を探すも交通違反で捕まり・・・

さらにそこでたまたま出会ったコードブレーカーや少年テミリ・ブラッグの助けを得て牢獄を脱出して、メガ・スター・デストロイヤーの内部に侵入。

メガ・スター・デストロイヤー内部でも捕まったり相手と格闘したりと、登場したり目立つシーンはかなりありました。

でもローズが活躍したかといえばそうでもないんですよね。

ただ考えてみればそれもそのはずでローズは整備士です。

おそらく格闘の経験はないと思われます。

それなのに秘密の任務について敵地に忍びこみ、敵と戦うなんて無謀もいいところで、活躍できなくて当然です。

それでも観客は目立つばかりで何もできないローズを「役に立たない」「いらない」と感じてしまうのかもしれません。

ローズは整備士なので、その専門知識を生かした活躍の場を与えればよかったと思うのですが・・・

重要な任務に就いて色んな所に行き、目立った割に活躍できなかったことを考えると「いらない」と言われても仕方がないかもしれませんね。

むしろ足を引っ張ってた

ローズは活躍していないばかりか、むしろ足を引っ張っていたシーンがありました。

そのため「いらない」とか「嫌い」という批判につながったようです。

そのシーンとはレジスタンスが石の惑星クレイトの古い基地に陣取り、ファーストオーダーが攻撃を仕掛ける場面です。

もうすぐファーストオーダーのキャノンが発射されようという時、フィンの操るスピーダが自爆覚悟でキャノンに突っ込もうとします。

その瞬間横からローズのスピーダがフィンのスピーダに体当たり。

ふたりとも命はとりとめたものの、危うく取り返しのつかない事態になるところでした。

一歩間違っていれば2人とも死んでいましたから。

あの場面でフィンがキャノンに突っ込んで犠牲になってもいいとは思いません。

またローズが仲間の生命を救ったことは称賛に値します。

でもローズは戦いの邪魔をしているんですよね。

これでは彼女の存在意義に疑問を抱く人がいても仕方がないでしょう。

こんな理由からローズは「いらない」「嫌い」という批判につながっているものと思われます

キスシーンや恋愛描写に違和感

前でご紹介した石の惑星クレイトで、ローズのスピーダがフィンのスピーダに突っ込んだあとのシーン。

スピーダを降りて駆け寄ってきたフィンにローズが「これが勝つこと。敵を憎むより愛する人を救う」と言いキスをします。

感動的な場面を演出したかったのだと思いますが、このシーンを見て戸惑ったり、引いてしまったりした観客は多いと思います。

少なくとも私はあの場面に違和感を感じてしまいました。

あそこはレジスタンスが最後の生き残りをかけて必死に戦っている場面です。

しかもそれ以前にローズがフィンに惹かれていると感じさせる伏線はありませんでした。

それなのにあの大事な場面でキスをして愛を告白するなんて場違いと言われても仕方がありません。

このローズの空気の読めない行動に対して「嫌い」という観客がいるのだと考えています。

劇中で恋愛を描くこと自体はまったく問題ありません。

ただもう少し上手な演出があってもよかったと思います。

ローズ・ティコは「スターウォーズ最後のジェダイ」不人気の戦犯なのか?

ご覧のように「最後のジェダイ」のローズにはたくさんの批判がありました。

「最後のジェダイ」はシリーズの中でも人気が低い作品です。

人気が低い理由はいくつかありますが、キャストの魅力がないも不人気の理由と言われています。

足を引っ張ったキャストは戦犯などとも言われており、ホルド提督、キャプテン・ファズマに加え、ローズの名前がその中に含まれています。

個人的には戦犯という言葉を使うこと自体好きではありませんが、映画の中でのローズを見る限り、足を引っ張ったと言われても仕方ないかな、と感じます。

ただこれは女優の原因ではありません。あくまでも脚本やキャラ設定の問題です。

それだけに女優個人が批判の対象にされるのはあまりも気の毒という印象があります。

まとめ

「スターウォーズ最後のジェダイ」でローズ・ティコがいらない、嫌いと言われるのは

  • ケリー・マリー・トランの外見や人種に対する批判のため
  • ローズがあまり活躍していないから
  • ローズが足を引っ張っているから
  • キスシーンや恋愛がいらないと思っているから

私はローズが批判されるのは演出や脚本に問題があるからだと考えています。

容姿を批判されるのは女優や俳優の宿命ですから多少は仕方がないにしても、人種まで否定されるのは明らかに行き過ぎです。

「スカイウォーカーの夜明け」ではローズの違った形の活躍が見られることを期待したいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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