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「ヴァニタスの手記」ルスヴンの正体は敵か味方か黒幕か?目的についても考察

ヴァニタスの手記

「ヴァニタスの手記(カルテ)」に登場するルスヴン卿。

ルカの叔父かつ後見人であり、吸血鬼と人間の戦争を終結に導いた和平の立役者でもあるルスヴンは英雄と称えられる吸血鬼。

正義感と高潔なイメージが漂う人物(吸血鬼)ですが、一方で裏で怪しい動きをすることも!?

ルスヴンはノエやヴァニタスの敵なのか、それとも味方なのか、はたまた作品の黒幕なのか?

ルスヴン卿の正体を考察します。

またルスヴンの目的についても考察します。

 

「ヴァニタスの手記」ルスヴン卿の基本情報

ルスヴン卿の初登場

ルスヴン卿の作品初登場は、単行本3巻11話にある異界(アルタス)で催された仮面舞踏会。

この日、異界での仮面舞踏会に参加することになったノエは、幼馴染のドミニクから「今夜の仮面舞踏会(バル・マスケ)にはルスヴン卿もいらっしゃる」と聞かされます。

ドミニクによると、ルスヴンは独自に呪持ちについて研究しているとのこと。

 

肝心の仮面舞踏会ですが、シャルラタンが現れたため大混乱に。

遅れて仮面舞踏会にやってきたルスヴンは、ヴァニタスを攻撃するベロニカ(ドミニクの姉)に「女王の牙の名を与えられた者が、その様にみっともなく力を使うものではない」とたしなめます。

ルスヴンは自分でも有名人であることを自負する大物でした。

和平の立役者

ルスヴン卿は穏健派として、吸血鬼と人間の戦争を集結に導いた立役者。

今でも英雄として称える人は多く、現在では元老院の一人として活躍する吸血鬼です。

さらにルスヴンは女王陛下に次ぐ地位と権力を持つルカ(ルキウス)の叔父であり、後見人。

ルカには自分の立場を理解させるため、いろいろと指導しているようです。

 

なおルスヴン卿は、仮面舞踏会で初めて会ったノエとヴァニスタを保護。

しかし、ルスヴンの執務室に行ったヴァニスタは女王を侮辱する発言をしたため、ルスヴンを怒らせてしまいます。

ルスヴンの正体はヴァニタスやノエの敵か味方か黒幕か考察

和平の立役者であり、ルキウス大公の後見人を務めるルスヴンですが、一方で不穏な動きも見られます。

ルスヴンはヴァニタスやノエの敵か味方か考察

あくまで私個人の考察ですが、ルスヴンがヴァニタスやノエの敵になる可能性は高いと考えています。

その大きな理由はルスヴンが自分の能力を使い、ノエに魔法あるいは暗示のようなものをかけ、誓いを立てさせたこと。

この日、ルスヴンはジャンヌに休暇を与え、ヴァニタスとのデートに行かせます。

こうすることでノエを一人にしたルスヴンは、ノエを連れて貸し切りにしたカフェへ。

ここでルスヴンは能力を使い、ノエに「どんな命であろうともそれに従う」と誓わせます。

 

このシーンから判断すると、ルスヴンはノエの先生である「貌(かたち)持たざる者」と対立しており、最初はノエを殺すつもりでいたようです。

ですが気が変わり、ノエを手駒として生かしておくことにします。

ルスヴンが何を企んでいるのかは不明ですが、ノエやヴァニタスの敵になる可能性は極めて高いと考えられます。

ルスヴンは黒幕なのか考察

同様に、ルスヴンが作品の黒幕である可能性も高いと考えています。

ジェヴォーダンに獣(ベート)が再び現れたというニュースがもたらされると、教会、マキナ公爵、元老院など各勢力がジェヴォーダンに戦力を派遣。

目的は、ダプシェ公爵家が作り出した世界式の改ざん装置の有無を確かめ、その存在が確認されれば、改ざん装置の核を入手するため。

事件は無事解決し、改ざん装置の核を手に入れたのは混血児(ダムピール)のダンテ。

しかしルスヴンと手を組んだ仮面の男に核を奪われてしまいます。

改ざん装置の核は元老院も狙っていましたが、ルスヴンは元老院を差し置いて、核を自分のものにしてしまったのです。

ルカを殺そうとしている?

また単行本4巻17話では、ルスヴンと手を組んだ人物が、仮面舞踏会でルカを殺そうとしていたことが明らかになります。

叔父であり後継者でありながら、ルスヴンはルカを亡き者にしようとしているようです。

 

さらにルスヴンは、吸血鬼の研究に取りつかれ、その狂気ゆえに教会の狩人から追放されたドクター・モローの研究を裏で支援していたこともわかっています。

以上の理由から、ルスヴン卿は作品の黒幕である可能性が高いと考えられます。

「ヴァニタスのカルテ」ルスヴンの目的は何か考察

ルスヴンが何を目的に動いているかは不明。

ですが、女王陛下に次ぐ地位と権力を持つルカの命を狙ったり、世界式の改ざん装置の核を秘密裏に手に入れたことから判断すると、ルスヴンは自分が吸血鬼の世界で権力者になろうとしているのではないでしょうか。

 

穏健派の吸血鬼として、吸血鬼と人間の戦争を集結させた功労者ですが、吸血鬼の力を取り戻し、人間と再び戦うことも視野に入れているのかもしれません。

ルスヴン卿の動きについては9巻以降も注目していく必要があります。

まとめ

「ヴァニタスの手記」に登場するルスヴン卿について考察しました。

  • ルスヴンは人間と吸血鬼の戦争を終結に導いた功労者で、元老院の一人
  • ルスヴンは能力を使い、ノエに誓いをさせていることから、ノエやヴァニタスの敵になる可能性が考えられる
  • 世界式の改ざん装置を手に入れたり、仲間がルカを殺そうとしていたり、ドクター・モローの研究を裏で支援していることから、ルスヴンは作品の黒幕の可能性がある
  • ルスヴンの目的は不明だが、吸血鬼の世界で権力者になろうとしているのではないか

ルスヴンがノエやヴァニタスとどのように対峙していくのか、今後が楽しみです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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