映画「聲の形(こえのかたち)」は、聴覚障害を持つ少女・西宮硝子と主人公石田将也が織り成す悲しくもあり切ない感動的な物語です。
聴覚障害を持つ西宮にとって補聴器とは、なくなてはならない必需品でありますが、物語の中盤では、 西宮の片耳から補聴器がなくなっています。
なぜ補聴器がなくなっているのか?ということが多く方の疑問の的になっているのが現状。
そのタイミングで、彼女がポニーテールのヘアスタイルに変えていることにも関係あるのか?という点にも注目が集まります。
この記事では、西宮の片耳から補聴器がなくなった理由とポニーテールとの関係に着目し、それらが彼女の心の奥底にある何かを私なりの考察を加えて述べていきたいと思います。
ぜひどうぞ最後までお読みください。
「聲の形」西宮の片耳から補聴器がなくなったまでの経緯
こんばんは‼
わん娘☆スターズのあかねです😀6月7日は『聲の形』から
『西宮 硝子』ちゃんのバースデー🎉🎉耳が聞こえないヒロインで
ノートを使っての筆談でコミュニケーションを取ろうと頑張っております😊いじめのシーンがえぐすぎて
私は小学生編で止まりましたが😭#聲の形#西宮硝子 pic.twitter.com/3mBtntuQHY— 豊郷のわん娘☆スターズ (@GONE20200808) June 6, 2023
もともと西宮は両耳に補聴器をしていた
もともと西宮は両耳に補聴器をしていました。
西宮は両耳に聴覚障害があり、両耳に補聴器を使用。
作品の設定では、西宮は聴覚障害を持つ転校生として描かれており、コミュニケーションを取るために補聴器を必要としていました。
病院での検査結果を知らされて西宮は落ち込む
病院での検査結果を知らされて西宮は落ち込んだ描写があります。
しかし、そのシーンは、何で落ち込んでいたのかわかりにくい描写でしたよね。
詳しく説明していくと、聴力検査室で硝子とその祖母が病院で医師から何かを言われ、祖母が眉をひそめるシーン。
おばあちゃんは西宮を見て悲しそうな顔をしていていました。
その後、おばあちゃんが居なくなってから、西宮が本当に聞こえないのか確認をし、唸り声を上げてベットで泣いていた場面。
なぜ落ち込んでいたのか、その辺りの理由については、下記の「西宮の片耳から補聴器がなくなった理由を考察」で明らかにしていきます。
西宮は植野と再会
『聲の形』植野さんと殴り合いの喧嘩したあとめちゃくちゃ仲良くなりたい人生でした。西宮さんがマンガ、アニメのヒロインなら、植野さんは小説、映画のヒロインなのよ。彼女も彼女で生きるのが下手なだけなのよ。 pic.twitter.com/hZBsBqhdlc
— シン・じぇりー (@jelyjelysss) July 31, 2020
病院での診察の後すぐの描写で、西宮は植野と再会。
植野が西宮に対するいじめは、再会した際も変わっていませんでした。
将也をくすぐって無理やり止めさせた直後、西宮に向かって全速力で駆け出す植野。
「西宮さーん久しぶりー」
植野と一緒にいる将也を見て驚く西宮の耳に手を伸ばした植野は、補聴器を奪い取って将也に渡します。
「ぶん投げて遊ぶ?昔みたいに」と、植野はまた西宮に嫌がらせをしました。
それに謝る将也に、西宮をいじめていた時との様変わり具合にびっくりするのと同時に大笑いし、「無理やり、付き合ってやってんの?」としまいには泣き笑いし帰っていきました。
植野の泣き笑いは、仲良くなっている2人に対しての嫉妬からくるものでしょう。
西宮の右耳から補聴器がなくなっている事が判明
西宮の右耳から補聴器がなくなっている事が判明。
先程の植野と西宮が再会し、植野が補聴器を奪い取った時に両耳に付いてるはずの補聴器が、片耳にしか付けていないことが描かれていました。
この段階で補聴器が片耳になったのですね。
西宮の片耳から補聴器がなくなった理由を考察
聲の形感想
原作既読、映画初だったけどいじめ描写はかなりマイルドになってたな
キャラの掘り下げは尺の都合上、やむなしただ、原作、映画通じて言えることとして補聴器を何回も壊された相手に好意を持つかということ、西宮が死にたいと表現したレベルなのにその点がリアリティなかったなって思った pic.twitter.com/SluMSMgrBQ
— たす (@BanG_Dreamer_) August 25, 2018
医者から右耳の聴力がなくなったと知らされたのでは
