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後宮の烏/高峻(こうしゅん)の過去が壮絶!母親と友を殺された経緯を解説

後宮の烏

「後宮の烏(こうきゅうのからす)」に登場する高峻(こうしゅん)。

作品の舞台となる霄(しょう)の国の皇帝です。

誠実で、高潔な心の持ち主。

そんな高峻が寿雪と出会うところから「後宮の烏」の物語は始まっていきます。

実は高峻には壮絶な過去があることがわかっています。

今回は高峻の過去を解説します。

「後宮の烏」記事一覧

 

「後宮の烏」高峻(こうしゅん)の基本情報

霄の国の帝

冒頭で解説した通り、高峻は霄(しょう)の国の帝(みかど)です。

あまり感情を表に出すことはなく、どちらかというと無表情。

常に冷静で、客観的に自分を見ることができるタイプの人間です。

 

ちなみに「後宮の烏」のメインの舞台となる霄は架空の国。

世界図も作品独自のものが使われています。

それでも霄のモデルは古代中国と考えて間違いありません。

物語序盤で寿雪と出会う

そんな高峻は作品序盤、翡翠(ひすい)の耳飾りの持ち主を探すために、夜明宮に住む寿雪を訪問。

最初は寿雪に冷たくあしらわれた高峻ですが、それでも何かと理由をつけて夜明宮を訪れるように。

実は高峻と寿雪は、どちらも心に傷を負ったキャラクター。

そんな2人の心の距離は、ストーリーが進むに連れて次第に縮まっていきます。

寿雪を助けたいと思うように

やがて高峻は寿雪を助けたいと思うように。

実は寿雪は前王朝を興した欒一族の血を引く人物。

本来ならば高峻にとっては敵です。

しかし高峻は欒一族の捕殺令を廃止して、寿雪の身の安全を確保。

さらに寿雪の中にいる烏漣娘娘(うれんにゃんにゃん)を解放して、寿雪を自由にさせようとします。

寿雪との関係が熱愛ではなく、ささやかに描写されているところが、作品全体の魅力を引き立てていると言えるでしょう。

 

「後宮の烏」高峻(こうしゅん)の壮絶な過去を解説

10歳のときに母親の謝氏を皇太后に殺される

高峻は10歳のとき、皇太后(当時の皇后)に母親の謝氏を殺されます。

毒殺でした。

犯人とされる侍女はすぐに処刑させられましたが、皇后が黒幕だという確たる証拠はなし。

それでも高峻は皇后が犯人だと考えていました。

 

謝氏はとても美しい女性で、泊鶴宮(はっかくきゅう)を与えられていました。

泊鶴宮を与えられた妃は鶴妃と呼ばれますが、妃の中では4番目の位。

つまり謝氏は皇太子を産んだにも関わらず、妃の中では低い地位だったのです。

理由は家の身分が低かったか、強力な後ろ盾がなかったためと言われています。

売官して私腹を肥やしていた皇太后

高峻の母親を殺した皇太后(当時の皇后)は、売官することで私腹を肥やしていました。

皇后は夫である皇帝の権力を利用して、甘い汁を吸っていた人物だったようです。

自分にとって邪魔となる存在の暗殺も、良心の呵責も感じずに行っていたと考えられます。

本編開始時点でも、皇太后を繋がっている宦官(かんがん)がいると考えられていました。

13歳のときに廃太子に

高峻は13歳のとき、廃太子にされます。

簡単に説明すると、廃太子とは皇太子を退位させること。

それまで皇太子だった高峻は、何も問題がなければ父親から位を継いで、次の皇帝になるはずでした。

しかし高峻は皇太子を退位させられて、魚藻宮で生活することになります。

友だった丁藍も殺される

高峻には丁藍(ていらん)という宦官(かんがん)がいました。

丁藍は高峻が幼いときから仕えていた人物で、高峻のことをとても慕っていたとのこと。

口は聞けませんでしたが、手先が器用。

穏やか、かつ実直な性格が見込まれて、高峻の世話係になったとのこと。

丁藍は高峻の遊び相手でもあり、友でもありました。

 

しかし丁藍も皇后により殺されてしまいます。

葵を盗んだという罪を着せられて、ムチで打たれたり、足蹴にされたりして。

遺体はまるでボロ布のようだったといいます。

高峻と丁藍の深い関係を知っていた皇后は、高峻から丁藍を奪おうとしたのです。

18歳で復位

魚藻宮にいるときは食べることにも苦労していた高峻。

ですが応援してくれる側近たちと力を蓄え、18歳で復位すると、皇太后の宮に乗り込み、皇太后を幽閉。

しかし高峻は皇太后をすぐに殺すことはしませんでした。

皇太后を処罰するには、大義名分が必要だと考えたからです。

冷静な判断ができる高峻らしい考えだと言えます。

でも高峻の心の中は、皇太后を憎む気持ちや殺したい気持ちでいっぱいでした。

母と丁藍の幽鬼に守られていた

その後、高峻はとある事件に関わった皇太后を処刑し、母親と丁藍を殺された恨みを晴らします。

ですが、母親と丁藍の幽鬼が高峻の前に現れるように。

 

母親と丁藍は楽土に行っていない、と高峻は考えますが、本当は違いました。

皇太后は自分の死後、高峻を祟るための呪詛を残していました。

母親と丁藍の幽鬼は、皇太后の呪詛から高峻を守っていたのです。

 

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まとめ

「後宮の烏」に登場する高峻の過去を解説しました

  • 高峻は10歳のとき、皇太后(当時の皇后)により皇太子を退位させられる
  • 皇后により母親と丁藍を殺される
  • 18歳で復位した高峻は皇太后を幽閉する
  • 後に正当な理由により、皇太后を処刑する

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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