「アナと雪の女王2」は、前作の大ヒットを受けて制作されたディズニーの続編映画。
しかし、「前作ほどの感動がなかった」「展開が難解すぎる」という意見も少なくありません。
エルサが謎の声に導かれ、アナと共に未知の地へ冒険に出る本作では、エルサの力の秘密やアレンデールの過去が明かされるなど、壮大な物語が描かれています。
それでも、複雑な設定やテンポの速いストーリー展開が原因で、「少しついていけなかった」と感じる方もいるよう。
この記事では、「アナと雪の女王2」が一部で「微妙」「面白くない」と言われている理由や、ディズニー続編映画だから面白くないのかという点について詳しく深堀りし、解説していきます。
目次
「アナ雪2」が「微妙」「つまらない」「面白くない」と言われる理由は?
『アナと雪の女王2』は本日で5周年!❄️
2作そろって周年おめでとうございます🎉 pic.twitter.com/nZP7iNLrxo— どりあ@ディズニー情報 (@tdr_doria) November 21, 2024
ストーリーがありきたりで面白くない
「アナ雪2」のストーリーがありきたり、普通で面白くないという口コミがありました。
またストーリーに関してはよくわからないというコメントも。
私が見た印象では「アナ雪2」は前作より凝ったストーリーになっています。
それは、前回のメインテーマだった真実の愛に加えて、民族間の争い、自然破壊、親の子を思う愛情、姉妹の別れ(自立)など様々な内容を盛り込んであるし、人の醜さや裏切りなども描いているから。
それでも映画を観た人の中には、なんとなく森に冒険にでかけて帰ってきた程度にしか感じられなかった方もいるようですね。
そして、「森からターザンが出てきてほしかった!」とか、「ラプンツェルが登場してアナからクリストフを奪ってほしかった」など、大胆なストーリーを望んだ方もいました。
私はストーリーはむしろ複雑になっていたので、もうスッキリしたほうが万人向けのように感じましたね。
この辺は好みが大きく別れるところなのかもしれません。
歌が微妙でつまらない
歌が微妙でつまらない、面白くないと感じた人もいます。
このように感じるのは前作のイメージが強く残っているからかもしれませんね。
前作「アナと雪の女王」の「Let it go〜ありのままで〜」は歌詞のインパクト、覚えやすさ、歌いやすさに加え、メッセージ性もすぐれていた歌でした。
今回の作品で「Let it go〜ありのままで〜」に代わるとすれば「Into the Unknown~未知の世界へ~」。
「Let it go〜ありのままで〜」の印象が強い方には「Into the Unknown~未知の世界へ~」は物足りなく感じるかもしれません。
なぜなら、「Into the Unknown~未知の世界へ~」はこれから未知の世界へ旅立つ決意や力強さは伝わってくるものの、「Let it go〜ありのままで〜」ほど共感するものは感じにくいから。
「Into the Unknown~未知の世界へ~」よりエルサがアートハランで歌った「Show Yourself」の方が評判がいいようです。
ラスト・結末に納得がいかず微妙
アナ雪2、ラストの説明が薄過ぎて「あなたといるだけで〜」が大嘘に聞こえてしまってから心の傷が癒えていない
— 燠田かおく (@k40ku) November 8, 2024
結末がよかった、意外なラストでよかったという声がある一方で、結末に納得がいかないため微妙、よくなかったという声も聞かれました。
アナ雪の物語はエルサとアナの姉妹愛を中心に描かれてきた作品。
「アナ雪2」の序盤では、エルサ、アナ、クリストフ、オラフが楽しいそうにジェスチャーゲームをする様子があり、姉妹の愛を感じることができました。
今回の旅の途中でも姉妹がそれぞれを思う気持ちがよく表れていましたよね。
しかし、危機が去りアレンデールに平和が訪れたら、その後もエルサとアナが一緒に暮らしていくことを望んだファンも多いでしょう。
そんなファンにとっては、エルサとアナが別々に暮らすようになる結末は納得いかないかもしれません。
そんな中、制作側の事を考えると姉妹の自立を描く狙いがあったのではないかと推測。
個人的には悪くないと思いますが、納得できない人がいてもおかしくはありませんね。
ディズニー続編はおもしろくない
