「聲の形(こえのかたち)」は、多くの視聴者に深い感動を与えた作品である一方、登場キャラクターたちの言動に対して様々な感情を抱かせる作品。
特に、一部のキャラクターはその行動や態度から「うざい」「嫌い」と感じる視聴者も多く、物語の中で強い印象を残しています。
今回は、独断で選んだ「聲の形」のうざいキャラ・嫌われキャラをランキング形式でご紹介します。
あなたの嫌いなキャラクターはこの中にいるでしょうか?
物語の核心に迫る部分もありますので、ぜひ最後までお読みください。
目次
「聲の形」うざいキャラ・嫌われキャラランキング!7位→4位
7位:西宮硝子(にしみやしょうこ)
こんばんは‼
わん娘☆スターズのあかねです😀6月7日は『聲の形』から
『西宮 硝子』ちゃんのバースデー🎉🎉耳が聞こえないヒロインで
ノートを使っての筆談でコミュニケーションを取ろうと頑張っております😊いじめのシーンがえぐすぎて
私は小学生編で止まりましたが😭#聲の形#西宮硝子 pic.twitter.com/3mBtntuQHY— 豊郷のわん娘☆スターズ (@GONE20200808) June 6, 2023
西宮硝子は、多くの視聴者から共感や同情を受けるキャラクターですが、一部の視聴者からは批判的な意見もあります。
自分のために周りの人が色々やってくれている事をわかっている西宮は、何も言う事ができない優しい性格です。
そのため、西宮は他人を優先し、自分を犠牲にすることが多いし、自己主張が少なく、いじめられても反抗しない姿勢が批判の対象に。
視聴者の中には、彼女がもっと自分の意見を言うべきだと感じる人もいるんですね。
特に、石田などに補聴器を壊されても何も言わず、いじめられた相手に対しても優しく接する姿勢が「お人好しすぎる」と受け取られることとなりました。
6位:島田一旗(しまだ かずき)・広瀬啓祐(ひろせ けいすけ)
聲の形で川井みきが1番クズキャラ扱いされとるけど島田が1番無理なんやけど
1番安全な位置から絶対自分に被害が来ないように突っつくみたいな pic.twitter.com/9n8qDtO0cY— ヤい🦈😈@プロセカ (@mikusikakatan_Y) January 31, 2024
島田一旗と広瀬啓祐は、いじめに関与した事で嫌われることが多いキャラクター。
島田と広瀬は小学生時代に石田将也と仲が良かった友人ですが、西宮硝子へのいじめが発覚した後、石田が責任を押し付けられた際に彼を裏切ります。
彼らは石田を見捨て、いじめの中心人物だったとして非難するように。
この態度は、多くの視聴者にとって裏切り行為として映りました。
島田と広瀬は、自身も西宮をいじめていたくせに、責任を取ろうとせず、石田に責任を押し付けるところに批判が殺到。
彼らの無責任な態度は、いじめに対する真剣な反省や贖罪の意識が欠けていることを示しており、視聴者からの反感を買いました。
5位:西宮硝子の両親(特に父親)
聲の形、4回目観てる
石田の母が西宮さんの母にお金持って謝りに行った帰り、石田母の耳から血が出て服にも付いてた。1回目見た時は血が出てる事にも気付かなくて血に気付いてからは西宮母が叩いてピアスが切れたと思ってた。でも本当は石田母がケジメで自分でピアスを引きちぎったんだって分かった pic.twitter.com/k0JdBiz1ko— こうじあリエル・アネモイ・アスラ (@kojiano2525) March 13, 2024
『聲の形』において、西宮硝子の両親、特に父親が嫌われる理由は、彼らが物語の中で見せる態度や行動にあります。
映画では描かれておりませんが、原作では西宮が聴覚障害になったのは、おそらく母親が妊娠中、風疹にかかったためとなっています。
その事を踏まえての両親が嫌われる理由をご説明致します。
西宮の父親が嫌われる理由
西宮硝子の父親は物語の中でほとんど登場しません。
障害を持った子供に嫌気が指した父親は離婚をし、家族を見捨てて姿を消しており、そのまま硝子や家族との関係が断絶しています。
彼が家族を見捨てたことは、硝子が抱える苦しみや、母親が一人で子供たちを育てる苦労を顧みない無関心さを示す事に。
父親の不在が、家族に対する無責任さや冷たさとして映り、多くの視聴者にとって不快感を与える要因です。
西宮の母親が嫌われる理由
西宮硝子の母親である西宮八重子は、非常に厳格で冷たい態度を取る人物。
硝子に対して厳しく接し、硝子がいじめられていることを知っても感情的なサポートをあまりしません。
