ダンダダン/タイトルの意味と由来を考察！仏教・曼荼羅との関係についても

「ダンダダン」は、オカルトとSFが融合した独特な世界観を描く物語。

幽霊や宇宙人といった異質な存在が入り乱れる中、個性豊かなキャラクターたちが奇想天外な冒険を繰り広げます。

その中で、特に注目されるのが、作品のタイトル「ダンダダン」の意味。

物語のテーマを象徴する深い意味が込められていると考えられます。

仏教の曼荼羅や哲学的な要素と絡み合いながら、タイトルがどのように物語に影響を与えているのでしょうか。

この記事では、タイトルの意味と由来について、また仏教、曼荼羅との関係について詳しく考察していきたいと思います。

1 ダンダダン/タイトルの意味と由来を考察
2 ダンダダン/仏教・曼荼羅との関係は？
3 まとめ

ダンダダン/タイトルの意味と由来を考察

ジャンププラスで連載中のダンダダン173話が本日火曜日に更新されました。読んでいただけたら嬉しいです。よろしくお願いします。https://t.co/1xAPKS6UYk

— 龍幸伸 (@TatuYukinobu) November 4, 2024

終止符を表してる説

ダンダダンのタイトルの意味は、「終止符」を表している意味が込められているという説があります。

デーヴァナーガリー文字で考えると、「ダンダ（दण्ड）」は、仏教の文脈で「制御」や「抑制」を表すこともあり、さらには因果応報や罰の象徴に。

このことから、「ダンダダン」というタイトルにデーヴァナーガリーの意味が含まれているとすれば、物語全体が「因果応報」「人生の試練」などをテーマとしている可能性もあります。

また、ダンダ（दण्ड）には終止符や区切りという概念も含まれるため、「ダンダダン」が「物事の終わり」「ひとつの決着」を表すと同時に、次なる段階や試練への移行を暗示する響きとも捉えられるでしょう。

この視点で考えると、タイトルが持つ「決意」や「断固とした進展」を意味しているようにも感じられます。

さらに、デーヴァナーガリー文字は、サンスクリット語やヒンディー語などのインドの言語で使用される文字体系で、仏教やヒンドゥー教の宗教文献や象徴的な表現との関わりも。

タイトル後方のダンダダンのダンは、英語で「Doneダン」で（完了した）とも関連付けられ、作品に登場する世界存亡の危機を暗示しているかもしれません。

音楽や効果音のオマージュ説

音楽や効果音のオマージュ説もありますね。

具体的に説明致しますと、ターミネーターの音楽との関連です。

「ターミネーター」の有名なテーマ音楽には「ダダンダンダダン」というリズムの部分がありますよね。

「ダンダダン」のタイトルは、この映画の音楽からインスピレーションを得た可能性があると考えられています。

ターミネーターは非常に有名な映画であり、作者がその影響を受けていても不思議ではありません。

次に、ダンダダンでは、音楽ネタが多用されていますよね。

ダンダダンの作中では、様々な音楽ネタが登場。

例えば、観月ありさの「TOO SHY SHY BOY!」やABBAの「チキチータ」などの楽曲が作品内で言及されています。

このように音楽に関する要素が多く取り入れられていることから、タイトルも音楽的な要素を含んでいる可能性もあると考えられますよね。

アンパンマンのダダンダンや肉汁餃子説はない

アンパンマンのダダンダンから来ている説や、肉汁餃子から来ている説が出回っていますが、これは、筆者的にはないと思われます。

アンパンマンのダダンダン説は、単なる響きと、似ている言葉だけの理由で、広まっているのですね。

肉汁餃子説は、単なる飲食店のダンダダンから来ているというもの。

これらの事は、まず有り得ないという事が下記でも明らかになっていますので詳しく解説していきますね。

ダンダダン/仏教・曼荼羅との関係は？

龍さんの、学校内でのすれ違いの演出の多様さ。

アニメでの演出のテンポ感が緩くすれ違い続ける感じが、凄く良くて素敵。

音楽の入り方もいいなぁーー#ダンダダン pic.twitter.com/Jx1ZInto9f

— 林士平（りんしへい） (@SHIHEILIN) October 31, 2024

仏教・曼荼羅と関係があると考察

ダンダダンのタイトルは、仏教・曼荼羅と関係があると考察します。

特に、「ダンダダン」というリズムや音が持つ象徴性を、仏教的な視点から見てみるといくつかの解釈が浮かび上がりますね。

仏教・曼荼羅と関係があると思う理由を詳しく解説していきます。

漫画163話でタイトルの伏線回収

163話でタイトルの伏線が少し回収できたかなと思われる描写がありました。

ここで、突然のタイトルの伏線回収に、多くのファンは「ダンダダン」が単なる音やリズムではなく、物語全体に深く関わる意味があったと再認識。

「ダンダダン」のテーマや背景をより理解するきっかけとなり、作品の深さがさらに引き立てられたと大きな反響を受けています。

サンジェルマン伯爵がメルヘンカルタに問いかける

「ダンダダン」の163話では、サンジェルマン伯爵が悪魔のメルヘンカルタにダンダダンについて尋ねるシーンが描かれています。

メルヘンカルタに「負けだ」と言わせた後、次にメルヘンカルタの能力を奪ったサンジェルマン。

その後、約束が済んだサンジェルマンはあと1つ

「こちらの方が大事なのですが・・・」

「ダンダダンはご存知で？」

とメルヘンカルタに問いかけました。

サンジェルマンはオカルトコレクターとして知られ、ダンダダンの真相やその存在に関心を持っているよう。

メルヘンカルタは長寿の悪魔であり、様々な秘密や情報を持っているとされているため、彼に尋ねるのは自然な流れでしたね。

曼荼羅のマークが描写された

「ダンダダンはご存知で？」と名言が出たところの背景が曼荼羅のマークの描写でした。

この言葉と共に曼荼羅の模様が登場するシーンは、非常に象徴的ですね。

このシーンにはいくつかの解釈が考えられます。

曼荼羅は宇宙や心の象徴である

《曼荼羅について①》

「胎蔵界曼荼羅」と「金剛界曼荼羅」。
2つをあわせて「両界曼荼羅」と呼ばれます。宝永3（1706）年に、絵師でもある僧・覚仙（かくせん）が描いたものです。 pic.twitter.com/368EdsvZ16

— 半蔵門ミュージアム (@hanzomon_museum) March 30, 2024

曼荼羅は宇宙や心の象徴とされるため、このシーンでは「ダンダダン」という存在や現象が、物語の中で「宇宙的な真理」や「広大な存在」を表している可能性があります。

曼荼羅が描かれることで、登場人物や読者に対して「ダンダダン」がただの名前やリズムではなく、より深い意味やテーマを内包していることを示唆。

さらに、「ご存知で？」という問いかけも、読者に「ダンダダンの本質」を考えさせるためのものと捉えられます。

曼荼羅が表すのは、仏教における悟りや心の探求ですが、この作品においても、登場人物たちが体験している出来事が「宇宙の秘密」や「人間の内面の葛藤」などを含んだ壮大なテーマであることを示唆していると考えられますね。

作中でも、宇宙人が出てくるシーンもあるため何らかの関係を表しているのは間違いありません。