宮崎駿監督が2001年に公開したアニメ映画「千と千尋の神隠し」。
主人公の千尋が異世界に迷い込み、魔法使いの湯婆婆や、その弟子のハクと日々を過ごし、成長していく物語です。
ところで、なぜハクは魔法使いである湯婆婆に弟子入りしたのでしょうか?
今回の記事では、ハクがなぜ魔法使いになろうと考えたのか、湯婆婆に弟子入りした理由について解説していきます。
ぜひ最後までお付き合いください!
目次
「千と千尋の神隠し」ハクはなぜ魔法使いに?
🎍あけましておめでとうございます🎍
1月5日よる9️⃣時
2024年・辰年🐉のスタートは!
『#千と千尋の神隠し』不思議な町に迷い込んだ少女千尋👧
両親を豚に変えられ…🐖
湯屋で働くことに
果たして元の世界へ帰れるのか?宮﨑駿監督の名作ファンタジー!✨
みんなで初ジブリしませんか?😊 pic.twitter.com/58NpAVzW2q— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) December 31, 2023
魔法使いになり琥珀川を復活させたかったから
ハクは、もともとは琥珀川という川の主でした。
川に宿る水神だったんですね。
しかし都市開発によって琥珀川は消滅。
ハクは居場所を失い、異世界にたどり着くことになります。
そこで出会った、魔法使いという存在に弟子入りし、新たな力を手に入れて、失われた琥珀川を復活させようとした。
ハクがそう考えたというのは、納得できる理由です。
魔法で新しい川を作りたかったから
魔法で新しい川を作ろうとした、という理由も考えられます。
新たな川を創り出し、その川に宿れば、琥珀川に住んでいたころに戻れる。
そのための力を、「魔法」という新たな力に求めたのではないでしょうか。
日本古来の神であるハクにとって、魔法という力は未知の力です。
その未知の力ならば、新しい川を創り出せるのではないか、と、ハクが考えても不思議ではありません。
神の力を取り戻すため
日本古来の神様は、万物に宿ることで神としての力を手に入れます。
水神であるハクは、川に宿ることで力を得ていたのです。
しかし琥珀川を失ったことで、ハクの力の源は消失。
異世界に迷い込み、湯婆婆と出会った頃のハクは、神としての力をほとんど失っていたのでしょうね。
だから「魔法」という新たな力を手に入れて、神の力を取り戻そうと考えた、というのは、ありえる話ですね。
「千と千尋の神隠し」ハクが湯婆婆の弟子になった理由を考察
ノーカット放送#千と千尋の神隠し
金曜よる9時原作・脚本・監督:#宮﨑駿
プロデューサー:#鈴木敏夫
音楽:#久石譲
主題歌:#木村弓
声の出演:#柊瑠美,#入野自由,#夏木マリ,#内藤剛志,#沢口靖子,#我修院達也,#神木隆之介,#玉井夕海,#大泉洋,#はやし・こば,#上條恒彦,#小野武彦,#菅原文太 pic.twitter.com/gNOdSQxy7Y— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) January 3, 2024
リスクを冒してでも目的を達成したかったから
ハクは、なぜ湯婆婆に弟子入りしたのでしょうか?
ハクにしても、湯婆婆に弟子入りすることにリスクがあるのは、十分に分かっていたはず。
おそらく湯婆婆のことは警戒していたでしょう。
にもかかわらず、ハクは湯婆婆に弟子入りし、自身の名前を湯婆婆に教えて、契約を結んでしまいました。
ハクにしてみれば、リスクは承知の上だったのでしょうね。
リスクを冒してでも、失った力を取り戻そうとしたのでしょう。
それだけ、琥珀川がなくなってしまったことは、ハクにとって致命的な事態だったわけです。
追い詰められたことで判断力を失っていたため
追い詰められた状況で、ハクが冷静な判断力を失っていた、ということも考えられます。
つまり焦っていたんでしょうね。
住む場所を失った神様は、いずれ誰からも思い出されなくなり、世界から消えてしまう。
ハクは自らの存在を守るために、急いで新たな居場所か、新たな力を手に入れる必要があったのでしょう。
その焦りのせいで、湯婆婆と契約してしまった、というのは考えられる話です。
結果として湯婆婆にうまく利用されることに
湯婆婆「ここはね、人間の来るところじゃないんだ
八百万の神さま達が疲れを癒しにくるお湯屋なんだよ」#千と千尋の神隠し#金曜ロードショー pic.twitter.com/O5ErwsbCo3— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) January 5, 2024
しかし結果として、ハクは湯婆婆と契約し、うまく利用されることになってしまいました。
おそらく、ハクが湯婆婆を警戒していることや、ハクが焦っていることは、湯婆婆には見透かされていたのでしょうね。
長い間を神様として生きているせいで、ハクは「人間」という生き物をよく知らなかった。
だから、湯婆婆にうまく利用されてしまったのでしょう。
実年齢では、ハクと湯婆婆のどちらが年上なのかはわかりませんが、湯婆婆が婆の姿なのは伊達ではなかった、というわけです。
千尋とのやり取りでも、湯婆婆が世慣れていることは良くわかります。
世間知らずなハクでは、太刀打ちできなかったわけですね。
その後湯婆場との契約は解除されたのか?
結局、ハクが湯婆婆と結んだ契約は解除できたのでしょうか?
物語のラストで、ハクは自らの名前と記憶を取り戻しました。
千尋が、ハクの事を思い出してくれたおかげですね。
龍の姿に戻れるようになったことから考えて、失った力も一部は取り戻したのでしょう。
この段階で、ハクが湯婆婆と結んだ契約は半分解除されたようなもの。
後は、ハクが湯婆婆と交渉すれば、契約を正式に解除するのはむずかしくはないでしょう。
もう一度、ハクが湯婆婆に騙されなければ、ですが。
まあ今度はハクも湯婆婆のやり口を理解しているのだから、心配はいらないでしょうね。
まとめ
#ホーム・アローン
ご覧いただきありがとうございました!
クリスマスはこれからだっ😊🎄次回は1月5日(金)
🐉辰年のスタートは🐉
『#千と千尋の神隠し』宮﨑駿監督の大傑作✨
不思議な町に迷い込んでしまった
千尋の冒険ファンタジー😄来年はみんなで
”初ジブリ”しませんか? pic.twitter.com/Wf3oTnSe59— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) December 22, 2023
今回の記事では、「千と千尋の神隠し」のハクがなぜ魔法使いになろうと考えたのか、湯婆婆に弟子入りした理由について解説しました。
- ハクは、魔法使いになり新たな力を手に入れることで、琥珀川を復活させたり、新しい川 を作ったりして、新たな居場所を手に入れようと考えた
- そのためにリスクは承知で湯婆婆に弟子入りしたが、焦る気持ちをうまく利用されて、湯 婆婆に名前を奪われ、操られることになった
- 物語がエンディングを迎えた後で、契約を解除することに成功したと考えられる
ハクは長い時間を生きている神様ですが、人間の悪意には疎いようです。
そのあたりも、神様らしい気がしますね。
最後までご覧いただきありがとうございました!