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マイホームヒーロー鳥栖歌仙の実家がヤバい?零花に遺産相続する理由についても

マイホームヒーロー

「マイホームヒーロー」に登場する鳥栖歌仙(とすかせん)。

主人公・鳥栖哲雄の妻です。

歌仙の実家は和服の鳥栖という呉服店を経営しており、かなりの資産家と言われています。

麻取延人(まとりのぶと)が零花に近づいたのも、歌仙の実家の財産を狙う半グレ組織の指示によるものでした。

ですが物語が進むにつれて、歌仙の実家の異常さが明らかになっていきます。

ここでは歌仙の実家がヤバい理由を解説します。

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「マイホームヒーロー」鳥栖歌仙の実家がヤバい理由

和服の鳥栖という呉服店を経営し、資産家と言われる鳥栖歌仙の実家。

ですが単行本第6巻49話から始まる第2部になると、かなり危ない家であることが判明します。

鳥栖哲雄の妻・歌仙の実家はカルト教団

鳥栖歌仙の実家は、群馬県の山中にある神道系のカルト教団でした。

歌仙の父・鳥栖郷一郎(とすごういちろう)は、元々は五代続く呉服屋の当主。聡子という女性との婚約が決まっており、すでに娘も生まれていました。

しかし郷一郎は、その後出会った天照(てんしょう)に惹かれてしまいます。

天照は神と話すことができ、人の運命を変えることができるというのです。

信者は隔絶された村で生活

聡子と別れ、娘(胡蝶)を引き取った郷一郎は天照と結婚。

群馬県の山中に新しい宗教団体を設立します。

信者たちはテレビもラジオも新聞も、またガスも電気も水道もない郷一郎の私有地にある村で生活し、農作業などに勤しみます。

そこは世俗とは隔絶された世界であり、外部から情報はまったく入ってきません。

また教団独自の経典のもと、子どもたちを教育。

外部の人間は悪と教えられ、自由に結婚することもできません。

そんな環境でも、信仰心があるために信者たちは暴動を起こすことはありません。

教団の在り方はまさにカルトそのもの。

歌仙はそんな環境で10代後半まで過ごしたのです。

教団はマネーロンダリングで50億円以上を貯め込んでいた

鳥栖郷一郎が運営する教団は、なんと50億円以上の金を貯め込んでいました。

和服の鳥栖は、郷一郎が聡子から引き取った鳥栖胡蝶(とすこちょう)が実質的に経営しており、店で売られている和服は、村の信者たちが手織りで制作。

呉服店の規模は店の従業員が13人、職人が50人超で、全員に年間400万円ほどの給料を払っていることになっています。

架空の社員でもある信者たちの口座に給料は振り込まれていますが、その金は信者たちに渡っていませんでした。

 