母親は、硝子が自立し、強く生きることを望んでいて、それが逆に硝子に大きなプレッシャーに・・・。
硝子が自分の感情を押し殺し、母親の期待に応えようとする姿勢が、視聴者に母親の厳しさや冷たさを感じさせ、硝子が抱える苦しみをさらに深める要因であると批判を受ける事になりました。
4位:竹内
「聲の形」の竹内先生について書きました。
#はてなブログ
「聲の形」竹内先生が好きだ、という話。 – 廣島城天守閣https://t.co/ZJ0HuFNdBl pic.twitter.com/LMzolLRWPS— an_shida🌐 (@an_shida) January 26, 2017
竹内は、西宮硝子がいじめられていることを知りながら、それに対して十分な対応を取らない教師。
彼は、教室内で行われているいじめに対して見て見ぬふりをし、問題が深刻化するのを放置します。
挙句の果て、いじめが発覚した際、竹内は石田を一方的に責め、いじめのすべての責任を彼に押し付けます。
彼はクラス全体の問題であるいじめを、石田一人の問題として処理。
この無責任な態度や、不公平な態度が、視聴者にとって非常に腹立たしく感じられる理由の一つ。
竹内はいじめの根本的な問題に取り組むことなく、表面的な解決策のみでの対応をしました。
教師としての責務を果たさず、クラス全体を公正に導くことをしない不誠実な態度が、視聴者にとって竹内を信用できないキャラクターと見なされた要因ですね。
「聲の形」うざいキャラ・嫌われキャラランキング!7位→4位
3位:石田将也(いしだ しょうや)
小説『君の名は』の朗読を楽しみ、『聲の形』の石田の声真似に苦しみながら、何とか形になってきたかもしれない。またセリフが心に突き刺す。精神的にも強くなりたい。少しは、石田を好きになりたい。楽しかった!Ryugoさんの担任の先生役、とっても好きです!笑 良い意味で、怖すぎる😅 pic.twitter.com/yzeqWlTOBH
— 咲月 (@iluvmovie0) June 13, 2021
石田は、西宮へのいじめを行ったリーダー的存在。
「聲の形」において石田将也の事を嫌わない人はいないでしょう。
小学生時代に西宮にした仕打ちは許される事ではなく、視聴者の心をもえぐり、今でも悪い印象に。
硝子が聴覚障害を持っていることを理由に、石田は西宮の補聴器を何度も壊したり、クラスメイトと共に彼女をからかったりと、非常に残酷ないじめを行います。
まずこの時点で、不快感と嫌悪感、悲しみ、苦しみ、色んな感情が混ざり石田を大嫌いに。
いじめが公表され、今度は自分がいじめられるようになっていき、石田は次第に自分自身を強く嫌悪し孤立。
高校生になってから、石田は過去の行いを悔い、硝子に謝罪します。
彼が過去の行為を反省し、再起しようとする過程は感動的ではありますが、硝子に対して行った行為の深刻さを考えると、石田が自分自身を許すことができない様子が視聴者にとっては苛立ちや不満を引き起す要因に。
石田は、物語を通じて大きく成長するキャラクターですが、その成長が描かれる前の彼の行動が視聴者に強い否定的な印象を与えています。
彼のいじめや自己中心的な行動は、物語の中で彼が変わろうとする努力にもかかわらず、完全には拭い去れない負のイメージを残してしまう石田。
視聴者の中には、石田の成長を評価し、彼を理解しようとする人もいますが、同時に、彼の過去の行為が許せないと感じる人も多いです。
2位:植野直花(うえの なおか)
それはそうと聲の形のアニメ映画版の植野さん流石に可愛すぎない?ルックスだけ見たら虹キャラ最強まである pic.twitter.com/5xefQWjZkv
— 優@☆UNDEAD L○VERS☆ (@itsukichanLOVE) February 7, 2019
植野の登場するシーンは、ほぼ全てが嫌な女、性格の悪い女に写り、嫌われ役に作られたようなキャラクター。
植野が嫌われる最大の理由は、小学生時代からずっと続く嫉妬心からくる西宮に対するいじめです。
石田と共に、硝子を「うざい」と感じて積極的にいじめ初める植野。
石田に好意を抱いている植野は、硝子が石田と仲良くなることに対して嫉妬し、硝子に対して冷たい態度や嫌味を言う場面が多く見られました。
そして、石田がいじめられた時、植野は石田の事が好きなくせにいじめを止める事もせず、自分も一緒になっていじめていたようなクズのような人間。
好きな気持ちを押し殺し、好きな人を救わず自分を守る事の方が大事なのでしょうか?