モアナもズートピアも2やるけど、トイストーリー4もシュガーラッシュ2もめちゃ楽しみにしてたのに、つまらないしファンが悲しくなるストーリーだったので、正直最近のディズニー映画続編は最悪!😇
スターウォーズもジョージルーカスも悲しんでたぞ。あんま調子乗んなよ。
まあ映画館は行くんですが。— ひなこ (@uraaaao4) May 29, 2024
ディズニーアニメは続編が多いですが、続編は面白くないとも言われます。
特に1作目の評判がいいと、それなりの質の続編を作ったとしても「つまらない」「微妙」と言われがち。
「アナ雪2」は前作から6年が経過し、映像の迫力がかなり増しています。
エルサが魔法を使うシーンや、ダムの水がアレンデールに押し寄せるシーンなどでそれを感じることができました。
自然破壊、民族の争いなど前作にはない内容を盛り込んだストーリーも凝っていましたし、伏線とその回収もうまくできていましたよね。
それでも前作のイメージが強いと、その先を描いてほしくなかったファンもいるでしょうし、続編のせいで本編が霞むこともあります。
したがって「続編はつまらない」となってしまうのかもしれませんね。
「アナと雪の女王2」が「おもしろい」「よかった」と言われる理由
【⛄】『アナと雪の女王』など、冬にまつわるディズニー作品を「金ロー」で3週連続放送!https://t.co/6mD3najbPx
◆『アナと雪の女王』(11月29日 本編ノーカット)
◆『アナと雪の女王2』(12月6日 本編ノーカット)… pic.twitter.com/aHAeLX8Vsh— ライブドアニュース (@livedoornews) November 7, 2024
主人公の成長が感じられてよかった
「アナ雪2はつまらない」という感想とは裏腹に、「主人公の成長が感じられて良かった!」という感想も多く見られるこの作品。
- 「アナとエルサの成長が。大人になったね!って感じ。」
- 「アナが成長しまくっててかっこよかった。」
高評価の口コミに多かったのがこの理由。
前作からエルサとアナの成長を感じられたため、映画を評価している方はとても多くいました。
アナの真のリーダーとしての覚悟が見えましたよね。
アナは前作でエルサを支える「妹」として描かれましたが、今作ではエルサが旅の中で離れざるを得ない場面があり、アナがリーダーシップを発揮します。
特に、ダムを破壊することでアレンデールに危機をもたらすかもしれないという選択を迫られる中、最善を尽くす覚悟を見せた点が印象的でしたよね。
愛があふれていてよかった
アナ雪2の高評価の中には、「愛が溢れていて良かった!」と言う意見も多数あります。
姉妹愛、クリストフのアナへの愛、両親の愛など「アナ雪2」は愛に溢れた映画。
したがって、みなさんが愛が溢れていたと感じられるシーンはたくさんあるよう。
中でも、エルサが一人でアートハランを目指そうとした時、アナが「一緒に行く」と強く願う場面や、エルサが危険を感じてアナを魔法で守る(ボートに乗せて送り出す)シーンには、お互いを深く思いやる姉妹の愛が表現されています。
二人は互いを支える存在として描かれ、その絆が物語の重要な部分ですよね。
そして、なんと言ってもやはりラストの再会するシーン。
エルサがアートハランで使命を果たした後、アナと再会するシーンでは、姉妹の絆と愛情が溢れています。
それぞれが自分の役割を見つけた後でも、再び手を取り合い、変わらない愛を確かめ合う姿に感動が詰まっていますよね。
その他にもクリストフがアナを思いやっているところ。
特に、アナが困難な状況に直面した際、クリストフが「僕はここにいるよ」と言って支える場面は、愛情深さが伝わる名シーンです。
それに、オラフの献身的な支えや、エルサの国を守る愛など、数々の愛を感じられ、ほっこりした気持ちになり、癒しには最適な映画だと感じましたね。
ミュージカル感あふれる歌が楽しかった
「ミュージカル感あふれる歌が楽しかった」という方も多いですね。
確かに、前作に続いてミュージカル要素が作品全体を彩り、楽しませてくれる魅力的な歌がたくさんありましたよね。
特に、登場人物の心情や物語のテーマを深く掘り下げる曲が多く、ドラマチックな感動を呼び起こします。
キャラクターの感情を表現する歌詞として、エルサが未知の世界への恐れと期待を歌う「Into the Unknown」や、アナが困難を乗り越える決意を示す「わたしにできること」など、それぞれの歌がキャラクターの感情に直結。