鳥栖胡蝶夫妻が村の信者の通帳・カードおよそ300枚を保管・管理しており、通帳にある総残高は6億円。

さらに教団は、租税回避地(タックス・ヘイブン)にある銀行に金が頻繁に送金しており、なんと総額は50億円以上。

教団は典型的なマネーロンダリングの手法で、莫大な金を貯め込んでいたのです。

歌仙の実家の家族構成

鳥栖歌仙の実家の家族をご紹介します。

鳥栖郷一郎:歌仙の父

鳥栖郷一郎は歌仙の父親であり、神道系カルト教団の教祖。

かなりの高齢ですが、声に力があり、人を引き付ける才能があります。

五代続く呉服屋の当主でしたが、神と会話ができるという天照と出会ったことで教団設立を決意。

群馬県の山中にある自分の私有地に村を作り、信者たちを住まわせ、自分に都合がよい教えに基づいて教育。

また郷一郎は何人もの女性信者との間に子どもを作り、教団内で絶対的地位を確立。

自尊心を満足させています。

第2部では、実の娘の歌仙や孫の零花との間に子どもを作ろうとしていたのですから驚きです。

なお漫画98話で郷一郎は零花に「わしの46人目の子どもを」と言っていたことから、この時点で郷一郎には45人の子どもがいたことがわかります。

鳥栖天照:歌仙の母

鳥栖天照は歌仙の母であり、オガミメという教団のシンボル的存在。

オガミメとは青森県恐山に実在するイタコのように、死者の霊を憑依させ、口寄せを行う巫女のような女性のこと。

教団内で絶対的な権力を持っているのは郷一郎ですが、信仰の対象は天照であり、天照がいなければ信者たちの信仰は盤石ではなくなってしまうでしょう。

鳥栖胡蝶:歌仙の異母姉

鳥栖胡蝶は郷一郎と聡子との間に生まれた子で、歌仙の異母姉に当たります。

父親から引き継いだ和服の鳥栖を取り仕切っています。

郷一郎が選んだ与丞(よすけ)という男と結婚しましたが、夫婦の間に愛情があるかは不明。

鳥栖次郎:郷一郎の弟

鳥栖次郎は郷一郎の弟であり、暴力団組織の組長的な存在です。

教団が外部とのトラブルを抱えた際、次郎は暴力を使い解決。

またマネーロンダリングを行ったり、村内で生産した違法動植物などの売買を行うなどして、教団の資産を増やす役割も担っています。

 

鳥栖洋二:鳥栖次郎の息子

鳥栖洋二は鳥栖次郎の息子で、歌仙の従兄弟。

ヤクザ組織の若頭的な存在で、村の用心棒的な役割を担っています。

教団への信仰心はなく、父親の企みに従いオガミメを奪い、いつか教団を支配しようと考えています。

郷一郎と次郎は一枚岩ではない

一見すると郷一郎と次郎の間に問題はないようですが、実は対立関係にあります。

肥大した郷一郎の自尊心に嫌気がさした次郎は、郷一郎に「俺は抜ける」と宣言。

しかしその日の夜、次郎の家族は何者か(おそらくは郷一郎)に毒を盛られてしまい、それ以降は郷一郎に従うように。

でも従っているのは表向きで、次郎はいつかは郷一郎から金を奪い、教団を支配するつもりでいました。

歌仙は実家は絶縁状態だった

長い間、鳥栖歌仙は実家と絶縁状態にありました。

実家からの反対を押し切って、哲雄との結婚にしたからです。

当時20歳で身寄りがない哲雄は、群馬県の山中にあるガソリンスタンドに勤務。

そして21歳のとき、仕事を終えようとしていた哲雄のところに若い女性が現れます。

歌仙と名乗る女性は村から逃げてきたと言います。

歌仙の話を聞いた哲雄は、外の世界から隔絶され、自分たちに都合のいい教えを押し付ける村はカルト集団であると認識。

その後、村を訪れた哲雄は歌仙と再会するも、別れることになります。

 

3年後、都内の公立大学に入学し、演劇サークルに所属する哲雄のもとに歌仙がやってきます。

卒業したら教団に従うから4年間だけは自由にさせてほしい、という約束を教団と交わた歌仙は、哲雄がいる大学に入学。

しかし哲雄が大学を卒業すると同時に、歌仙と哲雄は教団の反対を押し切り結婚。

そして歌仙は実家と絶縁状態になったのです。

 

鳥栖郷一郎が零花に遺産相続する理由は?

半グレ集団の指示に従い、麻取延人は鳥栖零花に近づき、零花と交際を開始。

半グレ集団は零花の祖父が経営する呉服店から金を奪うために、延人に情報収集させようとしたのです。

ですが第2部になると、鳥栖家は零花を5億円以上におよぶ遺産相続人に指名します。

なぜ鳥栖家は零花に多額の遺産を相続しようとするのでしょうか?

零花を取り込むため

鳥栖家が零花を遺産相続人に指名したのは、零花を取り込むため。

郷一郎が運営する教団のシンボル的存在の天照は、ガンにかかっていました。

治癒する可能性はありましたが、天照は教団の経典に従い、病院での治療を拒否。

このままでは天照は死亡し、教団は信仰の対象であるオガミメを失うことになります。

教団は歌仙もオガミメにしようとしていた

そこで郷一郎は零花を5億円以上の遺産相続人に指名し、零花を教団に取り込み、オガミメにしようとしたのです。

いかにもカルト集団的なやり方です。

零花の自由を守るために、歌仙は実家と話し合いを持ちますが、交渉は難航。

教団は零花だけでなく、歌仙もオガミメにしようとしていました。

 

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まとめ

鳥栖歌仙の実家の実態や、鳥栖郷一郎が零花に遺産を相続する理由を解説しました。

  • 鳥栖歌仙の実家は群馬県の山中にあるカルト教団
  • 歌仙の父親・郷一郎は妻の天照とともに、隔離された場所で教団を運営していた
  • マネーロンダリングや違法行為などで、教団は50億円以上の金を貯め込んでいた
  • 歌仙の実家が零花を遺産相続人に指名したのは、零花を教団に取り込んで、オガミメにするため

最後までご覧いただきありがとうございました!

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