西宮の右耳から補聴器がなくなった理由は、医者から右耳の聴力がなくなったと知らされたのではないかと思われます。
- 病院で医者から何か言われ、本当に聞こえないか確認し、おばあちゃんが居なくなってから泣いていた。
- その後の植野と再会し、補聴器を奪われた際、片耳の補聴器しかないのがわかった。
以上の理由から、右耳の聴力はなくなり、ならば補聴器をはずして、左耳のみの補聴器で生活しているのだと考えます。
前述の病院での結果の流れから、植野との再会での補聴器がなくなっているとの事ですので、聴力辻褄が合ってくるのですよね。
聴力がなくなったので補聴器は必要なくなった
聴力がないなら、補聴器は必要なくなったため、片耳のみ補聴器をつける事にしたのでしょう。
耳が聞こえなくなったと聞かされる事はとても悲しく怖い事でもあり、覚悟も必要です。
またいじめの対象にもなりうる事もあるだろうし、色んな葛藤と戦いながら、片耳だけ補聴器をつける事を決心したのですね。
右耳の補聴器がなくなったこととポニーテールの関係を考察
聲の形の西宮のポニーテール可愛い pic.twitter.com/RiTbV8RTmK
— べーま apexしか勝たん (@be_ma7215) September 20, 2016
病院での検査結果を知った直後に西宮はポニーテールに
病院での検査結果を知った直後に西宮はポニーテールに。
検査結果を知った西宮硝子は、自身の聴力障害を受け入れる決意をします。
ポニーテールにヘアスタイルを変えて、主人公の石田に会いに行く硝子。
石田は西宮のポニーテールスタイルを見て、「なんでそんなヘアスタイルなの?」と尋ねます。
西宮は苦笑いしながら、自身の聴力障害について石田に説明。
「好き。」と告白する硝子ですが、言葉で伝えたため上手く伝わらず結果は玉砕。
しかし、この出来事を受けて、西宮は徐々に自分の状況を受け入れていき、家族で花火大会に行ったり、学園祭に参加したりと、だんだんと前向きに生活していく様子が描かれています。
ポニーテールは変わりたい・変えたいという西宮の気持ちの表れか?
変わりたい・変えたいという西宮の気持ちの現れだと考察します。
西宮は自身の聴力障害を受け入れ、前に進もうとする決意を表すため、髪をポニーテールに。
ポニーテールにすることで、聴力障害を隠さずに公に示し、それを乗り越えていく姿勢が表現されています。
そして、石田との会話を通して、西宮の内面の変化が描かれていますよね。
補聴器をしていても恥ずかしくないと考えたから
補聴器をしていても、恥ずかしくないと考えたからもあるでしょう。
補聴器をしていることが今までは恥ずかしかった硝子ですが、石田とのコミュニケーションを取っていくうちに次第に「自己表現するのも良いのだ」と思えるようになってきました。
いじめられてきた相手から、今度は励ましに変わるなんて、非常に切ないような驚きな話でありますが、それが生きる糧になるなら本人達にとっては、良い事なのでしょうね。
まとめ
次回の放送は8️⃣月1️⃣6️⃣日🗓️
痛みから温かさが生まれ、心に刺さる感動のストーリー
『映画 #聲の形』を放送‼️
大今良時の原作を #京都アニメーション が映画化。
数多くの映画賞を獲得し美しい映像と繊細な描写で、
日本のみならず世界からも高い評価を受けている珠玉の名作です✨お楽しみに🤗 pic.twitter.com/zc6C4NO7hc— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) August 2, 2024
いかがでしたでしょうか。
「聲の形/西宮の片耳から補聴器がなくなった理由は?ポニーテールとの関係も考察「でした。
「聲の形」西宮の片耳から補聴器がなくなったまでの経緯
- もともと西宮は両耳に補聴器をしていた
- 病院での検査結果を知らされて西宮は落ち込む
- 西宮は植野と再会
- その後西宮の右耳から補聴器がなくなる
西宮の片耳から補聴器がなくなった理由
- 医者から右耳の聴力がなくなったと知らされたのでは
- 聴力がないなら補聴器は必要なくなった
右耳の補聴器がなくなったこととポニーテールの関係
- 病院での検査結果を知った直後に西宮はポニーテールに
- 変わりたい・変えたいという西宮の気持ちの表れではないか
- 補聴器をしていても恥ずかしくないと考えたからか
最後まで読んでいただきありがとうございました!