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ディズニーアニメは続編ばかり?駄作が多いと言われる理由についても

アニメ・マンガ

「アナと雪の女王2」はアメリカで2013年に公開された「アナと雪の女王」の続編です。

ディズニーアニメには続編が多いと言われています。

ディズニーアニメは「続編ばかり」で、続編は「駄作が多い」「つまらない」と言う人までいます。

なぜディズニーアニメには続編が多いのか?

なぜ続編には駄作が多いといわれるのか?

ここではディズニーアニメの続編について考察します。

 

ディズニーアニメは続編ばかり?続編がある作品を年代順に

ウォルト・ディズニーアニメーションスタジオ制作の長編アニメの中でどの作品に続編があるのか、年代順にまとめました。

作品名 アメリカ公開年 続編(アメリカ公開年) 備考
白雪姫 1937年 なし  
ピノキオ 1940年 なし  
ファンタジア 1940年 ファンタジア2000(2000年) リニューアルなので
正確には続編ではない
ダンボ 1941年 なし  
バンビ 1942年 バンビ2 森のプリンス(2006年) 続編はウォルト・ディズニー・カンパニー製作
ラテンアメリカの旅 1943年 三人の騎士(1945年)  
メイク・マイン・ミュージック 1946年 なし  
ファン・アンド・ファンシー・フリー 1947年 なし  
メロディ・タイム 1948年 なし  
イカボードとトード氏 1949年 なし  
シンデレラ 1950年 シンデレラⅡ(2002年)
シンデレラⅢ(2007年)
続編はOVA作品
ふしぎの国のアリス 1951年 なし  
ピーターパン 1953年 ピーター・パン2
ネバーランドの秘密(2002年)
 
わんわん物語 1955年 わんわん物語Ⅱ(2001年) 続編はビデオ作品
眠れる森の美女 1959年 なし  
101匹わんちゃん 1961年 101匹わんちゃんII
パッチのはじめての冒険(2003年)
続編はOVA作品
王様の剣 1963年 なし  
ジャングル・ブック 1967年 なし  
おしゃれキャット 1970年 なし 企画はあったがボツに
ロビン・フッド 1973年 なし  
くまのプーさん
完全保存版
1977年 ティガー・ムービー プーさんの贈りもの(2000年)
くまのプーさん 完全保存版II(2003年)
くまのプーさん ザ・ムービー(2005年)
くまのプーさん(2011年)
 
ビアンカの大冒険 1977年 ビアンカの大冒険 ゴールデン・イーグルを救え!
(1990年)
 
きつねと猟犬 1981年 きつねと猟犬2 トッドとコッパーの大冒険(2006年)  
コルドロン 1985年 なし  
オリビアちゃんの大冒険 1986年 なし  
オリバー ニューヨーク
子猫ものがたり
1988年 なし  
リトル・マーメイド 1989年 リトル・マーメイドⅡ(2000年)
リトル・マーメイドⅢ(2008年)
 
美女と野獣 1991年 美女と野獣ベルの素敵なプレゼント(1997年)
美女と野獣ベルのファンタジーワールド(1998年)
 
アラジン 1992年 アラジンジャファーの逆襲(1994年)
アラジン完結編盗賊王の伝説(1996年)
TVシリーズもあり
ライオンキング 1994年 ライオン・キング2(1998年)
ライオン・キング3(2004年)
 
ポカホンタス 1995年 ポカホンタスⅡ(1998年)  
ノートルダムの鐘 1996年 ノートルダムの鐘Ⅱ(2002年)  
ヘラクレス 1997年 なし TVシリーズの続編あり
ムーラン 1998年 ムーランⅡ(2005年)  
ターザン 1999年 ターザン&ジェーン(2002年)
ターザンⅡ(2005年)
 
ダイナソー 2000年 なし  
ラマになった王様 2000年  ラマになった王様2(2005年)  
アトランティス 失われた帝国 2001年 アトランティス帝国最後の謎(2003年)  
リロ・アンド・スティッチ 2002年 スティッチ!ザ・ムービー(2003年)
リロ&スティッチ2(2005年)
リロイ・アンド・スティッチ(2006年)
 
