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タイタニックのローズはダイヤのネックレスをなぜ捨てた?碧洋のハートのモデルは実在するかについても

タイタニック

映画「タイタニック」はジェームズ・キャメロン制作の1997年の大ヒット映画。

2023年には期間限定で4Kリマスターとして公開されました。

大型豪華客船タイタニックで知り合ったジャックとローズですが、それは運命の出逢いとも言えるほど美しく切ない愛の物語です。

 

映画の中で、ローズは婚約者から「碧洋のハート」と言われるネックレスを貰うのですが、この宝石は作品においての重要な役割、または象徴でもあります。

ジャックが、服を纏わない碧洋のハートだけをつけたローズの姿を描くシーン、また婚約者であるキャルが泥棒の汚名をきせようとジャックの上着のポケットに入れるシーンなどというエピソードでも登場します。

ここでは、ローズはなぜダイヤのネックレスを捨てたのか?

碧洋のハートのモデルは実在するかについて探っていきます!

 

タイタニック(映画)ローズはダイヤのネックレスをなぜ捨てた?

実は、この映画ではネックレスの捨て方が2通りあったというのです。

  • みんなの前で捨てる
  • 誰にも言わずにこっそり捨てる

結果的には、こっそり捨てておりローズは、高価なネックレスに価値を感じておらず本質的なことで価値を見いだすことのできる女性だったのです。

ここではローズがダイヤのネックレスを捨てた理由を考察します。

ジャックとの思い出を大切にしたかったから

ローズにはジャックとの思い出を美しいままで終わらせたい、という気持ちがあったのではないでしょうか?

大切な秘密は、ジャックとだけ共有したかったのかも知れません。

それだけ、ジャックとローズのお互いへの想いは真実であるとともに二人だけの思い出でもあったのでしょう。

どんなに高価な宝石よりも、大切なものをローズは見つけたのだと思います。

ジャックとの思い出の品を他人に利用されたくなかった

ローズはネックレスを換金する事もできたわけですが、実際には誰にも言わずに宝石を保管していました。

タイタニックを発見した人たちはお金目当てでしたし、欲にかられた人たちにとってよからぬ事にもなりかねないと懸念したのかも知れません。

ローズにとっては、高額なネックレスは問題ではなく、ただ純粋な愛のほうが大切だったのではと思えます。

 

人はお金を前にすると、やはり本性が出るといいますか、お金は怖い、人を変えると思います。

ローズにとってはたまたま高価な宝石を婚約者から貰っただけで、ジャックから石ころを貰ったとしたら、そちらの方がうれしかったのではないでしょうか。

ジャックに自分が来たことを知らせるため?

これは、ローズは年老いてからこっそり「碧洋のハート」を捨てたのですから、そうではないと思います。

また、かなりの高齢になっていたローズは、調査団に語るとき、ジャックのことは誰にも話していない、写真も残っていない、でも彼は私の心の中に生き続けている、と言っています。

監督が観客に考えさせるための演出とも考えられる

監督が伝えたかったことの演出として、という説もあります。

お金では買うことができない何よりも大切なものは命であり、それぞれの人生である、と考えたのでは?とも言われています。

ローズに捨てさせることによって、なぜ?どうして捨てたのか?と、観客に立ち止まり考えてほしかったための演出だったとの声もあるようです。

 

碧洋のハートのモデルは存在する?

「碧洋のハート」にモデルはなく、映画における架空の宝石だとも言われていますが、「ホープダイヤモンド」だとの説が濃厚です。

ホープは希望を想像させますが、実は人物名だそうです。

かつての所有者である、ヘンリー・フィリップ・ホープの名が由来となっています。

ホープダイヤモンドがモデル

ローズが婚約者からプレゼントされたブルーダイヤモンドのネックレス「碧洋のハート」は、やはり伝説のブルーダイヤともいわれている「ホープダイヤモンド」がモデルだと言われています。

青く美しく大きな宝石は、多くの人々を魅了したことでしょう。

ホープダイヤモンドは持ち主を不幸にするとも

「ホープダイヤモンド」は、実際に存在した宝石ですが、ホープ(希望)という名前とは反対の、所有者を破滅させながら色々な人の手に渡っていった宝石だそうです。

この作品でも、ポケットに「碧洋のハート」を入れられたジャックは凍死しており、「碧洋のハート」はある意味「ホープダイヤモンド」よりも強い呪いを秘めた宝石とも言えるのかも知れません。

タイタニックが沈没したのも宝石の呪いだったのかも知れません。

碧洋のハートの価格は?

世界最大のブルーダイヤモンドで、45.52カラットと言われています。

一般的な婚約指輪のダイヤモンドは平均して0.2〜.0.4カラット。

約45カラットのブルーダイヤモンドは、いくらするのでしょうか?!

また、ホープダイヤモンドは、とてもクオリティが高く最高級とも言われており、「碧洋のハート」の価格は、日本円に換算するとなんと22億円以上だと言われています(為替相場により変動しますが)!

ちなみに、タイタニックのハートオブオーシャンは56カラットで、ホープダイヤモンドより高価だと言われているようです。

 

まとめ

ローズはなぜダイヤのネックレスを捨てたのか?

  • ローズが、碧洋のハートを捨てたのはジャックが存在した証だったから
  • 年老いたローズは、調査団に話すことによりもう碧洋のハートは必要なくなったと感じた
  • ローズは、海より深い秘密と心に残る美しい思い出のほうが価値があると思えた

碧洋のハートは実在するのか?

  • 碧洋のハートは、ホープダイヤモンドがモデルと言われている
  • ホープダイヤモンドはとても大きく珍しく、また高価な宝石
  • 一方では呪われているとも言われている宝石である

いずれにしても、ローズにとって宝石の価値より大切なものがある、それで海にそっと捨てたのでしょう。微笑みながら‥。

かなり前の作品ですが、月日を経ても観てよかったと思える作品です。

本当に大切なものというのはお金ではない、まさしく心に残るその象徴が碧洋のハートを捨てたことにも現れているのだと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました!

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