そんなのは、本当に好きとは言えないですよね。
時が過ぎて、高校生になってからも、植野は硝子に対して強い敵意を持ち続けています。
特に遊園地に行く場面では、硝子と1体1になり、言いたい放題言って、挙句の果てに硝子にビンタをくらわす始末。
植野は硝子へのいじめに対して深い反省を示していません。
むしろ、彼女は自分の行為を正当化し、「硝子が居たから石田はいじめられた」や「硝子がいない6年2組をやり直そう」など、過去の過ちに対してあまり罪悪感を持っていないように見えます。
このような態度は、視聴者にとって非常に不快であり、植野の全てを嫌いになる要因となっていますね。
1位:川井みき(かわい みき)
#許しがたい映画の登場人物
聲の形の川井
言い訳保身ナチュラル差別女 pic.twitter.com/aI8c22TjCZ— どぼるざーく (@Elle_Dvo) November 13, 2022
川井みきは、硝子や石田と同じクラスの学級委員長。
映画の中で、川井は表裏があり、いじめの黙認と責任逃れをし、周囲に合わせて行動するタイプの人間のように描かれています。
そのため、視聴者からは一番の嫌われ者に。
しかし、実はこれは全て石田視点での捉え方なんです。
全てそれが視聴者にもそっくりそのまま伝わってしまったため、「川井みきを許すな」などと言うツイートが拡散され、多くの視聴者から「川井みきは大嫌い、一番の悪だ」と今もなお認識されるように・・・。
その勘違いされてしまった部分をご紹介いたします。
まず、事の発端は石田のいじめが露呈し、学級裁判が行われた際、石田は「植野と川井も西宮の悪口を言っていた」と発言した事。
しかし、川井は自分の関与を否定し、泣きながら「私は何も悪くない」と主張しますが、石田は「自分だけが可愛い」と批判します。
石田を陥れた描写になってしまったため、一気に低評価に。
そこからは、川井も悪口を言っていたと同じ事を言う石田に川井は「いい加減記憶を捏造するのせずに真実を見て」と発言したり、なぜ止めなかったかと言うと、「自分は何度も辞めるよう言ったが、石田くんは聞かなかった。次は自分がいじめられるかもと思い怖かった。」などと真実を伝える川井ですが、全て石田視点では、責任逃れしているだけのように解釈する描写。
何を言っても、あざとく見えたり、裏表があるような捉え方になり、石田や視聴者も嫌悪感を抱いてしまう結果になっています。
実際の作品の石田の心の声や川井に対する発言と照らしわせると全然違う真逆の人間であることは判明済みですが、払拭できず現在に至ります。(ファンブックでも監督が明言されています。)
これは、石田は自分だけが責められる中、真実が見えなくなり、無意識に記憶の捏造をしているのです。
普通の良い子でも、「1歩間違えれば、あざとく思われ、中途半端に対応すれば、自分も悪人へと転じてしまうよ。」というような警告にも感じますね。
まとめ
金曜ロードショーにて、映画「聲の形」の放送が決定しました!
2024年8月16日(金)
日本テレビ系『金曜ロードショー』にて
午後9:00より放送予定見たことがない方や、もう一度ご覧になりたい方も、ぜひこの機会にお楽しみください!https://t.co/b7XyPHk4S5 pic.twitter.com/Mu9fURFfpA
— 映画『聲の形』公式 (@koenokatachi_M) July 26, 2024
いかがでしたでしょうか。
「聲の形/うざいキャラ・嫌われキャラランキング!独断で勝手にランク付け」でした。
- 7位:西宮硝子
- 6位:島田一旗・広瀬啓祐
- 5位:西宮硝子の両親(特に父親)
- 4位:竹内
- 3位:石田将也
- 2位:植野直花
- 1位:川井みき
最後まで読んでいただきありがとうございました!