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「ヴァニタスの手記」ヴァニタスの正体は?過去やモローとの関係についても

ヴァニタスの手記

ノエと並んで「ヴァニタスの手記(ヴァニタスのカルテ)」の主人公であるヴァニタス。

作品冒頭、”空游ぐ鯨号”の乗客・アメリアの真命(しんめい)が奪われ、呪持ちになってしまいます。

すると「吸血鬼専門の医者」を自称するヴァニタスが突然現れ、アメリアを治してしまいます。

そんなヴァニタスは謎が多く残るキャラクター。

ヴァニタスは一体何者なのでしょうか?

ここではヴァニタスの正体を現在わかる範囲で解説します。

また過去やドクター・モローとの関係についてもまとめました!

 

「ヴァニタスの手記」ヴァニタスの正体を解説

ヴァニタスの正体

結論を書くと、ヴァニタスは”ただの人間”です(笑。

マンガ1話でも「ただの人間」とノエに自己紹介していましたね。

とはいうものの、ヴァニタスは単なる人間ではありません。

他の人間が持ち得ない、特殊な能力を持っています。

ヴァニタスの能力

「吸血鬼専門の医者」を自称するヴァニタスは、真命(しんめい)を奪われ、呪持ちになった吸血鬼を治療し、もとに戻す能力を持っています。

真命とは吸血鬼(ヴァンピール)が持つ真の名前のことで、吸血鬼の命そのものとも言えます。

この真命が何者かに奪われ(多くの場合ネーニアによって奪われる)、歪められると、吸血鬼は呪持ちに。

発症すると、衝動的に血を吸いたくなり、激情に駆られたように周囲の人間や吸血鬼を襲います。

呪持ちの治療方法は確立しておらず、薬で症状を抑えることくらいしか手立てはありません。

しかしヴァニタスは特殊な能力で呪持ちを治療することができます。

「ヴァニタスの書」の力

ヴァニタスは蒼月の吸血鬼から「ヴァニタスの書」と名前を受け継いでいます。

「ヴァニタスの書」には、呪持ちの歪められた真命に干渉し元に戻すことで、呪いを排除する力がありますが、ヴァニタスはこの「ヴァニタスの書」を使いこなすことができます。

なお「ヴァニタスの書」は持っているだけでは宝の持ち腐れであり、単なるガラクタに過ぎません。

所有者であるヴァニタスだからこそ書を開けて、使うことができます。

なぜならヴァニタスは蒼月の吸血鬼・ヴァニタスに血を啜られ、その力の一端を体に埋め込まれた蒼き月の眷属だから。

蒼月の吸血鬼とは?

では蒼月の吸血鬼・ヴァニタスとはどんな吸血鬼なのでしょうか?

”蒼月の吸血鬼”は8巻までに名前だけは出てくるものの、回想シーンに登場しただけで、正体はわかっていません。

わかっていることといえば、吸血鬼は紅い満月の夜に生まれてくるものなのに、ヴァニタスは不吉の象徴である蒼い満月の夜に生まれてきてしまったこと。

他の吸血鬼から怖がら、村を追い出されたヴァニタスは森の中のさまよいながら、紅い月夜に生まれた吸血鬼に復讐を誓ったこと。

そして吸血鬼の真命に干渉する力が宿った「ヴァニタスの書」を作り上げたことなどです。

ヴァニタスは蒼月の吸血鬼を殺したのか?

このあと詳しく解説しますが、ヴァニタスはドクターモローという研究者の実験体にされていた過去があります。

しかし蒼月の吸血鬼に救われます。

このとき一緒に救われたのが、モローからNo.71(ナナイチ)と呼ばれていたミハイル。

ミハイルは単行本8巻46話で、「なんでおにいちゃんがあの日蒼月の吸血鬼(とうさん)を殺したのか」とノエに言います。

ミハイルが言うことが正しいとすると、ヴァニタスは蒼月の吸血鬼を殺したことになります。

「ヴァニタスのカルテ」ヴァニタスの過去・モローやミハイルとの関係を解説

ヴァニタスの過去についてわかっている範囲内で解説します。

ドクターモローの実験体だった過去

ヴァニタスによると、ヴァニタスの両親は吸血鬼に殺されたとのこと。

その後、ヴァニタスは教会の戦闘集団である狩人(シャスール)の助けられます。

狩人とは、吸血鬼を「神が創った世界の理を捻じ曲げる異端者」として排除するために、教会の信者により構成された集団のこと。

狩人は保護したヴァニタスを新たなメンバーにすべく教育を始めますが、その途中でヴァニタスはドクター・モローに目をつけられます。

モローとは、もともとは高名な生理学者でしたが、とあるスキャンダルから学会を追放されたあと、フランスに渡り、教会に迎え入れられます。

しかし吸血鬼の研究に取り憑かれ、その狂気ゆえに教会からも追い出された人物。

ヴァニタスはモローの実験体に。

モローは実験体を番号で呼んでおり、ヴァニタスは№69(ろくきゅう)と呼ばれていました。

蒼月の吸血鬼に助け出される

 

モローの実験体として惨い扱いをうけていたヴァニタスでしたが、あるとき他の子どもと一緒に”蒼月の吸血鬼”ヴァニタスにより助け出されます。

ただしどのような経緯で”蒼月の吸血鬼”がヴァニタスを助け出したかは不明。

おそらくこの後、ヴァニタスは”蒼月の吸血鬼”に血を啜られ、その力の一端を体に埋め込まれ、蒼き月の眷属になったと考えられます。

№71(ナナイチ)とヴァニタスの関係

”蒼月の吸血鬼”はヴァニタスと一緒に、№71(ナナイチ)と呼ばれていた子どもを助け出します。

前で解説したミハイルのことです。

№71はヴァニタスのことを「おにいちゃん」と呼んでいたようです。

しかしヴァニタスの回想には、№71が「おにいちゃん、僕の父さんを返せ」とヴァニタスに言うシーンがあります。

また回想シーンで71はヴァニタスに「自分のせいでまた誰かが死ぬのは嫌でしょう?」とも言っています。

ここでの「父さん」とは蒼月の吸血鬼だと考えられます。

ヴァニタスの過去に何があった?

ドクター・モローが№71(ミハイル)の名前を出した瞬間、ヴァニタスの表情が一変。

動揺し、冷静さを失ったところをみると、ヴァニタスとミハイルの間に大きな出来事があったことは確実です。

ヴァニタスは蒼月の吸血鬼を死なせてしまったのでしょうか?

単行本8巻まででは詳細は不明です。

ただしヴァニタスは「吸血鬼を救うことが”蒼月の吸血鬼”に対する復讐だ」と話しています。

ミハイルや”蒼月の吸血鬼”との間にあった出来事が、その後のヴァニタスの行動に大きな影響を与えていることは間違いないようです。

9巻以降で詳しいことが分かり次第、記事を修正します。

まとめ

「ヴァニタスの手記」の主人公ヴァニタスの正体や過去についてまとめました。

  • ヴァニタスは蒼月の吸血鬼から「ヴァニタスの書」と名前を受け継いだ普通の人間
  • ヴァニタスは呪持ちの歪められた真命に干渉し元に戻すことで、呪いを排除する力がある「ヴァニタスの書」を所持し、使うことができる
  • 両親を吸血鬼に殺されたヴァニタスは狩人に助けられるが、モローに目をつけられ実験体に
  • 蒼月の吸血鬼に№71(ミハイル)とともに救い出される
  • ヴァニタスは蒼月の吸血鬼を殺した可能性がある

ヴァニタスの過去については今後も注目していきます。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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