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アナ雪ハンス王子がクズで嫌い!最後やその後どうなったかについても

アナと雪の女王

ディズニー映画「アナと雪の女王」に登場するハンス王子。

アナと運命的な出会いを果たし、初めは誠実で優しい王子様として描かれていましたが、物語の後半で衝撃的な本性を現します。

ディズニー映画史上初となる「悪役プリンス」として描かれたハンス王子は、これまでの王子様のイメージを大きく覆しました。

白馬に乗って現れ、ヒロインを救う──そんな典型的な王子様像とは異なり、ハンス王子は計算高く、残虐な性格を持つ人物として描かれています。

そんなハンスに対し、多くの視聴者が「こんなクズは許せない」「大嫌い」という印象を持っています。

今回はハンス王子が嫌われる理由、映画での最後はその後について解説していきます。

 

「アナと雪の女王」ハンスがクズで嫌いと言われる理由

ハンスとアナの出会い

サザンアイルズ王国の第13王子として生まれたハンス王子。

エルサの戴冠式でアレンデール王国を訪れ、アナと出会います。

その出会いはまるで運命的。

港でアナの馬が暴走した際、偶然ハンス王子の船にぶつかり、そこから2人の会話が始まります。

「サンドイッチが好き」「一人ぼっちで寂しかった」など、共通点を見つけては喜び合う2人。

出会って間もなく、アナとハンス王子は「とびら開けて」という美しいデュエットを歌い、お互いの心を通わせたかのように見えました。

この歌のなかで、ハンス王子はアナの言葉に完璧に合わせていきます。

計算づくの演技をするハンスが嫌い

しかし、後から考えると、それは全て計算づくの演技だったのです。

アナの「外の世界への憧れ」「姉との関係に悩む気持ち」「孤独感」、全てを利用して近づいていったハンス王子。

13番目の王子として生まれたため王位継承権がないハンス王子は、アレンデール王国の王位を狙って計画的にアナに接近していたのです。

「フィニッシュ・イーチ・アザーズ・サンドイッチ(お互いのサンドイッチを食べ終える)」という歌詞さえも、アナの心をつかむための計算された言葉でした。

エルサの戴冠式の晩に、突然のプロポーズをしたのも計画の一環。

アナの純粋な気持ちを踏みにじり、利用しようとした卑劣な行動は、多くの視聴者の怒りを買いました。

瀕死のアナを見殺しにしようとした非情な性格のハンスは最低

エルサの魔法によって心を凍らされ、衰弱していくアナ。

「真実の愛のキス」でしか助からないアナは、婚約者であるハンス王子にキスを求めます。

その時まで、アナはハンス王子との愛を疑うことすらありませんでしたが、その時のハンス王子の態度は、これまでの優しい表情から一転、驚くほど冷酷なものでした。

「ああ、アナ。君を心から愛する人がいればなあ」

このセリフと共に、ハンス王子の表情は一変。

今まで見せていた優しい笑顔は消え失せ、代わりに浮かんだのは残虐な笑みでした。

さらに追い打ちをかけるように、ハンス王子はアナに真実を告げます。

「13人兄弟の末っ子に王位継承権はない。だから、どこかの国で王になるしかなかったんだ」

アナが命の危機に瀕していることを知りながら、暖炉の火を消し、部屋に閉じ込めて見殺しにしようとした非情さ。

このシーンは、多くの視聴者の心に衝撃を与えました。

エルサを殺そうとしたハンスが嫌い

ハンス王子の残虐性は、エルサへの行動でさらに際立ちます。

アナを死に追いやろうとしただけでなく、エルサに対しても容赦のない行動を取りました。

まず、エルサを牢獄に閉じ込め、アレンデールの危機を煽り立てます。

そして、エルサに向かって放った最も残酷な言葉がこれ。

「あなたの妹は死にました。あなたが心臓を凍らせたんです」

この嘘の言葉でエルサを精神的に追い詰め、その隙に剣で殺そうとしたのです。

姉妹両方を殺し、アレンデール王国の王位を奪おうとした残虐性は、ディズニーヴィランズの中でも特に卑劣なものでした。

実の妹を殺してしまったと思い込ませ、絶望のどん底に突き落としてから殺そうとする──この計画的な残虐さは、子供向けアニメーションとは思えないほどの非道さを感じさせます。

善人のふりをして周囲を欺いた卑劣なハンスはクズ

ハンス王子の恐ろしさは、その完璧すぎる演技力にもあります。

エルサが王国を去った後、ハンス王子は見事な手腕を見せます。

  • 凍える民衆に毛布を配布
  • 城を開放して避難所を提供
  • 食料や温かい飲み物を提供
  • 冷静な判断で指示を出す様子を見せる

これらの行動は全て計算づくであり、その裏には王位を狙う野心が隠されていました。

特に悪質なのは、アレンデールの貴族や警備隊からも厚い信頼を得ていた点。

エルサを「暴君」として描き、自身を「民衆の味方」として印象付けることで、後の王位簒奪を正当化しようとしていたのです。

このような完璧な二面性は、視聴者に「最初から疑ってかかるべきだった」という後悔の念を抱かせただけでなく、「人の本質は見た目では分からない」という重要なメッセージも投げかけています。

 

「アナ雪」ハンス王子の最後は?