トレジャー・プラネット 2002年 なし  
ブラザー・ベア 2003年 ブラザー・ベア2(2006年)  
ホーム・オン・ザ・レンジ
にぎやか農場を救え!
2004年 なし  
チキン・リトル 2005年 なし 企画はあったがボツに
ルイスと未来泥棒 2007年 なし 企画はあったがボツに
ボルト 2008年 なし  
プリンセスと魔法のキス 2009年 なし  
塔の上のラプンツェル 2010年 なし 続編短編アニメはあり
シュガー・ラッシュ 2012年 シュガー・ラッシュ:オンライン(2018年)  
アナと雪の女王 2013年 アナと雪の女王2(2019年)  
ベイマックス 2014年 なし TVシリーズの続編あり
ズートピア 2016年 なし  
モアナと伝説の海 2016年 なし  

こうしてみるとディズニー長編アニメには続編が多いことがわかります。

調査した52作品中、長編アニメの続編があるものが24作品と半数近くあります。

パート3、パート4も作られた作品や、続編のTVシリーズが作られた作品もあることを考えると、かなりの割合で続編が作られていることがわかります。

 

参考までにスタジオジブリの続編は「となりのトトロ」の続編「めいとこねこバス」しかありません。

「魔女の宅急便」にも続編はありますが、角野栄子さんの原作がシリーズ化されたもので、ジブリ公式の続編ではありません。

ディズニーとジブリをくらべると続編に対する取り組み方が大きく違うことがわかります。

長編アニメに限定してもこれだけ続編が多いことを考えると、いい意味でも悪い意味でもディズニー続編商法と言われるのも納得、という印象ですね。

なぜディズニーは続編アニメを作るのか?3つの理由を解説

なぜディズニーは続編アニメを作るのか?

すでに多くの方がご存知だと思いますが、理由は3つ考えられます。

儲かるから

ディズニーが続編の長編アニメを作る理由でもっとも大きいのがこれでしょう!

1作目が人気になりヒットすれば、1作目のファンが2作目を観ようと映画館に押しかけます(見て面白いかどうかは別ですが)。

つまり2作目はある程度の興行収入が見込めます。

また関連グッズ、ブルーレイやDVD、書籍などの販売も見込めますから、その分儲けが増えます。

映画公開後2,3年後にはTV放送もあるでしょうから、放映権料も入ってきます。

人気作品の続編を作れば、ほぼ間違いなく大きな利益を獲得できるというわけです。

制作の労力が少なくてすむから

ディズニーがアニメの続編を作る2つ目の理由が「制作の労力が少なくてすむ」です。

アニメをゼロから作るのは大変です。

ストーリー、キャラクター、世界観などなにもないところから作るのは大変で、莫大な人手やお金が必要です。

しかし1度作ったものを再利用して続編を作る場合は、1作目にくらべて労力は少なくて済みます。

最近の例をあげると「アナ雪」だったら続編ではエレサ、アナ、クリストフなどのキャラは続編で使いまわしができます。

世界観も引き続き同じ物を使うことができます。

手を抜いているということではありませんが、続編では労力が少なくてすむことは事実でしょう。

固定ファンが映画を見に来るから

1つ目の理由と大いに関係しますが、1作目がヒットすればそこに固定ファンが生まれます。

そんなファンは続編を期待するでしょうし、ディズニーが続編を作れば1作目のファンは間違いなく映画を見に行きます。

それにともないグッズやブルーレイなども購入します。

一度作った固定ファンをディズニーがみすみす逃すはずはありません。

二匹目のドジョウを狙って続編が作られるというわけです。

ディズニーアニメの続編はつまらないという声をご紹介

Yahoo!知恵袋にこんな書き込みがありました。

ディズニーアニメは続編が不評なものが多いイメージがあります

同様の書き込みや質問は複数あり、続編には不満があるという方がいるようです。

そこでディズニーアニメの続編がつまらないという方の声を集めました。

このようにディズニーの続編はつまらないという声は多くあることがわかります。

その一方で「続編の中には面白いものもある」という声もあります。

  • ライオン・キングの続編は2つともおもしろい
  • リトル・マーメイドの続編はまあまあいい
  • ビアンカの冒険ゴールデンイーグルを救え!は続編の中でも指折りの作品

それに対して続編を評価するTweetもあります。

ただ個別にはおもしろい続編はあるという意見はあるものの、ディズニーの続編は面白くない、質が落ちるという声が多い印象を受けました。

なぜディズニーアニメの続編は駄作と言われるのか?

