「アナと雪の女王2」で前作同様、独特の存在感を放すオラフ。
ムードメーカーとして「アナ雪」には欠かせないキャラですね。
そんなオラフのセリフ「水には記憶がある」は「アナ雪2」で重要な意味を持っています。
ここではオラフのセリフ「水には記憶がある」のセリフが意味を持つシーンを振り返ります。
そして「水には記憶がある」の意味を考察します。
さらにアートハランの氷の意味についても考えてみました!
目次
アナ雪2オラフの「水には記憶がある」の意味がわかるシーン
オラフ pic.twitter.com/nuucGhmy6z
— ノラねこ@シルフィ (@noraneko_sylphy) November 23, 2019
「アナ雪2」の序盤、アレンデールに危機が迫ると、エルサたちはトロールの長老・パビーの話を聞き、魔法の森を目指して旅に出ます。
「水には記憶がある」とオラフが言ったのはこの旅の道中のことです。
だれもが聞き流していましたが、のちにこのセリフが大きな意味を持っていることがわかります。
ではこのセリフの意味がわかるシーンを振り返ってみます。
風の精霊の竜巻との格闘シーンで
エルサたちが霧に包まれた魔法の森に入っていくと、突然竜巻が起こりエルサたちを飲み込みます。
アナ、クリストフ、オラフ、スヴェンはなんとか脱出できましたが、エルサだけは竜巻の中に取り残されます。
エルサは魔法を使うことで竜巻の勢いを弱め、ついには竜巻を鎮めることに成功しました。
するとその場に氷でできた彫像のようなものが現れます。
その氷の彫像は、エルサたちの父・アグナルが少女に助けられたと思われるシーンを描いたものでした。
後でわかったことですが、この少女こそエルサたちの母・イドゥナで、ノースルドラとアレンデールの争いの時の様子を描いているものだったです。
これは魔法の森の水が持つ記憶だったと考えることができます。
父と母が乗った船の残骸の中のシーン
ノースルドラの人たちと別れた後、エルサたちはさらに北に向かいます。
しばらく行くとそこには見覚えのある船の残骸がありました。
それはエルサとアナの両親が乗っていた船でした。
難破船の中に入り航海の地図を見つけ出すと、そこには両親はアートハランに向かっていたことが記されていました。
アートハランとはエルサとアナが小さい頃、母に歌ってもらった子守唄にある「過去の記憶」がある幻の川です。
そこでエルサは船に残る水に働きかけ、両親の記憶を引き出します。
水からは「アグナルとイドゥナはエルサの魔法の秘密を探るため」にアートハランに向かっていたという記憶がありました。
これもオラフのセリフ「水には記憶がある」が意味を持つシーンです。
すべての記憶があるアートハランのシーン
アナとオラフを氷のそりで帰すと、エルサは一人でアートハランを目指します。
ダークシーで水の精霊ノックの背中にまたがると、海面を駆け抜けアートハランに到着します。
中に入るとそこには母イドゥナの記憶、そしてアレンデールとノースルドラの争いの記憶などが鮮明に記録されていました。
さらにエルサは自分の祖父である当時のルナード国王の策略でアレンデールとノースルドラの争いが起こったことを知ります。
アートハランは記憶がある場所という子守唄は本当でした。
アートハランという川の水に過去の記憶があったと考えられますが、ここでもオラフのセリフが意味を持っていることがわかります。
アナ雪2オラフの「水には記憶がある」の意味を考察!アートハランの氷の意味についても
『#アナと雪の女王2』は、前作と2つで1つの物語✨
前作で残された2つの“謎”とは…❓
シネマトゥデイ→https://t.co/AVIqOTO0ha
❄️『アナと雪の女王2』大ヒット上映中❄️ pic.twitter.com/GHCqaoJs6q
— ディズニー・スタジオ(アニメーション)公式 (@DisneyStudioJ_A) November 23, 2019
ここまで見てきたように「アナと雪の女王2」では水の記憶が大きな意味を持っています。
水の持つ記憶に助けられ、エルサたちは過去について知ることができ、アレンデールや魔法の森の危機を救うことができました。
氷で覆われた伝説の川・アートハランにも記憶が保存されていました。
ここで「水には記憶がある」にはどんな意味があるのか?
