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後宮の烏の恋愛要素を考察!寿雪は高峻の妃(きさき)になるのか

後宮の烏

白川紺子さんによる人気に中華ファンタジー「後宮の烏(こうきゅうのからす)」。

物語は皇帝である高峻(こうしゅん)が、夜明宮で暮らす寿雪(じゅせつ)のもとを訪れるところから始まります。

翡翠の耳飾りの持ち主を探す依頼をするためです。

皇帝に対して最初は「おぬしの頼みは聞かぬ」と拒絶した寿雪。

ですが物語が進むにつれて、寿雪と高峻の関係や距離は次第に変化していきます。

ここで気になるのは寿雪と高峻の恋愛ですよね。

寿雪と高峻は結ばれるのでしょうか?

寿雪は高峻の妃になるのでしょうか?

今回は「後宮の烏」の恋愛要素を考察・解説します。

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「後宮の烏」の恋愛要素!寿雪(じゅせつ)は高峻の妃になるのか?

寿雪は高峻の妃(きさき)になる?

結論を書くと、物語の中で寿雪は高峻の妃になりません。

高峻は寿雪を自分の妃にすることを考えたことがありました。

でも”欒氏の捕殺令”を撤廃したにもかかわらず寿雪を娶って(めとって)は、自分の欲のために法を変えたと思われてしまいます。

 

そのため、高峻は寿雪を妃にすることはありませんでした。

また寿雪も高峻の妃になるつもりはなかったと考えられます。

寿雪と高峻の間に恋愛感情はなかったのか?

最後まで寿雪と高峻は結ばれることはありませんでした。

枕を共にすることもありませんでした。

では寿雪と高峻の間に恋愛感情はなかったのでしょうか?

個人的な考察ですが、寿雪と高峻の間に恋愛感情はあったと考えています。

高峻には鵲妃(小説2巻「想夫香」で死亡)、鶴妃(晩霞)、燕夫人という妃がいました。

また花娘(鴦妃)という存在もありました。

高峻が一番想いを寄せていた女性が寿雪であると考察

それに対して、寿雪は烏妃という特別な存在。

夜伽(よとぎ)をすることも、皇帝の世継ぎを産むこともありません。

それでも高峻が一番想いを寄せていた女性が寿雪ではないでしょうか。

 

また寿雪も高峻を男性として大いに意識していたと思われます。

寿雪も高峻も出会って間もない頃から相手を意識していたようなので、相性はこれ以上ないくらいによかったと言っていいでしょう!

「友になりたい」は好きな気持ちのカムフラージュ?

小説1巻「玻璃に祈る」で、高峻は「私はそなたのよき友になりたい」と寿雪に言います。

このときまでに、高峻は”欒氏の捕殺令”を撤廃するなど、寿雪の苦しみを取り除くための策を実行していました。

また薔薇の木彫りを贈る約束もしていました。

高峻の中には、寿雪がこれまで味わってきた苦しみと向き合う気持ちは強くあったはず。

それでも高峻の「私はそなたのよき友になりたい」という言葉には、寿雪が好きという気持ちをカムフラージュする意味もあったのでは?と、個人的に考えています。

恋愛要素を強く打ち出さないのが作品の魅力

ここまで解説した通り、寿雪と高峻は結ばれることはなかったものの、恋愛感情はあったと個人的には考えています。

ですが、作中での恋愛描写はごく控えめ。

むしろ相手を気遣ったり、思いやる気持ちを中心に描かれています。

恋愛描写を前面に出さず、控えめに描いているところが「後宮の烏」の大きな魅力、と個人的に解釈しています。

 

