スタジオジブリが製作し、2001年に公開されたアニメ映画「千と千尋の神隠し」。
宮崎駿さんが監督を務めている、人気の作品です。
この作品は、物語の根底に日本の神話や神様の姿が描かれていると言われています。
中でも、主要キャラクターの一人であるハクは実は神様なんです。
今回の記事では、ハクの正体や年齢。
ハクにまつわる都市伝説について解説していきます。
ぜひ最後までお付き合いください!
目次
「千と千尋の神隠し」ハクの正体
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1月5日よる9️⃣時
2024年・辰年🐉のスタートは!
『#千と千尋の神隠し』不思議な町に迷い込んだ少女千尋👧
両親を豚に変えられ…🐖
湯屋で働くことに
果たして元の世界へ帰れるのか?宮﨑駿監督の名作ファンタジー!✨
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ハクの正体はコハク川の神
ハクの正体は、コハク川という川の神様です。
日本古来の考え方として、万物には神が宿ると言われています。
川には川の神、山には山の神。
全てに神様が宿っているんですね。
中でも、川の神様は水を司る神様で、龍の姿をしていることが多いようです。
龍は水を司る神とされています。
川というものは昔から、人々にとって水の恵みと災厄をもたらす存在でした。
人々は、川に住む龍によって、恵みや災厄がもたらされていると考えていたんですね。
名前はニギハヤミコハクヌシ
ハクの本当の名前はニギハヤミコハクヌシ。
漢字で書くと、饒速水小白主ですね。
ハクというのは、湯婆婆に名前を奪われて、本当の名前を思い出せなくなっていたハクが、仮に名乗っていた名前です。
千尋が名乗っていた、千という名前のようなものですね。
物語の中で、ハクは本当の名前を取り戻し、自らがどんな存在なのかも思い出しました。
その結果、湯婆婆の支配から解放されたのです。
名前の由来はニギハヤヒノミコトやハヤアキツヒコ
✨古代の神ニギハヤヒが✨天磐船(アマノイワフネ)で河内国に降臨
ニギハヤヒノミコトはアマテラスオオミカミから十種の瑞宝/十種神宝(とくさのかんだから)という人を治め、身や心の病をいやす霊力をそなえた様々な神器を受け、天磐船(アマノイワフネ)という船で高天原から降臨。
宇宙船のような船 pic.twitter.com/ERNrTVlIRw
— ゆう✨光の射す方へspoon✨プラス縁ある方へ✨新時代へ✨🌅激動期✨諸々に打ち勝つ🌅 (@Y21436500) September 21, 2019
ハクの本当の名前の由来は、古事記や日本書紀に登場する神様の「饒速日命(ニギハヤヒノミコト)」や「速秋津比古(ハヤアキツヒコ)」だと言われています。
この二柱(ふたり)の神様に共通するのは、古い日本の神様だということ。
特に、ハヤアキツヒコは水戸神とも呼ばれていて、水を司る神なので、ハクのイメージに合っています。
宮崎駿監督は、ハクの名前を通じて、古い日本らしさのテイストを表現したかったのでしょうね。
ハクと千尋は元の世界で出会っていた
ちなみにハクと千尋は、元の世界ですでに出会っています。
今よりもっと幼い頃に、千尋は家の近所の川に落ちて溺れそうになったそうです。
その川の名前が「コハク川」。
たぶん漢字だと「琥珀川」でしょうね。
日本に昔話には、川で溺れた人間や、生贄として川に捧げられた女性が、川に住む龍に見初められて結婚する、という話がいくつもあります。
千尋もまた、コハク川で溺れかけた時に、ハクとすでに出会っていたんですね。
記憶を失っていたハクは、その事実をはっきりとは思い出せなかったけれど、千尋に不思議な縁を感じて助けようとしたわけです。
湯婆婆の弟子になった理由は?
ハクが湯婆婆の弟子になった理由は、「都市開発によってコハク川がなくなり、住む場所を失ったから」。
帰る場所をなくしてしまったハクは、湯婆婆の弟子になることで、新たな居場所を得ようとしたんですね。
しかし、その目論見は失敗。
湯婆婆に名前を奪われ記憶をなくし、利用されることになってしまったのです。
「千と千尋の神隠し」ハクの年齢や都市伝説
ノーカット放送#千と千尋の神隠し
金曜よる9時原作・脚本・監督:#宮﨑駿
プロデューサー:#鈴木敏夫
音楽:#久石譲
主題歌:#木村弓
声の出演:#柊瑠美,#入野自由,#夏木マリ,#内藤剛志,#沢口靖子,#我修院達也,#神木隆之介,#玉井夕海,#大泉洋,#はやし・こば,#上條恒彦,#小野武彦,#菅原文太 pic.twitter.com/gNOdSQxy7Y— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) January 3, 2024
見た目は12歳だが実際の年齢はわからない
ハクの見た目は年若い少年。
見た目年齢的には12歳をイメージしているそうです。
ですが、実際の年齢がいくつなのかはわかりませんね。
コハク川は、龍神が宿るような川だったのですから、結構大きくて昔からある川だった可能性が高いです。
実年齢が数千歳くらいでも、おかしくはありませんね。
ハクは千尋の兄という都市伝説が存在
湯屋の前の橋の欄干などは宮﨑監督から「目が痛いくらいの赤に」というリクエストがあったそうです😳。
絵の具の赤色に何も混ぜずに、そのまま塗ったそうです。美術監督の武重さん曰く、普通はそんなことはしないとのこと😊#千と千尋の神隠し#金曜ロードショー pic.twitter.com/IxhPNdvsuc
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) January 5, 2024
ハクは千尋の兄なのではないか、という都市伝説も存在します。
おそらく、物語の中でハクが千尋を守ろうとする姿から、そういった考えが生まれたのでしょうね。
確かにハクが千尋を守ろうとする姿は、妹を守ろうとする兄のよう。
自らの不利を顧みず、ただひたすらに千尋を守ろうとするハクが千尋の兄だとしたら、納得できるというものです。
ハク=千尋の兄説は公式ではない
ただし「ハク=千尋の兄説」は、公式からはっきりと否定されています。
まあハクの正体を考えれば、当然の話ですね。
ハクはコハク川の神様。
川と共に、長い年月を生き続けてきています。
きっとコハク川は、千尋どころか、千尋の両親が生まれる前から、千尋たちの事を見守ってきたのでしょう。
日本古来の神様というのは、そうした存在なんですね。
まとめ
透明感を持ったキャラというイメージのハク。普通の人よりも少し遠くを見ていたり、人の内側を見ているような瞳になるように描かれているそうです✍🏻。設定では“外見は12歳ぐらい”とされていますが、その落ち着いた表情や立ち振る舞いは、ずっと大人であるような印象を与えますよね😊#千と千尋の神隠し pic.twitter.com/UqbvCb36zI
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) January 5, 2024
今回の記事では、「千と千尋の神隠し」のハクの正体や年齢、ハクにまつわる都市伝説について解説しました。
- ハクの正体は、コハク川の神で、水を司る龍神
- モデルになっているのは、古事記や日本書紀に登場する古き日本の神様
- 千尋とハクは、元の世界ですでに出会っていた
- ハクが湯婆婆に弟子入りしたのは、都市開発の影響でコハク川がなくなり、住む場所 を失ったから
- ハクが千尋の兄だという説があるが、ただの都市伝説であり、公式は否定している
千尋を守ろうとするハクの姿は、千と千尋の神隠しの物語の魅力の一つです。
人気がでるのも当然ですよね。
最後までお読みいただきありがとうございました!