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「ヴァニタスの手記」ノエの過去をルイとの関係から解説!能力やドミニクについても

ヴァニタスの手記

「ヴァニタスの手記(ヴァニタスのカルテ)」の主人公の一人であるノエ・アルシヴィスト。

褐色の肌と紅の瞳、銀色の髪を持つ吸血鬼です。

愛犬のムルをかわいがる真面目な好青年のノエですが、天然なところも持ち合わせています。

そんなノエは過去に壮絶な体験をしています。

ここではノエの過去を幼馴染のルイとの関係から解説。

またノエが持つ特殊な能力やドミニクとの関係についてもまとめました!

 

「ヴァニタスの手記」ノエの過去をルイとの関係から解説

ノエの基本情報

  • 名前:ノエ・アルシヴィスト
  • 年齢:19歳
  • 性別:男
  • 種族:吸血鬼
  • 身長:187cm

ノエ・アルシヴィストはヴァニスタと並ぶ「ヴァニスタの手記」の主人公の一人。

田舎町の出身であるノエは、「貌(かたち)持たざる者」という異名を持つ先生から「ヴァニスタの書」を探すように言われてパリへ。

そこで「ヴァニスタの書」を使い、呪持ちの吸血鬼を治療する能力を持つヴァニタスと出会うことで物語は動き出します。

ずっと田舎で生活してきたノエにとってパリに来るのはこれが初めて。

そのため、花の都パリで目にするものすべてが新鮮。

街を歩いているだけで、つい舞い上がってしまい、迷子になってしまうことも。

好物は血とアルトタタン。

紳士的で穏やかな物腰ですが、一度キレて戦い始めると、とんでもない強さを発揮します。

こんなところもすべてノエの大きな魅力になっています。

孤児だった過去

単行本2巻5話にある説明によると、ノエ・アルシヴィストは孤児。

わかっているのは、幼い頃雪が降る日に泣いていると、人間のおじいさんとおばあさんに拾われて一時育てられていたこと。

その後おじいさんとおばあさんが亡くなり、墓参りのために花を摘もうとしたところ誘拐され、「血を暴く牙(アルシヴィスト)」の生き残りとして闇市へ連れて行かれたこと。

そして競売にかけられていたところをルイとドミニクの祖父=先生に買われたことです。

アヴェロワーニュの森の城へ

先生に拾われたノエは、アヴェロワーニュの森にある先生の城で暮らすことに。

そこでノエは混沌(バベル)と呼ばれた実験事故の結果、人間が持つ構成式が書き換えられ、赤い目を持つ吸血鬼が生まれたことなど、さまざまなことを先生から学びます。

 

なおノエが一人ぼっちになった理由や、両親に何があったのかなど、ノエの幼少期についてはすべて不明。

今後のストーリーの中で明らかになると思われます。

なお先生はしょっちゅう名前を変えているため「貌(かたち)持たざる者」の異名を持っています。。

初めての友達

ある日ノエは、ルイとドミニクという兄妹を先生から紹介されます。

ルイとドミニクは先生の孫で、兄のルイは物知りで積極的なタイプ。

一方のドミニクは引っ込み思案で、兄の後ろで恥ずかしそうにしているタイプでした。

時にはケンカをすることもありましたが、ノエにとってルイとドミニクは初めての友達。

またノエは城の近くに住む子どもたちとも仲良くなり、一緒に遊ぶなど、毎日を楽しく過ごすようになります。

兄妹なのに別れて暮らすルイとドミニク

ちなみにドミニクは、遠くにあるサド家の屋敷から月に1回アヴェロワーニュの森の城へ。

ルイは先生の城でずっと生活していました。

祖父の城で暮らす理由を「生まれてすぐに病気が見つかったから。ボクはサド家の死んだことになっている」とルイは説明していましたが、本当の理由は違いました。

ルイが家族と離れて暮らす理由は後で解説します。

ルイが呪持ちに

ある日、ルイは呪持ち(のろいもち)なってしまいます。

呪持ちとは、吸血鬼にとって命同然の真名(しんめい)を何者かに奪われ、我を忘れたように周囲の人間や吸血鬼の血を吸おうとする吸血鬼のこと。

ルイも突然暴れだし、子どもたちを襲い始めます。

このときルイは「どうせ死ぬなら君に殺されたい」とノエに自分を殺すように頼みますが、ノエには初めての友達・ルイを殺すことができませんでした。

ルイの首をはねたのは?

