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ヴァニタスの手記シャルラタンとは?ネーニアの正体や目的についても

ヴァニタスの手記

「ヴァニタスの手記(ヴァニタスのカルテ)」の作品冒頭、ノエと同じ飛空船に乗り合わせたアメリアの様子が突然おかしくなります。

真命(しんめい)が汚され、呪持ち(のろいもち)になってしまったのです。

アメリアはノエの首に噛みつき吸血。

しかしヴァニタスが「ヴァニタスの書」を使用して治療し、アメリアの真命は元に戻ります。

吸血鬼の呪持ちにはシャルラタンとネーニアが関係しています。

シャルラタンとは一体何なのでしょうか?

ネーニアの正体と合わて、現在わかる範囲で解説します。

 

「ヴァニタスの手記」シャルラタンとは何か解説

君は「シャルラタン」を見たか?

単行本2巻5話、ヴァニタスは呪持ちから回復したアメリアに「君はシャルラタンを見たか?」と質問。

これまでヴァニタスから治療を受けた吸血鬼(ヴァンピール)によると、そのうちの何人かが体の異変を感じる前に、同じような光景を見ていることが確認されているからです。

それがシャルラタンのパレード。

アメリアが見たと思われるシャルラタンを確認するため、ノエはアメリアの血を吸い、アメリアの記憶を読み取ります。

シャルラタンのパレード

ノエがアメリアの記憶をたどると、アメリアは帰宅途中、霧に包まれた中で仮面をかぶった集団のパレードに出くわします。

すると黒い影(おそらくはネーニア)が「ようこそシャルラタンのパレードへ」とアメリアに呼びかけます。

「あれに捕まったら終わる!」と感じたアメリアは一目散に逃げ出しますが、黒い影は追ってきて、アメリアは自分の真名(しんめい)が壊される!と怖くなります。

アメリアの記憶をだどったノエは、アメリアの真名を奪ったのはシャルラタンであることを確信します。

仮面舞踏会にも出現

ノエやヴァニタス、ドミニクやジャンヌも参加した異世界での仮面舞踏会にもシャルラタンは出現します(2巻9話)。

このとき参加者は、人の声と機械音が混ざったような耳障りな音を感じます。

すると何人かの吸血鬼(ヴァンピール)が呪持ちに。

そして仮面の男たちや黒い影が現れ、「私たちの名はシャルラタン」と言います。

参加者のうちの何人かは、シャルラタンと接したことで呪持ちとなったと考えられます。

シャルラタンの正体は何?

結論を書くとシャルラタンの正体はわかっていません。

しかし正体につながるヒントらしきものはありました。

単行本4巻16話、もともと高名な生理学者で、吸血鬼の研究に取りつかれたため、教会を追い出されたドクター・モローが登場。

ドクター・モローはかつてヴァニタスを実験体にしていた人物でもあります。

 

ノエがモローを投げ飛ばした際、モローを助けるために仮面の男が現れます。

仮面の男は仮面舞踏会に出現したシャルラタンの一員、あるいは仲間でした。

つまりシャルラタン、ドクター・モロー、仮面の男はつながっていることになります。

シャルラタンはモローの研究を何らかの形で活かし(応用し)、ごく普通の吸血鬼を呪持ちにしている可能性があります。

モローがいう”あの方”とは?

付け加えると、「お一人で何かと不便では?」と尋ねられたドクター・モローは、「大丈夫。今の僕には”あの方”がついてるからね」と答えます。

”あの方”とは一体誰なのでしょう?

あくまで私個人の推測ですが、モローの言う”あの方”とはルスヴンだと考えています。

その理由は、16話でモローを助けた仮面の男がルスヴンと会話をするシーンがあるから(18話)。

あの方=ルスヴンだとすると、シャルラタンとルスヴンもつながっていることになります。

ルスヴンの狙いについてもわからないことが多いので、今後も注目していく必要があります。

「ヴァニタスのカルテ」ネーニアの正体は何者なのか解説

シャルラタンと一緒に現れるのがネーニアという黒い影のような存在です。

シャルラタンとともに現れると、吸血鬼の真命を奪います。

ネーニアの正体は単行本7巻38話で明らかになります。

ヴァニタスによると、ネーニアとは”死を囲うもの”を意味し、原初なる紅月の吸血鬼・女王ファウスティナの禍名(まがつな)とのこと。

禍名(まがつな)とは、吸血鬼の命そのものである真命(しんめい)を改ざん式により歪められたもの。

つまり女王ファウスティナも真命を何者かに奪われ、歪められていることになります。

なおヴァニタスは吸血鬼の女王はすでに死んだと考えているようです。

なぜ女王の真命が歪められたのかは謎です。

「ヴァニタスの手記」シャルラタンやネーニアの目的を考察

シャルラタン、あるいはネーニアが何を目的に吸血鬼を呪持ちにしているかは不明。

ただし吸血鬼の研究にのめり込んだドクター・モローが関わっているということは、吸血鬼を呪持ちにするということは、何らかの実験の一環ではないかと考えられます。

モローやルスヴンは何らかの目的のためにシャルラタンを使い、実験的に吸血鬼たちを呪持ちにしているのではないでしょうか。

例えば呪持ちにすることで吸血鬼のさらなる進化を促すなど。

 

シャルラタンの正体や目的を考察するには情報が不十分。

もう少し話が進んだ時点で、再び考察をするつもりです。

まとめ

「ヴァニタスの手記」のシャルラタンやネーニアについて解説しました。

  • 呪持ちになった吸血鬼の何人かは、その前にシャルラタンのパレードを目撃している
  • シャルラタンの正体は不明だが、仮面の男、ドクター・モロー、ルスヴン卿とつながっている可能性がある
  • ネーニアの正体は原初なる紅月の吸血鬼・女王ファウスティナの禍名(まがつな)
  • シャルラタンやネーニアの目的は不明

最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

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