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ラプンツェル盗賊の足の指が6本なのは作画崩壊?名前や夢についても

塔の上のラプンツェル

「塔の上のラプンツェル」で、塔の外に出たラプンツェルが最初に行った場所が森の中の酒場でした。

酒場には盗賊たちがいましたが、そのうちの一人の盗賊の足の指が6本あったことをご存知でしょうか?

足の指が6本あったことに何か意味はあるのか、それとも作画崩壊(ミス)なのか?

ここでは盗賊の足が6本ある理由を考察します。

また酒場にいた主な盗賊たちの名前や夢についてもご紹介します。

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「塔の上のラプンツェル」盗賊の足の指が6本なのは作画崩壊?

足の指が6本なのは作画崩壊(ミス)?

「塔の上のラプンツェル」で酒場にいた盗賊の足の指が6本あるのは、以下のツイートを見るとわかります。

足が6本あるシーンが作画ミスかというと、そうではありません。

鼻が大きく少しブサイクで、体中傷だらけ、そして青白い顔をした盗賊はビッグノーズというキャラクターですが、最初から「足の指が6本ある」キャラクターとして作られました。

初見で足の指が6本あることに気づく方は少ないと思いますが、6本あることに気がついても「作画ミス?」としか感じないかもしれません。

でも指が6本ある方は実際におり、「塔の上のラプンツェル」でも制作側が演出のひとつとして、意図的に指が6本あるキャラクターを登場させたと考えられます。

指が6本あるマンガのキャラクター

製作者が意図的に指が6本あるキャラクターを登場させている作品は他にもあります。

山口貴由さん作「シグルイ」の岩本虎眼(いわもとこがん)という登場人物は右手の指が6本ありました。

アメリカのTVアニメ「怪奇ゾーン グラビティフォールズ」にも生まれつき両手の指が6本あるキャラクターが登場しています。

またアニメではありませんが、映画「羊たちの沈黙」「ハンニバル」に登場したハンニバル・レクターは、映画での描写はなかったものの、指が6本あるという設定のキャラクターでした。

アニメやマンガは人が作るものですから、ミスにより指が6本描かれた作品はいくつもあります。

しかし制作側が意図して指が6本あるキャラクターを登場させることは実際にあるのです。

キャラクターの指が6本ある理由を考察

「塔の上のラプンツェル」のビッグノーズの足が6本ある理由は多指症と考えられます。

多指症

多指症とは指が本来5本あるところ、6本以上ある状態のことを言います。

先天性の奇形で、手の場合は親指に発生することがほとんどで、足では外側に発生します。

なぜ多指症が発生するのか、原因はわかっていません。

現在先進国では1才を目安に治療が検討され、過剰となっている指を切除する手術が行われるようです。

手術が1回で済む場合もあれば、2回以上に分けて行われることもあります。

多指症のキャラクターを登場させた意味

ビッグノーズを多指症のキャラクターとして登場させたのは、特に深い意味があってのことではないと考えています。

もしあったとしても、ちょっとした演出だと考えられます。

人種に関係なく、多指症で生まれてくる方は実際にいます。「

ですから「塔の上のラプンツェル」では現実に即して、多指症のキャラクターを登場させただけ、ということではないでしょうか。

日本とアメリカでの考え方の違い

日本とアメリカでは多指症または欠指症(指が5本未満)に対して考え方が違うと言われています。

簡単に言うと日本では差別的な考えがありますが、アメリカでは差別的な考えはないということです。

日本のアニメにはかつて指が5本でないキャラクターを登場させた作品がありました。

「妖怪人間ベム」(1968-1969)のベム、ベラ、ベロらの指は3本でした。

「ハクション大魔王」(1969-1970)の魔王やアクビの指は4本でした。

どちらも人間ではありませんが、欠指症の登場人物でした。

しかし2000年代に作られたリメイク版では、どちらの作品のキャラクターも5本指に変更されています。

これは「多指症または欠指症が障害者差別を助長する」という考えに基づき、リメイク版では5本指に変更されたようです。

しかし「塔の上のラプンツェル」が作られたアメリカなど諸外国では、多指症または欠指症が差別を助長する、または差別につながるという考えはないそうです。

そのためビッグノーズという多指症のキャラクターを登場させても問題がなく、このような設定がされたと考えられます。

「塔の上のラプンツェル」酒場の盗賊たちの名前や夢について

ラプンツェルが森の中の酒場で出会った盗賊たちは、一見怖そうですが実は心やさしい人たちばかりでした。

彼らはそれぞれに夢を持っていました。

ここでは主な盗賊たちの名前と夢をまとめました。

フックハンド:ピアニストになる

いかつい顔、大きな体のフックハンドは見るからに怖そうでした。

争いごとで左腕を失ったしまったようで、腕には大きなフックをつけていました。

でも実はピアノが上手で、かつてはピアニストになりたいという夢を持っています。

酒場ではピアノを弾きながら「人を見かけで判断するな。命奪うより、心奪いたいんだ」と歌っていました!

フックでありながら、あれだけ上手にピアノを引くのは見事!

エンディングでは世界一のピアニストへの道をまっしぐら!と紹介されていました。

ビッグノーズ:恋人がほしい

鼻が大きく、顔は青白く、足の指が6本あり、しかも臭いというキャラのビッグノーズ。

彼の夢は恋人がほしいです。

酒場では「いつかかわいい彼女を乗せボートを漕ぎたい」「こんな顔だけど心はやさしい」と歌っていました。

そしてエンディングでは夢が叶い「真実の愛を見つけた」と紹介されていました!

ウルフ:パントマイマー

ウルフはパントマイムが得意なキャラクターで、セリフは一切ありません。

体の動きだけですべてを表現していました。

城の牢屋に捕らえられたユージーンを救い出すシーンでもパントマイムを披露しました。

ウルフの夢はパントマイムというより「人を喜ばせること」なのかもしれません。

ラプンツェルが帰ってきたお祝いでも、みんなの前でお得意のパントマイムを披露していました。

ショーティー:楽しく過ごす?

引用元:映画「塔の上のラプンツェル」

天使のように羽が生え、弓矢を持っていたおじいちゃんはショーティーという名前でした。

酒場では天井から吊るされて店の中をぐるぐる回されたり、城の牢屋では「合言葉を言いな」と兵隊たちに言い、ユージーンの脱獄を手伝っていました。

夢は不明ですが、ショーティーは毎日お酒を飲めて楽しく過ごせればいいのかもしれません。

まとめ

この記事では「塔の上のラプンツェル」に酒場の盗賊ビッグノーズの足の指に注目しました。

  • 足の指が6本なのは作画ミスではないく、製作者の意図によるもの
  • ビッグノーズは多指症と考えられる
  • 多指症のキャラクターを登場させたのは深い意味はない

また酒場にいた主要な盗賊たちの名前と夢をご紹介しました。

  • フックハンド:ピアニストになる
  • ビッグノーズ:恋人がほしい
  • ウルフ:パントマイマー
  • ショーティー:楽しく過ごす?

最後までご覧いただきありがとうございました!

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