そして氷に覆われたアートハランにはどんな意味があるのか、考えてみます。
「水には記憶がある」の意味
オラフのセリフ「水には記憶がある」が映画の中で重要な意味を持つことはすでに述べました。
私は最初は「水に記憶がある」なんて、映画のストーリーを作るための単なるご都合主義から生まれたことだろうと考えていました。
水に記憶なんてあるわけないだろ!といった具合に。
でも調べてみると水に記憶があるということを真剣に研究している人がいることがわかりました。
研究者によると水に「ありがとう」「ばかやろう」「愛」などの文字を見せると、それぞれまったく違った結晶の形になるそうです。
また名水と言われる湧き水、湖水などの天然水、全国の水道水、汚染された水の結晶を調べると、名水と言われる水ほど美しい六角形の結晶をしており、逆に汚染された水は美しい結晶構造は見られないということです。
聞かせる音楽によっても水の結晶構造は大きく変化するそうです。
もしそうであるなら「水には記憶がある」ということは考えられないことではなくなってきます。
水は過去に何があったかを教えてくれる存在なのかもしれません。
エルサの魔法には水の過去の記憶を引き出し、それを形にする能力があったのではないでしょうか。
オラフのセリフ「水には記憶がある」にはそれだけ深い意味があったのかもしれません。
アナ雪2のアートハランの氷の意味について考察
『#アナと雪の女王2』は、前作と2つで1つの物語✨
前作で残された2つの“謎”とは…❓
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次にアートハランの氷が持つ意味について考察します。
アートハランは過去の記憶がある場所
エルサが水の精霊ノックにまたがってやってきた伝説の川アートハランは氷で覆われた世界でした。
エルサが小さい頃母イドゥナが歌ってくれた子守唄には、アートハランは過去の記憶が保存されている場所、という内容がありました。
なぜアートハランには過去の記憶があるのでしょうか?
私が映画を観た限り、劇中にはっきりした答えはありませんでした。
私以外の方もアートハランに疑問を持った方がいるようです。
そこで次ではなぜアートハランには過去の記憶があるのか、私なりに考察してみました!
なぜアートハランには記憶があるのか考察
なぜアートハランには記憶があるのか、考察しました。
あれこれと調べている中で、注目したのが「アナと雪の女王2」の監督ジェニファー・リーのインタビュー記事です。
そこには氷についてこんな興味深い発言がありました。
ジェニファー:私たちは、水の記憶の保持について論じたある研究に出会い、より深いところの氷河の氷を調べれば、より多くの歴史の情報を得られることを知りました
引用元:https://rocketnews24.com/2019/11/22/1294852/
ジェニファー:そして私たちは、エルサが水や氷とつながっていることに気づいたのです。
今作でエルサの魔法をただ単純に強くすることもできました。
しかし彼女の氷の魔法が過去と現在をつなぎ、そして人々をつなげられると気づいたとき、彼女の魔法の本当の強さを知ることができました。
引用元:https://rocketnews24.com/2019/11/22/1294852/
監督は氷から多くの歴史の情報を得られることを事前に調べて知っていました。
映画の中でアートハランを氷の世界として描いたのは、水が変化して固まった氷には多くの歴史が刻まれているという意味を込めたものだったのかもしれません。
歴史=記憶と考えれば、アートハランが過去のすべてを記憶する場所という設定にも信ぴょう性が出てきます。
エルサの氷の魔法は過去と現在をつなぐ、という監督の言葉にあるように、エルサの力がアートハランの氷にある過去の記憶を現在に蘇らせたのかもしれません。
このように考えるとオラフのセリフ「水には記憶がある」は単なるご都合主義でなく、意味や説得力がある言葉だと考えることができます。
まとめ
ここではアナ雪2オラフの「水には記憶がある」を表すシーンをご紹介し、その意味やアートハランの氷の意味についても考えてきました。
ファンタジーの要素が強いアニメなのでこの手の考察は合わないのかもしれませんが、あえて考えてみました。
最後まで読んでいただきありがとうございました!