サザンアイルズに強制送還される

エルサを殺そうとした瞬間、凍り付いたアナが身を挺して守り、ハンス王子の計画は失敗に終わります。

剣は砕け散り、その衝撃でハンス王子は気を失います。

目を覚ましたハンス王子の前に現れたのは、魔法が解けて蘇ったアナ。

ここでハンス王子は、自分の計画が完全に崩れ去ったことを悟ります。

「でも、あなたの心は凍っていた!」

困惑するハンス王子に対し、アナは力強く語ります。

「唯一、凍っていたのはあなたの心よ」

アナから強烈なパンチを食らったハンス王子は船の上から海に落下。

これまでの高慢な態度とは対照的な、情けない悲鳴を上げる姿は、多くの視聴者の溜飲を下げる結末となりました。

その後、ハンス王子は船の牢獄に入れられ、鉄の仮面のような形のバケツを被せられた状態で、本国のサザンアイルズに強制送還されることが決定。

かつて王位を狙った王国から、不名誉な姿で追放される──この結末は、ハンス王子の野望と傲慢さへの相応しい報いと言えるでしょう。

「アナ雪」ハンス王子のその後の描写

馬小屋で働くという屈辱的な仕事をすることに

短編作品「アナと雪の女王 エルサのサプライズ」では、ハンス王子の転落ぶりが鮮明に描かれています。

サザンアイルズに送還されたハンス王子は、12人の兄たちから痛烈な叱責を受け、王族としての身分を完全に失います。

それどころか、馬小屋で働くという最も屈辱的な仕事を言い渡されたのです。

かつての気品ある姿からは想像もつかないような、馬のフンの掃除をする姿。さらに、作品の中でハンス王子は、アレンデールから飛んできた巨大な雪玉に直撃され、馬のフンの山に顔から突っ込むという惨めな目に遭います。

その姿を見た馬たちからは大笑いされ、完全に威厳を失った姿が描かれています。これは、かつて高慢な態度を取っていたハンス王子への、ある意味で痛快な報いと言えるでしょう。

「アナ雪」ハンス王子が映画「ベイマックス」に登場?

映画「ベイマックス」では、ハンス王子がさりげなく登場します。

主人公のヒロがベイマックスと警察署に向かうシーンで、指名手配犯としてハンス王子の姿が映し出されるのです。

これは「アナと雪の女王」でのハンスの悪事が、ディズニーの世界でも重大な犯罪として扱われていることを示唆しています。

また、同作品でベイマックスが特訓を行うシーンでは、破壊の対象としてハンス王子の銅像が登場。

ロケットパンチで破壊される様子が描かれており、視聴者にとって思わず微笑ましくなるような演出となっています。

このように、ハンス王子は「アナと雪の女王」本編以降も、悪役としての印象を強く残す存在として描かれ続けているのです。

 

まとめ

 

「アナ雪」に登場するハンス王子が嫌われる理由、映画での最後やその後について解説しました。

ハンスがクズで嫌いと言われる理由

  • アナの純粋な心と孤独感を利用して近づいた卑劣さ
  • 「とびら開けて」の歌ですら計算づくの演技だった
  • 瀕死のアナを見殺しにしようとした非情さ
  • エルサを精神的に追い詰め、殺そうとした残虐性
  • 善人のふりをして民衆の信頼を得た完璧な演技力
  • 最後まで良心の呵責を見せない冷酷さ

ハンスの最後とその後については

  • アナのパンチで海に落ちる、あっけない最期
  • サザンアイルズに強制送還され、王族の身分を失う
  • 馬小屋での掃除係という屈辱的な立場に転落
  • 後の作品でも指名手配犯として扱われ続ける
  • かつての高慢な態度とは正反対の惨めな姿に
  • 他作品でも指名手配犯として登場し、その悪行が記憶される

ハンス王子の存在は、一見完璧に見える人物でも、実は恐ろしい本性を隠している可能性があることを教えてくれました。

しかし同時に、アナとエルサの固い絆や、真実の愛の大切さを際立たせる重要な役割も果たしています。

ディズニー映画史上初の「悪役プリンス」として、物語に深い影を落としたハンス王子。

その裏切りは視聴者に大きな衝撃を与えましたが、それゆえに姉妹の愛の勝利がより一層輝かしいものとなったのです。

最後までご覧いただきありがとうございました!

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