寿雪と高峻(こうしゅん)の関係を時系列で解説

ここでは寿雪と高峻の関係を時系列でまとめました。

出会い

寿雪と高峻の出会いは小説1巻「翡翠の耳飾り」。

高峻は翡翠の耳飾りの持ち主を探してもらうために、夜明宮の寿雪を訪問。

寿雪は「断る」「おぬしの頼みは聞かぬ。去ね」と高峻の依頼を拒否します。

しかし翌日、高峻は蓮の餡が入った包子を持参して寿雪のもとを再訪。

食べ物につられたのか、寿雪は「話だけなら聞いてやってもよい」と高峻の話を聞くことに。

そして寿雪は、もらった包子の分だけ仕事をすることにします。

これが寿雪と高峻の始まりでした。

寿雪の正体を知るも見逃す

出会って間もなく、高峻は寿雪の正体を知ってしまいます。

寿雪の銀色に輝く髪を見たからです。

寿雪が前王朝である欒一族の血を引く人物であることを知った高峻。

前王朝の遺児は現王朝にとっては危険分子なので、欒氏の捕殺令に基づき処分しなければなりません。

しかし高峻は「今夜、私は何も見なかった」と言い、寿雪を見逃します。

妃になる気はないか?

皇太后を処刑してしばらくすると、高峻は夜明宮にやってきます。

話が一段落すると、高峻は寿雪に「そなた、私の妃になる気はないか?」と求婚。

高峻は寿雪にホレていたようです(笑。

しかし寿雪は拒否しました。

高峻は感情豊かに

高峻の幼なじみ・花娘(かじょう)によると、烏妃に会ってから変わったとのこと。

烏妃について話すときの高峻は感情が豊かになったというのです。

高峻には丁藍(ていらん)という宦官(かんがん)がいましたが、皇太后に殺されてしまいます。

丁藍は高峻に仕えていただけでなく、友でもありました。

母親だけでなく丁藍を亡くしたことで、高峻はあまり感情を表に出さなくなったのだとか。

そんな高峻でしたが、寿雪に会ってから次第に変わっていったようです。

木彫りの作品をプレゼント

手先が器用な高峻は、鳥や花などの木彫りの作品を自分で作ることができます。

そんな高峻は寿雪に希望を聞いて、木彫りの窟燕、薔薇、魚形の佩き飾りなどを作り、プレゼントしていました。

寿雪は高峻からの贈り物を厨子(ずし)の中に大切に保管していました。

助けたいと思うように

やがて高峻は、後宮の中に閉じ込められている寿雪を助けたいと思うようになります。

寿雪を解放して、自由に生きてほしかったのです。

しかし初代烏妃の香薔(こうしょう)の結界があるため、寿雪は宮城(きゅうじょう)の外に出ることができません。

もし香薔の結界を破ったとしても、寿雪の体の中に宿る烏漣娘娘(うれんにゃんにゃん)を解放する必要があります。

一方の寿雪はもし自分が解放されても、その後どのように生きていけばいいのか、見当がつかずにいました。

寿雪の解放に成功

寿雪と高峻は香薔の結界を破り、界島付近にあるという烏漣娘娘の半身を見つけることにします。

まず最初に香薔の結界を破ることに成功。

その後、様々な苦難を乗り越え、黒刀となっていた烏漣娘娘の半身を手に入れることにも成功します。

寿雪の中にいた烏漣娘娘は復活すると、鼇(ごう)の神と戦い勝利。

こうして寿雪はようやく自由の身になります。

別れ

寿雪は花娘の父・雲知徳のもとで海商(ハイシャン)の修行をすることを決意し、高峻その旨を伝えます。

そして「おぬしは約束を違えなかった」「ありがとう」と感謝。

寿雪と高峻はしばし碁を打った後、別れるのでした。

帝位を退いた高峻を訪ねる寿雪

皇太子が成長すると、高齢を理由に高峻は退位し、城外にある離宮で余生を過ごすことに。

ときおり高峻が住む離宮を訪れる老女がいました。

白とも銀ともつかない色の髪を持つ老女は、訪れるたびに高峻と碁を打っていたとのこと。

何とも素敵なエンディングだと感じました。

 

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まとめ

「後宮の烏」の寿雪と高峻の恋愛要素についてまとめました。

  • 寿雪は高峻の妃にならなかった
  • お互いに恋愛感情はあったのではないか
  • 高峻が一番想いを寄せていた女性が寿雪だったと思われる
  • 恋愛要素を強く打ち出していないところが作品の魅力

また寿雪と高峻の関係について時系列で解説しました。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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