駄作とはいいすぎかもしれませんが(笑。

口コミを調べると続編は質がおちる、つまらないという声が多くあることがわかりました。

ではなぜディズニー・アニメの続編はつまらないといわれるのでしょう?

ディズニートゥーン・スタジオズに有能なスタッフがいないから

ヤフー知恵袋にこんな答えがありました。

ディズニーでは、一作目は本家のウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオズが作っていますが、続編はTVシリーズなどを担当しているディズニートゥーン・スタジオズが引き継いで作っています。

なんとなくパッとしないのはその影響が大きいと思います。

よく名前を聞くような有名な監督やアニメーターを多数擁しているウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオズに対して、ディズニートゥーン・スタジオズはそれほど有能なスタッフが居ないので、どうしても見劣りしてしまいますね。

引用:Yahoo!知恵袋

ディズニートゥーン・スタジオズはウォルト・ディズニー・カンパニーの下で映画や短編作品を作っていた会社です。

ウォルト・ディズニー・カンパニーが制作する1作目は面白けど、ディズニートゥーン・スタジオズが制作する2作目はつまらないのは、有能なスタッフがいないからという答えですね。

この点を指摘する方は他にもいましたし、続編がつまらない理由として当てはまるかと思います。

ただ2018年にディズニートゥーン・スタジオズは閉鎖されました。

ですから今ではディズニートゥーン・スタジオズに有能なスタッフがいないという理由は当てはまらなくなっています。

続編は一作目を超えられないという宿命

これはディズニー長編アニメだけではなく、映画の続編すべてにあてはまることですが。

続編は1作目のヒットを受けて作られます。

1作目がコケたら続編は作られることはありません。

1作目がヒットしたのはこれまでない斬新なストーリーだったり、キャラクターが個性的だったり。

また音楽、映像、表現方法がこれまでになかったりといったすぐれた要因があるのだと思います。

しかし2作目で同じ手を使ってもすでに観客は1作目でその手法に慣れてしまっているので、どうしても続編は評価が低くなります。

 

また1作目と違う切り口や手法で続編を作ると「1作目のほうがよかった」「前と世界観がちがう」「前作の雰囲気が台無し」など、前作のファンから批判が来ることがあります。

このように考えると、そもそも続編でいいものを作ること自体がむずかしいと考えることができます。

特にディズニーアニメには目の肥えたファンが多いです。

そのため続編が作られるとなると、それに対する期待は高いものがあります。

そこでちょっとでも納得がいかない作品を見せられると「1作目はよかったけど続編はダメ!」という印象につながってしまうのです。

ディズニー・アニメの続編にリトル・マーメイドの続編など面白いものもありますが、以上の理由から全体の印象として「続編はつまらない」という評価になっているのかもしれません。

まとめ

  • ディズニー長編アニメには続編が多い

続編が作られる理由は

  • 儲かるから
  • 制作の労力が少なくてすむから
  • 固定ファンが映画を見に来るから

ディズニー続編アニメがつまらない理由は

  • ディズニートゥーン・スタジオズに有能なスタッフがいないから
  • 続編は一作目を超えられないという宿命

続編って1より質が落ちるものが多いとわかっていながら、1が好きだと続きが気になってつい観に行っちゃうんですよね・・・

それで後悔したことは1度や2度ではありません。

これからはハードルを上げすぎず、軽い気持ちで続編を楽しみたいです。

ところで「アナと雪の女王2」はどうなることやら。軽い気持ちで観に行きましょう!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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