ここでルイの首が突然はねられます。

ルイを殺害したのは先生。

「急いで帰ってきて正解だった」という先生は、何のためらいもなく孫の首をはねたようです。

目の前で初めての友達が死ぬシーンを見たノエは、こんな状況でも自分が生きていることに安堵した自分を「おぞましい」と感じます。

この経験がこのあとのノエの人生に大きく影響していることは間違いありません。

ノエは現在でもルイの夢を見ることがあります。

ルイは病気ではなかった?

「女王の牙」の異名を持つルイの姉・ベロニカは、ルイが家族と別れて祖父の城にいた本当の理由を「ドミニクと双子だったから」と説明しています(単行本8巻46話)。

1歳違いの兄妹として育てられてきたルイとベロニカですが、不吉な象徴とされる双子として生まれたため、本当だったら生まれてすぐにどちらかが殺されるはずでした。

しかし祖父が「もったいないからもらっていく」と言い、ルイを自分の城に連れていきます。

ルイの祖父は、ルイを使って何か試したかったようですが、何をしたかったかについては明らかになっていません。

 

どうやら先生(ルイの祖父)も何やら訳ありの吸血鬼のようです。

「ヴァニタスのカルテ」ノエの特殊な能力を解説

「血を暴く牙(アルシヴィスト)」の生き残りであるノエは、吸血鬼として特殊な能力を持っています。

  1. 血を吸うことで対象の人物(吸血鬼)の過去を知ることができる
  2. 世界式に干渉することで、戦闘時に自分の体を強化することができる

1の能力は使い方によってはとても有効。

呪持ちになったアメリアの血を吸い、アメリアが過去にシャルラタンを見たことで、真命(しんめい)を奪われた記憶を感じ取りました。

一方、ヴァニタスはノエの過去を知る能力を警戒しています。

なぜならヴァニタスは自分の過去をノエに知られたくないから。

 

2については戦闘時に効果的で、カタコンブ・ド・パリ(パリの地下にある納骨堂)で教会の狩人・ローランたちと戦った時には、壁や天井に立つという応用技も見せていました。

ノエは重力を書き換えることで、天井や壁に立つことができますが、この能力は「このくらいのことはできるようになれ」と先生から言われ、身につけたもの。

「これくらいのこと」とは言え、重力を無視した動きができるのですから、すごい力のはず。

ノエは先生にかなり鍛えられていたことがわかります。

「ヴァニタスの手記」ノエとヴァニスタの関係を解説

前で解説したとおり、ドミニクとはルイの妹(ベロニカの説明ではルイとは双子)であり、ノエの最初の友達。

幼馴染ではありますが、大人になったドミニクはノエに違った感情を持つようになります。

世間知らずのノエを心配

先生から「ヴァニタスの書」を探すよう言われ、パリにやって来たノエ。

しかし田舎暮らしが長く、世間知らずのノエにとって、パリは初めて見るものばかり。

ドミニクはそんなノエを心配して、ノエに遅れてパリにやって来ます。

このときドミニクはノエの周囲の人物に「ノエの婚約者」と自己紹介。

ドミニクとノエは単なる幼馴染ではなく、恋愛関係なのでしょうか?

ノエとドミニクは恋愛関係?

20歳のドミニクは1歳年下のノエが好きな様子。

周囲の目をはばからず、「婚約者」というくらいですから、どれほどドミニクがノエのことが好きなのかがわかります。

でもノエにとってドミニクは大切な友達ではありますが、恋愛の対象ではないようです。

というのもノエはルイを失った過去を今でも引きずっています。

もう少し自分が違う行動を取れば、ルイを死なせることはなかった、とノエは考えているようで、ドミニクのことも守りたい対象のようです。

というわけで、ノエとドミニクの関係はドミニクの一方通行。

今後も恋愛関係に発展する可能性は低いと考えられます。

まとめ

ここではノエの過去、能力、ドミニクとの関係についてまとめました。

  • 孤児だったノエは闇市で先生に買われ、森の中の城へ
  • 先生の孫であるルイとドミニクと友達になるが、呪持ちになったルイが目の前で先生に殺されてしまう
  • 「血を暴く牙(アルシヴィスト)」の生き残りのノエは、血を吸うことで対象の人物の過去を知ったり、世界式を書き換えることで戦いのときに肉体を強化する能力を持つ
  • 幼馴染のドミニクはノエのことが好きなようだが、ノエにとってはドミニクは恋愛対象ではない様子

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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