この感情表現が物語に深みを与え、ミュージカルとしての魅力を高めています。
特に、オラフが歌う「おとなになったら」では、ユーモアと温かさが感じられ、子どもから大人まで楽しめる要素がたっぷりですよね。
バランスの良い歌の配置も楽しませてくれるポイントです。
続編として面白くちゃんと完結していて良かった
「続編として面白く、ちゃんと完結していて良かった。」と言う意見も多く存在。
なんと言っても、エルサの過去と力の起源が明かされるところが魅力的で、満足感も与えてくれるポイントです。
そして、姉妹の新たな役割が確立し、それぞれが自分の居場所を見つけることで、姉妹の絆を保ちながらも新たな関係性が生まれました。
この展開は、家族の愛と個人の成長をバランスよく描いており、続編として非常に納得のいく結末。
そして、ノーサルドラとの和解とダムの破壊した点もすっきり感ありますよね。
アレンデールの祖先が犯した過ちを認め、アナたちがノーサルドラとの関係を修復する物語は、現代的なテーマでありながらも感動的。
特に、ダムを破壊して川の流れを復活させる場面は、物語のクライマックスとして非常に見応えがありました。
「アナと雪の女王2」は、エルサとアナの成長を描きながら、個々の役割を完結させた点で続編として非常に満足度の高い作品と評価がついていますね。
「アナと雪の女王2」個人的な感想
#映画好きな人と繋がりたい
319本目『アナと雪の女王2』鑑賞。
姉妹愛〇。ミュージカル〇。しかし、アドベンチャー感が△でしたね😔
ワクワクとドキドキ感が足りなかったのは非常に残念なとこ😔 pic.twitter.com/5mhuSpOHBT— ホリプロ (@eEmf8W76H6aS6br) May 1, 2024
話の流れが凝って作ってある
まず感じたのは前作から続編までの話の流れがかなり凝って作ってあるということです。
前作で
- 両親が船でどこに向かったのか?
- なぜエルサに魔法の力があるのか?
という2つの謎を残しておいて、続編でうまく回収する流れができていました。
続編でも序盤にトロールのパビーが「アレンデールが過去に間違いを犯したから精霊が怒っている」と言ったことが伏線となり、終盤の回収をするなど、よくできたストーリーになっていたと感じましたね。
そして、歌、映像も質が保たれ、ファンならだれもが楽しめる内容。
エルサとアナの成長、クリストフの男としてバカさ加減、オラフの盛り上げ役としての描き方などもよかったと思います。
多少オラフに鬱陶しさを感じてしまいましたが(笑。
納得いかない点も
ただ納得がいかない設定がいくつかありました。
- なぜアートハランは過去のすべての記憶があるのか?
- 両親はどうやってアートハランのことを知ったのか?
- 両親はアートハランへの地図をどこから手に入れたのか?
特にアートハランに過去の記憶が保存されている、という設定はまったく意味不明。
ファンタジーなのでそこは突っ込むところはではないのはわかりますが、私の中に疑問として残ってしまいました。
さらに付け加えると、なぜエルサに恋人を作ってあげないのか?
エルサだって恋をしたいはず。
ノースルドラでいい人に巡り会えることを願っています。
まとめ
【アナと雪の女王2】というタイトルが置いてきぼりにされる程の大飛躍したシークエルストーリー。この分断の世の中に堂々とちょっとやそっとでは砕けやしない氷の橋をかけるディズニーのミュージカル超大作。ここまでやるとは思ってませんでした。正にエルサ解凍の強い物語。#まちゃお765 pic.twitter.com/zOOT2ycR3J
— eigadays (@eigadays) November 25, 2019
いかがでしたでしょうか。
「アナと雪の女王2は微妙でつまらない?面白くない理由はディズニー続編だから?」でした。
「アナと雪の女王2」がつまらない、面白くない、微妙と感じる理由は
- ストーリーがありきたりで面白くない
- 歌が微妙でつまらない
- ラスト・結末に納得がいかず微妙
- ディズニー続編はおもしろくない
「アナと雪の女王2」が面白い、よかったと感じる理由
- 主人公の成長が感じられてよかった
- 愛があふれていてよかった
- ミュージカル感あふれる歌が楽しかった
- 続編として面白くちゃんと完結していておもしろかった
最後まで読んでいただきありがとうございました!