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千と千尋の神隠し/湯婆婆が名前を奪う理由は?千尋が間違えたのはなぜかについても

千と千尋の神隠し

2001年公開のアニメ映画、「千と千尋の神隠し」。

宮崎駿さんが監督を務めている作品です。

この物語の中で、主人公の荻野千尋は名前を奪われ、千という新たな名前で油屋で働くことになります。

今回の記事では

  • 湯婆婆が千尋から名前を奪った理由
  • 千尋がサインする時に名前を間違った理由

について考察していきます。

ぜひ最後までお付き合いください!

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「千と千尋の神隠し」湯婆婆が千尋の名前を奪う意味と理由は?

名前を奪うことで千尋の自由を奪うため

古来、日本やアジア圏の国には、名前はその人間のすべてを現している、という考え方があります。

名前を知られることは、すなわち自分のすべてを支配されることにつながる。

それがアジア圏での古来からの考え方なんですね。

そのため、本名を隠して通称を名乗る、といった風習があるんです。

隠された本当の名前は家族しか知らず、忌み名(いみな)と呼ばれます。

通称は、字(あざな)と呼ばれていますね。

有名なところでは、坂本龍馬の「竜馬」は字になります。

忌み名は「直柔」ですね。

坂本龍馬は、家族にあてた手紙の中では、忌み名である直柔の名前を使っています。

家族以外には、本当の名前は隠しているんですね。

名前を奪う事は、昔ながらの考え方では自由を奪う事につながる、というわけです。

油屋の従業員として扱うため

油屋の従業員として扱うために新たな名前を与えた、という考察もできます。

油屋は、一説によると湯屋、つまり風俗店の類ではないか、とも言われているのです。

古来、遊郭などで働く女性は、かつての名前を捨てて新たな名前を名乗るのが一般的。

現代でも源氏名というものがありますね。

油屋で働くならば、新しい名前を名乗ることが必要だから、名前を奪ったんですね。

千尋では名前負けしているから

千尋という名前は、「せんじん」という読み方もできます。

せんじんと呼んだ場合は、「とても深い」とか「とても高い」という意味になります。

千尋の谷、という言葉もありますね。

また「ちひろ」と言う言葉には、「計り知れない深さ」という意味も。

つまり千尋という名前には、「表面だけではなく、奥深い人間になって欲しい」という意味が込められているわけです。

現在の、まだ子供でしかない千尋では名前負けしている、と思われても仕方がないですね。

千という名に込められた意味とは?

千という字には「たくさん」という意味があります。

ですが千尋という名前に込められている、「奥深さ」や「高さ」を取り除いた名前、とも捉えられますね。

つまり湯婆婆は、千尋に表面しか理解できない人間になって欲しかったのでは?

もし千尋が湯婆婆の狙い通りに、表面しか見えない人間になっていたら、元の世界には帰れなかったでしょうね。

それが湯婆婆の狙いだったのではないでしょうか。

 

「千と千尋の神隠し」千尋が名前を書き間違えた理由はなぜ?

湯婆婆との契約書にサインする時に、千尋は自分の名前の苗字の漢字を間違えて書いています。

それが何故なのかについて考察しましょう。

緊張のために名前を書き間違えた

まず考えられるのは、「千尋が緊張して名前を書き間違えた」という理由です。

千尋はまだ子供。

大人から「契約書にサインしろ」と言われて、緊張しないはずがありません。

だから名前を書き間違えた、というのは納得できる理由ですよね。

千尋が意図的に名前を書き間違えた

千尋が意識して名前を書き間違えたのではないか、という考察もできます。

前述したように、名前という物には重要な意味があります。

千尋はそのことを知らないでしょうが、子供らしい直観力で「嫌な予感がした」。

だから、わざと名前を書き間違えたのではないでしょうか。

しかしこの場合は、せっかく名前を書き間違えて本名を隠したのに、湯婆婆にさらに上をいかれてしまったわけですね。

年の功といいますか、婆の姿なのは伊達ではない、という事でしょうか。

神様の世界に迷い込んだため名を忘れかけていた

神様の世界に迷い込んだ影響で、千尋が自らの名前を忘れかけている、という考察もできます。

神様の世界では人間界での記憶が徐々に失われていく、というわけですね。

また千尋が迷いこんだ世界は、死後の世界なのではないか、という考察も。

もしも死後の世界なのだとしたら、生前の記憶が失われていくことにも納得がいきますね。

つまり、千尋は少しずつ、本当の死に近づいている、というわけです。

宮崎監督の演出

このシーンは、千尋の子供らしい、おっちょこちょいな部分を表現した、宮崎駿監督の演出なのではないか、という考察もあります。

確かにそう考えると、このシーンだけで千尋の子供らしさが表現されている、上手な演出ですね。

一生懸命に振舞っていても、あくまでも子供なんだから、間違えたりもするだろう。

そういわれると違和感はありませんね。

 

まとめ

今回の記事では、湯婆婆が千尋から名前を奪った理由と、千尋がサインする時に名前を間違った理由について考察しました。

  • 名前を奪うことが、その人物を支配することにつながるから
  • 油屋の従業員としての、新たな名前を与えようとしたから
  • 千尋という名前に込められた意味から考えて、まだ子供の千尋にはふさわしくないから、などの様々な理由が考えられる
  • サインする時に名前を書き間違えたのは、緊張のせい、わざと間違えた、名前を忘れかけ ている、などの理由が考えられる

千と千尋の神隠しには、様々な隠喩が込められていると言われています。

そのすべては、製作者にしかわからないのでしょうね。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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